『VALORANT』は、「LoL」のゲーム会社として有名なRiot Gamesが2020年6月にアジア・アメリカ・ヨーロッパの3地域で同時リリースした本格タクティカルFPSゲーム。
プレイヤーは世界の危機を救うため集結したエージェントとなり、5対5のチーム戦に挑む。eスポーツでも目玉になるだろう注目度No.1タイトルだ。競技性の高いFPSにチャレンジしたい人におすすめ。
オンラインゲームの覇者・ライアットゲームズが手がける最新FPS
競技人口1億人を超え、世界でもっともプレイヤー数が多いと誉れ高いオンラインPCゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」。その開発で知られるライアットゲームズ(Riot Games)が満を持して打ちだした初のFPS、それが本作「VALORANT」だ!
本作は世界中のプレイヤーと5対5のチーム戦で競いあう本格タクティカルFPS。プレイヤーは自身の分身となるエージェントを操り、ライバルたちと雌雄を決する戦いに飛びこんでいく。テクニック、チームの戦略、そしてなによりプレイヤー自身のアイディアが勝敗を分ける白熱のFPSが楽しめる。
ゲーム自体のクオリティはもちろん、本作の注目ポイントは要求スペックの低さ。運営チームが「10年前のPCでも遊べる」と豪語するように、最新のゲーミングPCでなくとも十分にプレイが可能だ。2020年の最新ゲームとは思えないほど要求スペックが低く、OSにいたってはWindows7まで対応。FPSといえば高額なゲーミングPCが必須のイメージがあるが、本作ならば通常のPCしか持っていないライトユーザーでも気軽に遊べる。
▲このきめ細かいグラフィックを幅広いPCで堪能できるぞ。
「世界中のプレイヤーに参戦してほしい」という運営チームの方針どおり、初心者から上級者まで広く門戸を開いているFPSだ!
全25ラウンドで勝敗を決めるカウンターストライク対戦
本作の対戦形式は俗にカウンターストライクと呼ばれる陣地爆発ゲームを採用している。
参加プレイヤーは5対5になるよう攻撃側と防衛側に分かれ、それぞれの勝利条件を満たすべく行動していく。攻撃側は爆弾(スパイク)を敵陣地に設置し、爆破に成功すれば勝利。防衛側は制限時間内に爆弾設置を阻止、あるいは解除に成功すれば勝利となる。もちろん敵チームを全滅させてもOKだ。
爆弾を設置できるポイントは決まっており、その付近でのはげしい攻防や一瞬の駆け引きが本作のキモとなっている。攻めるか、守るか。チーム全体の戦略と個人の閃きが勝敗を分ける王道FPSに仕上がっているぞ。
▲右側に見えるのが爆弾(スパイク)。 こいつをどう扱うかが勝負のカギをにぎる。
試合は25ラウンド1セットとなっており、12ラウンドを終えた時点で攻守交替となる。攻撃か防衛、どちらかだけ得意というわけにはいかない。両局面に対応できるよう腕を磨きたいところだ。ちなみに爆弾設置の制限時間は100秒のため、25ラウンドといってもそこまでの長丁場にはならないのがありがたい。
ここまでならばクセのないFPSに見えるだろうが、本作のポイントはエージェント、そして彼らが持つアビリティにある。エージェントの要素を加えることで、シンプルなカウンターストライク対戦がほかにはない刺激的なFPSに昇華しているのだ。
テクニック、戦略、そしてエージェント。すべてを駆使して勝利を掴み取ろう。
VALORANTの世界で活躍するエージェントたち
本作でプレイヤーが操作するエージェント。彼らはVALORANTの世界をおそう未曽有の危機に対抗すべく、世界中から集結した選りすぐりのプロフェッショナルたちだ。危険な壊し屋、名うての戦略家、そして狩人など、現時点で11人のエージェントが登場。プレイヤーは自分のプレイスタイルやエージェントの個性を吟味して、最適なパートナーを選択する。
めずらしいのがエージェントひとりずつに設定されたバックストーリーの存在だ。FPSでありながら、ユニークなキャラクターたちのぶつかりあいが楽しめる。
彼らは4つのロール(役割)に分類され、そのなかでそれぞれが唯一無二のアビリティを所有する。試合ではエイム精度や立ち回りだけでなく、エージェントの個性をどう活かすかも勝負の分かれ目となるだろう。
ここでは4つのロールからひとりずつエージェントを紹介しておこう。
ジェット
韓国出身のエージェント。高い俊敏性の持ち主で、銃弾が飛び交う危険な戦場を顔色ひとつ変えず駆けめぐる。ジェットの手にかかれば敵はなにが起こったか理解するより早く、鋭いナイフの餌食になっているだろう。
主なアビリティは高速移動。ほかのエージェントには真似できない大ジャンプや加速を得意とする。正確無比な投げナイフにも要注意だ。
ロール:デュエリスト
攻撃に優れるエージェント。先陣を切ってひたすらキル数を稼いでいくアタッカー役だ。敵をなぎ倒していく爽快感を味わいたいプレイヤーにピッタリなロール。
ブリーチ
豊満なヒゲと巨漢が目立つスウェーデン人。彼の武器は、生体工学の粋を集めた世界最高峰の義肢だ。戦闘では義肢を変形させることで強力な衝撃波を射出可能。規格外の手段で戦況をコントロール可能な頼れるダンディだ。
特殊な衝撃波をチャージ、および発射するアビリティが特徴的。大規模な爆発はもちろん、暗闇を作ったり地震を発生させたりと、用途は広い。
ロール:イニシエーター
索敵や妨害を得意とするいぶし銀なエージェント。決して目立たないが、チームの勝利を堅実に支える大事なロールといえる。
ヴァイパー
アメリカ合衆国からやってきた女性エージェント。まるで毒ガス実験でもおこなっているかのような仰々しいマスクが目につくが、それもそのはず。トップレベルの化学者である彼女の武器は危険な化学兵器の数々だからだ。致死性の猛毒を巧みに操るヴァイパーの手にかかれば、戦場はだれも逃げられない蜘蛛の巣と化すだろう。
毒性の化学物質を活用するアビリティが非常に多い。切り札は自身の周囲に霧状の毒を散布し、敵の視界とHPを奪うヴァイパーズピット。
ロール:コントローラー
敵の視界や行動を大幅に制限する妨害タイプのエージェント。イニシエーターが自陣の活路を拓くサポーターならば、コントローラーは相手のチャンスをひたすらつぶしていく厄介なロールだ。
サイファー
英語で「暗号」を意味するコードネームを持つ情報屋。エージェントとしての特性は監視。サイファーの手、いや目にかかれば戦場のすべてはお見通しだ。どこに隠れようと、どんな作戦を立てようと、なにもかもサイファーには筒抜けである。戦争においてもっとも重要な「情報」を意のままに操るサイファーは「一人監視網」の異名をとる恐るべきエージェントなのだ。
アビリティはもちろん監視特化。任意の位置に設置できるスパイカメラや、生存者の居場所を明らかにするニューラルセフトなど、情報収集で彼の右に出る者はいない。
ロール:センチネル
護りに特化したエージェント。戦況の把握から自陣テリトリーの強化まで、ありとあらゆる手段を用いて防衛に務める。
ここで紹介した以外にもユニークなエージェントがプレイアブルとして登場する。エージェントはゲームの進行度によって徐々に使用権が開放されていき、最初は紹介したジェットを含めた5人のエージェントが使用可能だ。
そのあとも特定のアイテムを入手することで使えるエージェントを増やしていける。アイテム入手が待てない人は有料で新しいエージェントを購入できるので、そちらを利用するのもひとつの手だ。
デザイン、設定、そして能力。さまざまな観点からエージェントを吟味して、相棒を見つけだせ!
あのライアットゲームズ初のFPSということで世界中から注目を集め、すでに公式大会も開かれるほどの盛り上がりを見せている本作。今後のFPSジャンル、そしてeスポーツ界隈の台風の目になることは間違いない。
最新、最先端、そして最高峰になるだろうタクティカルFPS!それが「VALORANT」だ!
最新アップデート「エピソード2 Act2」が実装!
2021/3/3より、最新アップデート「エピソード2 Act2」が実装された。
アップデートでは、宇宙の力を操りながら戦いをコントロールする新エージェント「アストラ」が追加された。星々の力を借りて敵を罠にはめることでスタンや弱体化を付与できるほか、スモークを設置することも可能。アビリティの「コズミックディバイド」を使えば音や銃弾を完全に遮断する巨大な壁を発生させられる。詳しいアビリティの効果は下記画像の通り。
VALORANTスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10 (64-bit) | Windows 10 (64-bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo E8400 | Intel Core i3-4150 |
メモリー | 4 GB | 8 GB |
グラフィックカード | Intel HD 3000 | Geforce GT 730 |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 8-10 GB | 8-10 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
©2020 RIOT GAMES,INC.RIOT GAMES,VALORANT,AND ANY ASSOCIATED LOGOS ARE TRADEMARKS,SERVICE MARKS,AND/OR REGISTERD TRADEMARKS OF RIOT GAMES,INC
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