『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』は、2023/2/13からSteamで「早期アクセス版」が配信されているTbjbu2氏の購入型PCゲームで、ロボットが跋扈する世界で生存を目指していくサバイバルゲームタイトル。
荒廃した地上をロボットが席巻しているSF感満点の世界観、敵ロボットと対抗できる味方ロボットを生み出していくクラフト要素とスリリングなバトル、オープンワールドの探索要素とマルチプレイセッションが大きな魅力で、インダストリアルな雰囲気を味わえるSF系サバイバルゲームタイトルを探している人におすすめ。
ロボット世界で生存を目指す新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』は、荒廃したディストピアなSF世界を舞台に生存を目指すおすすめの新作。不気味な外見を持つ恐竜に似たロボットが徘徊しているという刺激的な世界観設定が光るサバイバルゲームタイトルだ。
大枠のゲームシステムは一般的なサバイバルゲーム作品に準拠しており、プレイヤーはオープンワールドで再現されたマップ内を探索しながら、役立つ資源を採取してクラフト要素でアイテムなどを作成していくことになる。プレイ開始直後にはチュートリアルがテキストで表示されるため、初心者でも迷わずに遊べるぞ。
▲ロボットが暴れ回っている荒れ果てた世界で生存を目指していくSFサバイバルゲームタイトル。
プレイヤーを発見次第襲いかかってくる凶悪なロボットたちが作品最大の特徴で、プレイヤーレベルが低い序盤ではかなりの脅威になる。ただし本作ではプレイを進めることによってロボットをスキャンし、自分の「味方」になってくれるロボットを生み出すことができるため、危険な世界を生き延びる要素も大いに捗るぞ。
個人のインディーゲームデベロッパーが製作中
本作を開発しているのは、個人で活動するインディーゲーム製作者Tbjbu2氏。2022年に『Contrablade: Stadium Rush』でSteamデビューを飾ったデベロッパーで、オープンワールドサバイバルゲームの開発を得意としている。現在は最長で約3ヶ月後に予定されている正式バージョンの配信を目指して開発を継続中だ。
Steamでの販売価格は2300円で、現在はリリース記念セール価格となる10%引きの2070円で入手可能。ただし作品は開発の初期段階にある状態のため、予期せぬ不具合やバグなどが発生する可能性があり、インディーゲームの早期アクセス版で遊ぶことに慣れていない人にはあまりおすすめできない。
ゲームは標準で日本語インターフェースをサポートしており、参入の敷居は低い。また解除できるSteam実績も4種類あるため、実績ハンターを自負する人も必見。ソロプレイ以外にオンラインマルチプレイモードも実装しているので、親しいフレンドユーザーを誘って一緒にSF世界のサバイバルを体験するのも一興だ。
▲プレイ視点は主にファーストパーソンビュー。ロボットに乗っている時にはTPS視点になる。
現在Steamには原始時代状態からプレイをスタートしていくサバイバルゲームが氾濫しており、ある意味食傷気味になっているユーザーも多いだろうが、本作はそんなレッドオーシャンなジャンルに「ゾイド風」のロボットを投入することで差別化を図っている。一風変わったシチュエーションのサバイバルを堪能できるぞ。
なお、本作には無料でゲームを体験できる「デモ版」が存在するので、購入をためらっている人はこちらをダウンロードして雰囲気やプレイフィールを確認するのもアリ。お試しバージョンも遊べる親切なインディーゲームタイトルで、日本語UIも標準実装されているため、ハマる人は長時間夢中になれるはずだ。
ロボットが跋扈するディストピアな世界での生存を目指していくサバイバルゲーム『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』は、現在「早期アクセス版」として好評配信中。異色の世界観が際立つ注目のゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】ロボット&サバイバルの新作ゲーム!
ゲームシステム
『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』のゲームシステムは、サバイバルSLGとロボットバトル&クラフトに要約される。前者では一般的なオープンワールドでのサバイバル要素が、後者ではSF世界が舞台の作品らしい戦闘要素とビルドシステムが展開していくため、新鮮な気分でプレイできる点が大きな魅力だ。
前述の通り、プレイ開始直後には画面左上にテキストでプレイヤーへの指示が表示され、最初は簡単な「資材集め」を行っていくことになる。手に入れた資材はクラフトシステムを利用しながらアイテムに変換できるので、丸腰状態から徐々に進化を遂げられる点がポイント。ストーリー要素については特に語られない。
▲自然豊かな景色で活動できるが、人類はすでにほぼ全滅している様子。ディストピアな世界が広がる。
操作するキャラクターのステータス値はXP、HP、スタミナ、スピード、重量、食料の6種類で、サバイバルゲームで一般的になっている気温変動による体力低下や、異常状態などの要素は存在しない。ハードコアなサバイバルゲームを求めている人は肩透かしを喰らう可能性があるが、サバイバルゲーム初心者には優しい作品だ。
序盤では高レベルなロボットとのバトルに注意
マップ内には本作の肝である恐竜型ロボットが徘徊しており、高レベルなロボットに襲われると瞬時にゲームオーバーになる。徐々にレベルを高めながら活動を継続するために、拠点となる建造物を生み出していこう。建設クラフトに関するメニューはホイール状のUIから操作することができ、利便性は抜群だ。
なお、ロボットに襲撃されて死亡した場合、リスポン場所を選択できる。それまでに集めたアイテムは制限時間内であれば取り戻すことが可能で、このあたりは親切設計と言える。ちなみにプレイ前の設定画面で3種類に分かれる難易度を選べるようになっているので、難しいと感じた場合には適宜調整しよう。
▲見渡す限りの自然世界とは好対照なロボットキャラクターが印象的。面白い世界観が光る新作だ。
本作では「スキャン」を行うことでロボットの設計図を入手できるシステムを持っており、これらを活用することによって自分の味方として働いてくれるロボットを生み出せるようになる。一通りのサバイバル要素とクラフトに触れた後にこのシステムがアンロックされるようになるので、ゲーム世界に慣れながらプレイを続けよう。
半ば「アイデア勝負」で世界観を生み出した作品だけあって、プレイを進めていくと色々な「ツッコミどころ」も出てくる。作者の感性に呼応できるか否かで好き嫌いが分かれるゲームタイトルと言えるかもしれない。科学的な根拠に乏しいシステムを持っているゲームではあるが、何故か不思議と許せる作風だ。
作者はSteamストアページ上で随時アイデアやフィードバックを募集している旨をアナウンスしているので、作品をプレイして思うところがある場合には、作者に進言するのも吉。ユーザーと開発者の距離が近い点がインディーゲームの醍醐味で、自分が提言したアイデアが実装される可能性も高い。今後に期待の新作だ。
【おすすめポイント】世界観が面白いサバイバルゲーム!
システム要件
『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』のシステム要件は中程度。ストアでは最低動作環境のみが提示されているが、グラフィックボードには3GBのVRAMを実装する「GTX 1060」もしくは4GBのVRAMを実装する「RX 580」が必須となるため、ミドルスペック帯のゲーミングPCがあれば安全圏と言える。
CPUの最低動作保証モデルは「i-5 8400」または「Ryzen3 3300X」で、メインメモリの最低搭載量は8GB。作者曰く、本作はグラフィック設定をプッシュアップしているそうなので、今後最低・推奨環境の条件が引き上げられる可能性もある。最適化されているとは言い難い作品となっているため、この点には注意しよう。
▲軽いゲームとは言い難いシステム要件。要求スペックは中程度となっているぞ。
インストールサイズは現段階で30GBと中々の重量級。この部分にも最適化不足が散見されるが、反対にPCのマシンパワーに余裕がある人にとっては格好のゲームと言えるかもしれない。何れにせよローエンドなゲーミングPCではプレイに支障が出る可能性があるので、プレイ前にPCパーツの性能をチェックしておこう。
【おすすめポイント】ミドルスペック推奨の新作!
正式版への展望
約3ヶ月後の正式バージョン配信を目指して開発が継続中の『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』は、コンセプトはそのままに、今後はプレイヤーからのフィードバックを積極的に取り入れていく予定。作者自身も「どうなるか見てみよう!」とコメントしているので、本気でフィードバックを反映するつもりらしい。
ロボットとサバイバルゲームを融合したセンスにはオリジナリティーがあり、また作者自身がオープンワールド型サバイバルゲーム制作と得意としているだけあって、作品としては成立している。前述した「ツッコミどころ」は存在するにせよ、それをゲーム的に解釈すれば、プレイの面白さが格段に広がっていくはずだ。
▲少々強引な世界観設定を持つ作品だが、唯一無二なオリジナリティーが炸裂している。
ロボットが跋扈するディストピアな世界での生存を目指していくサバイバルゲーム『Karagon (Survival Robot Riding FPS)』は、現在「早期アクセス版」として好評配信中。完成が楽しみなインディーゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】正式版に期待のサバイバルゲーム!
Karagon (Survival Robot Riding FPS)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6500 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 30GBの空き容量 | 30GBの空き容量 |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 |
(C) Tbjbu2.
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