【2023】初心者PCゲーマー必見！人気メーカーの最新おすすめゲーミングマウス5選

今回の特集は、PCゲーマーには必須のアイテム「ゲーミングマウス」。本稿では長年世界中のユーザーから信頼を得ている人気メーカーの最新ゲーミングマウスを5つご紹介しているので、自分に合ったマウス選びの参考にしてほしい。ゲームに特化した性能を持つモデルを自由自在に操って、ゲーミングライフを充実させよう。

ゲーミングマウスの基礎知識

シビアな操作を求められるPCゲームをプレイするために特化した性能を持つゲーミングマウスは、一般用途で使用されるマウスに比べて「精度」が格段に向上している点が特徴。具体的にはカーソルを動かす際に重要視される数値「DPI」の最大値が大幅に上昇しており、これによって繊細な入力が可能になる。

DPIとは、マウスの動きと画面上のポインターが持つ連携度合いを示す数値「Dots Per Inch」の略称で、最小値と最大値の2種類が存在。4000DPIの最大値を持っているマウスを1インチ(2.54cm)動かした場合、モニター上のマウスポインターは4000ドット分動くという仕組み。ゲーミングマウスはこの最大値が多い。

▲ゲーミングマウスはDPIの最大値が突出して多い。これが繊細な操作を生み出す。

マウスを扱ったことがある人であれば、設定度合いによってカーソルの動きが大きく変わったという経験を持っているかもしれないが、PCゲーム、特に瞬時のエイミングを要求されるアクションFPSのジャンルでは、カーソルの動きが遅いことは敗北に繋がるため、熟練ゲーマーほど高いDPI値を求める傾向がある。

またゲーミングマウスには一般的なマウスには存在しない複数のキーを実装したモデルもあり、これは主にショートカットキーを多用するMMORPGをプレイする際に重宝する。マウスにあるキーへよく使うコマンドを登録することで操作体系が洗練され、必要最小限の動きで多彩な入力が実現するため、これらのモデルも人気だ。

▲側面部に多数のボタンを持つゲーミングマウスは、MMORPGのプレイに最適。

ゲーミングマウスを選択する際には、メーカーが想定しているジャンルを見て、自分がこれからプレイする予定のゲームで活躍できるかを想像すると良い。アクションFPSを主体にプレイする人はDPIが高いモデルを、MMORPGが好きな人はボタンが多いモデルを選択すると、一般的なマウスとの違いを体感できるはずだ。

魅力的なLEDライティング機能を持っているゲーミングマウスも多く、光るゲーミングPCとの相性が良い点もポイント。ゲーミングマウスの価格は一般的なマウスと比較して高くなりがちだが、外見上の「カッコ良さ」も所有者に大きな満足感を与えてくれる。それでは早速最新モデルの数々を見ていこう。

人気メーカーの最新おすすめゲーミングマウス5選

1.ROG Gladius III Wireless AimPoint (参考価格15,100円)

ASUSのPCゲーマー向けブランド「ROG」でも長い歴史を持つGladiusシリーズの最新モデル。特徴的な非対称デザインを持っており、業界トップレベルの低遅延ワイヤレステクノロジーと、最大36,000DPIという高感度センサーで圧倒的な精度を実現。アクションFPSが好きなユーザーにおすすめのゲーミングマウスだ。

Bluetoothと有線USB、2.4GHz RFと3通りの接続方式を持ち、有線USB接続はプレイと充電を同時に行うことも可能。内部構造を改良し、本体重量を79グラムにまで軽量化しているため、操作時にストレスを感じにくい。電極を金メッキで接合したマイクロスイッチ部分は7000万回のクリック寿命を実現している。

▲PCゲーマー人気の高いROGブランドのゲーミングマウスに最新モデルが登場。二色展開。

Bluetoothモードでの連続稼働時間は最大143時間で、2.4GHz RFでは最大119時間動かすことが可能。ROGをモチーフとしたカット済みのマウスグリップテープが付属し、これをマウスに貼ることで操作性の向上も実現。また見た目にもスタイリッシュな印象に変化するので、お好みで貼り付けて違いを体感しよう。

DPIレベルはマウスボタンのクリックによって変更することができるので、プレイするゲームに応じて異なるセッティングを呼び出すのにも苦労しない。RGBライティングのカスタマイズもでき、バリエーションはほぼ無限大なので、PC本体のカラーリングにLEDを合わせるのも面白いはず。正当進化を遂げた最新モデルだ。

2.Naga V2 HyperSpeed (参考価格 16,500円)

2023/3/24から発売されたRazerの最新ゲーミングマウス。側面に19 個のボタンを備えるMMORPG向けモデルで、デュアルモードのスクロールホイールでスキルのローテーションを最適化できる。最大250 時間というタフなバッテリー持続時間を誇り、30,000DPIの精度を誇る。MMORPGファン必見だ。

「ROG Gladius III Wireless AimPoint」と同じ金メッキによる設定を持つスイッチ類が特徴で、最大で6000 万回のクリック耐久性を実現。最高純度のPTFE製マウスソールを持つため、どんな表面でもスムーズに滑る。2種類のモードで動かせるマウスホイールの出来も素晴らしく、コマンドの繰り返し実行にも便利だぞ。

▲指が自然に広がるエルゴノミック(人間工学)デザインを持つ多機能型のゲーミングマウス。

「非対称カットオフ」機能を有効化することで、プレイスタイルに合わせてマウスと接地面の距離「リフトオフディスタンス」と「ランディングディスタンス」を個別に設定することが可能となっている。以前のバージョンではわずか3種類だったのに対し、本製品では26種類に及ぶレベルの高さ調整ができるぞ。

精度の高いオプティカルセンサーは、PCが情報を取得するのと同じ間隔で信号を同期することができ、これによってマウス位置の最新情報を取得しながら一貫したトラッキングを可能にする。「世界で最も高精度のオプティカルセンサー」とRazerが自負している機能が、スムーズでストレスフリーなプレイを生み出すはずだ。

3.M65 RGB ULTRA WIRELESS (参考価格19,379円)

2023年1月から日本でも販売が開始されているCorsairのゲーミングマウス。アクションFPSのプレイに特化したデザインと性能を持ち、最大26,000DPIという高い数値を実現。アルミフレームを採用しており、耐久面でも非常に信頼性が高い。タフに使い込めるゲーミングマウスを探している人にピッタリの製品だ。

特許出願中の「CORSAIR QUICKSTRIKE」ボタンを装備している本製品はトラベルが短く、クリック反応が素早い。光学スイッチは信頼のオムロン社製で、ゲームプレイ中に一貫性と高い反応性を維持。幅広い範囲で 1DPI刻みの感度調整ができる最先端の CORSAIR MARKSMAN 光学センサーも大きな特徴だ。

▲アクションFPS特化型のデザインと性能を持つCorsairのゲーミングマウス。

本製品がユニークなのは、「重量調整」を行える点。製品に付属している6個の付属ウェイト(重り)を使用して110gから128gの間でマウス本体の重量を調節できるようになっているため、プレイヤーのスタイルに応じて柔軟に操作性を向上させられる。様々な重さを試しながら、ベストなセッティングを見つけていこう。

6軸ジャイロと加速度計によって非常に低いリフトオフ距離を実現している本製品は、どんなに激しい銃撃戦でもカーソルを安定した状態に保つことができるため、ゲームプレイでアドバンテージを感じられるはず。iCUEソフトウェアを併用すればLEDのイルミネーションも自在に設定でき、面白さが増していくぞ。

4.G502 X Gaming Mouse (参考価格9801円)

人気企業Logicool(ロジクール)のゲーミングマウスで、発売は2022年11月。従来機種「G502」をベースとする上位機種で、メカニカルスイッチと光学式スイッチが持つ良さを兼ね備えた機構「LIGHTFORCE」を搭載している点が特徴。また常時充電を可能にする独自のワイヤレス充電ソリューションも魅力だ。

解像度は最大で25,600DPIで、本体重量は89グラム。取り外して逆にすることで親指に近づけたり、同梱のブランクカバーと交換したりできるDPIシフトボタンを実装しており、ユーザーのグリップとスタイルに適切な構成を提供する。超高速モードで軽量ホイールを自由にスピンできる仕組みもあり、使い勝手は良い。

▲ホワイトとブラックの2色を展開しているロジクールの最新ゲーミングマウス。

ゼロスムージング、フィルタリングおよびアクセラレーションで「サブミクロンの精度」を実現したという「HERO25センサー」も大きな魅力で、電力効率を10倍強化したことによって繊細な入力にも対応。ロジクール自ら「次世代のゲーミングセンサー」と呼ぶテクノロジーは、約3年の研究を経て実現した。

すべての面において前世代モデルを凌駕している点がポイントで、既存ユーザーの買い替えモデルとしても最適。堅牢なワイヤレス接続性とワイヤレスの低い遅延、および優れた電池寿命を提供しているゲーミングマウスで、ブランドロゴをあしらったLED発光部分のカッコ良さも健在。質実剛健なモデルだぞ。

5.Kone Air (参考価格6936円)

ROCCAT(ロケット)が送る最新ゲーミングマウスで、発売は2022年11月。ゲーミンググレードを誇る2.4GHz STELLAR WIRELESSまたはBluetooth接続で扱うことが可能で、最大800時間のバッテリー寿命を持つ。最大で19,000DPIの精度を持ち、1億回のクリックテストに合格しているタフなモデルだぞ。

人間工学に基づいた形状を持つデザインは手触りも良く、またダブルインジェクションラバーサイドグリップ付きで手元にしっかりとフィット。17種類のプログラムを設定可能なマルチボタンを有しており、様々なゲームを立ち上げながら素早くセッティングを変更できるため、利便性は抜群。扱いやすいモデルだ。

▲ホワイトとブラックの2色を展開しているROCCATの最新ゲーミングマウス。

Owl-Eye 19K DPI光学センサーがスムーズかつ正確なトラッキングを体験生み出す点もポイントで、電池を含まない本体重量は96グラム、電池を含めても119グラムに収まっており、取り回しも非常に楽。デザインは尖っていないものの、使い勝手を考慮した形状には美的センスも感じられ、飽きが来ないモデルと言える。

ゲームプレイの質を上げるゲーミングマウス

普及価格帯のPC用マウスと比較すると、どうしても販売価格の高さが目立つゲーミングマウスだが、アクションFPSやMMORPGのジャンルをプレイすることを考慮したデザインと機能性を持っているモデルは何物にも変え難く、またハードな状況下で利用することを想定して耐久性も高いため、決して損はしない。

折角高い初期投資を行う以上、使い勝手に優れたゲーミングマウスを手に入れたいのは誰でも同じ。注目してほしいポイントは前述した最大DPIと、プレイ中に大きな効果を発揮するボタンとマウスホイール部分で、ワイヤレスモデルの場合には接続方式と遅延の度合いなども参考すべき要素になってくる。

▲各企業が独自機能を設けている場合も多いため、これらも製品選びのポイントになってくる。

長時間のゲームプレイを快適にしてくれる「マウスの形状」も重要なポイントで、自分の手に合ったモデルほど扱いやすい。筆者はボタン類が多いMMO向けのマウスを所有していたことがあるが、これらの製品は指先が外に向かって伸びるような握り心地になるので、肘を置く位置と角度に注意しながらプレイしよう。

反対にアクションFPSに特化した設計思想を持つマウスは、包み込むように握れる形状をしていることが多く、瞬時の動きが伝わりやすい繊細な動作に秀でる。ゲーム好きなユーザーほど幅広いジャンルのタイトルをプレイすると思うが、形状と機能面の差異はかなりプレイに影響を与えるため、慎重に選ぶと良いだろう。

PCゲーマーにとってマウスは大切なプレイの相棒であり、信頼性の高いゲーミングマウスを選ぶことがプレイの質を大きく上げていく。今までゲーミングマウスを購入したことがない人は、この機会に自分だけの1台を手に入れ、高性能なマウスが実現するスムーズなゲームプレイを体験してみよう。