『インサージェンシー:サンドストーム(Insurgency: Sandstorm)』は2018/12/13にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発・販売ともに「New World Interactive」が行っており、パブリッシャーは「Focus Home Interactive」になっている。リアル志向で作り上げられた、本格的な一人称のFPS視点のガンシューティングゲームだ。
元々「Half-Life2」のModとして、2014年にリリースされた「Insurgency」は500万本以上のセールスを記録したヒット作だ。大人気ゲームの続編となるInsurgency: Sandstormは「Insurgency」に比べて、AIの動きが進化していだけでなく、備え付けの機関銃や車両などを様々な面でパワーアップしている。
グラフィックもSource EngineからUnreal Engine 4に変更され、よりリアルな描写で非常に美しい。シリーズを通してリアル系対戦FPSが売りとなっており、殺されたら終わりなどリアル重視なハンティングを楽しみたい人にオススメのタイトルだ!
マルチプレイ専用のガンシューティングゲーム!
Insurgency: Sandstormは発表当初は、ストーリーを備えたシングルプレイとCo-opキャンペーンの存在がアナウンスされていたが、資金繰りの問題などで、縮小を余儀なくされ、純粋なマルチプレイ専用のタイトルとして発売された。
メインモードとなったマルチプレイでは、16人のチームに分れて、最大32人で行う対戦モードだけでなく、前作のInsurgencyで人気だった最大8人Co-opモードも引き続きプレイ可能になっている。
1人で練習をしたい人には、シングルプレイがなくなってしまったのは厳しいコトに思えるかもしれない。
しかし、キャラの操作やエイムコントロールなど、操作性は非常に高く、他のFPSガンシューティングゲームをやったことがある人なら、違和感なくコントロールできるようになっている。何度かマルチプレイをやっていれば、大事な操作は自然と身についていくはずだ。
とはいえ、シングルプレイ等が完全になくなったわけではなく、リリース後に再検討と言う形になっているので、Insurgency: Sandstormの売り上げによっては期待できるかもしれない。今後の発表が楽しみだ。
リアルな戦場を追い求めた臨場感のあるシステム!
Insurgency: Sandstormでは、ゲームとのハッキリした境目をつけるため、現実の紛争を舞台とした内容になっており、ゲーム設計を制限しないように現代の中東が舞台として選ばれた。
グラフィックは新エンジンのUnreal Engine 4で利用したコトで、現代の中東をよりリアルに表現している。
残酷な近接戦闘を目の当たりにすれば、まったく新しいリアリズムの時代へやってきたことに気がつくに違いない。土煙や瓦礫、花々など目を奪われる綺麗な場面にも、多く遭遇するはずだ。リアルなグラフィックで、現代戦闘を行えるのはシューティングゲーマーであれば、誰もが喜ぶ環境だろう。
ゲームシステムはリアル志向でありながら、シンプルな操作が可能になっているため、わかりやすくなっている。反面、リアルを追求しすぎたせいで、不便に感じる部分も少なからずあるのだ。
例えば、ゲームとして当たり前になってきたミニマップが用意されないため、コンパスを見て方角を確かめながら目的地に向かったり、発砲音などから相手のいる場所を見きわめたりしなければならない。
他にも画面の中心が銃の照準になっているわけではないので、自分が扱っている銃の照準器を見て、相手を狙わなければならなかったりする。グレネードの落下地点がサポートされないので、何度も撃って経験で判断するしかない。
リアル志向は徹底しており、空中に突然文字が浮かぶような便利なインターフェイスも撤廃されている。ライフを現すヘルスバーや銃の残弾数、誰に誰が殺されたのかを表示するキルフィードも存在しない。
おまけに銃のリロードも全て手動で、ヘルスの自動回復機能のような便利なものないこだわりぶりだ。リアルを求めた凝ったシステムが多数用意されている。
ハードコアなシステムも多く不便に感じるかもしれないが、現実の戦場では似たようなことが当たり前に行われているので、こういうもんだと割り切って、環境に慣れていった方がゲームがより楽しめるはずだ。
もちろん、リアルになってシステムが不便になっただけでは意味がない。
HDRオーディオを使った環境音は、致命的な弾道や軽快な攻撃車、破壊的な砲撃など、リアル音に近い聞き応えのある音声になっている。驚きのあまり恐怖で体を震わせるコト間違いなしだ。
音声チャットが完備されていたり、エモーションがあるなど、他のプレイヤーとの交流は容易に行える。敵の発見など伝え合うことで、より戦場の臨場感を与えてくれるだろう。
現代的な中東で行われる架空の戦争を荒廃した環境を突破するには、スピードと慎重さを要求される。リスボーンで蘇ることもなく、死は速く忍び寄ってくるだろう。弾薬は慎重に管理しなければならず、そして、環境を味方につけ、勝利へのあらゆるステップで戦術的にナビゲートしなければならないのだ。
Insurgency: Sandstormは、リアルな体験を通した戦術的FPSになっており、スキルが報われる現代戦闘の激しさを体験出来るようになっている。チームワークによって勝敗が大きく変わってくるなど、より現実的な戦闘を味わいながら、多くのコトが学べる素晴らしいゲームだ。
カスタマイズしてオリジナルキャラを作りだそう!
Insurgency: Sandstormでは、自分の分身となるキャラクターをカスタマイズして、個性ある独自のキャラを作り上げられる要素もしっかりと備わっている。さまざまな種類の服、ユニフォーム、アクセサリー、キャラクターの声などもカスタマイズできるのだ。
実績を積んでアンロックしなければ身につけられない物もあるので、自分自身のベテランシーを示すことのにも役立つ。多くの戦闘を体験しながら、新しい武器と新しいアップグレードを使い、見た目だけでなく戦力的にも敵を圧倒していこう。
言語の対応は、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語となっており、英語に関してはフルボイスになっている。残念なコトに日本語の対応はないが、インターフェイスで重要なコトが表示されることもないので、とにかくやって慣れるしかない。
幸いなことに4ヶ国語に対応しており、500万本を売り上げた作品の続編だけあって、世界中にプレイヤーが揃っている環境だ。マルチプレイをする上で1番重要な人数が揃わない問題はないと言えるだろう。
16対16の大規模な戦闘をこなし、仲間とリアル戦場を駆け巡ることで、戦争をより身近に感じることが出来るはずだ。Insurgency: Sandstormではゾンビや幽霊とは違った、リアリティのある恐怖を提供してくれる。
耳の痛くなるような実弾が飛び交う中、仲間たちを失いそれでもプレイヤーは敵を討つために進まなければならない。煙幕で敵を混乱させ、音声チャットで仲間を呼び込み、戦略的な作戦を展開し、敵を翻弄しよう。より現実的な戦闘を求めているFPSガンシューティングファンにオススメする最高のゲームだ!
インサージェンシー:サンドストームスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4440 / AMD FX-6300 | Intel Core i7-8700K / AMD Ryzen 7 2700X |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 / AMD Radeon HD 7970 | NVIDIA GeForce GTX 980 / AMD Radeon R9 390X |
VRAM | 2GB VRAM | 4GB VRAM |
HDD空き容量 | 40GB | 40GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続必須 |
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