「エイジ オブ ワンダーズⅢ(Age of Wonders III)」は2014/04/01よりSteamで発売されたファンタジー世界で繰り広げられるRPG要素のあるターン制ストラテジーゲームだ!
世界観としては、ヒューマンを始めとした基本的な種族にエルフやドワーフ、ハーフリングなどの様々な種族が入り混じった古典的王道ファンタジーと言える。
ファンタジーと言っても、他種族や魔法だけではなく、マスケット銃などの簡単に重火器もある。
プレイヤーは固定したマップで戦略ストラテジーを行い、1つ1つの種族の物語を知ることができる"キャンペーン"をやってもいいし、完全なランダムマップで思う存分戦略を立てることをしてもいい。
本作は3Dのフィールドでバトルが繰り広げられる、ファンタジー世界観の中で本格戦略ゲームを楽しめるぞ!
ストラテジーゲームが好きな人にはもちろん、シミュレーションRPGが好きな人にもオススメのターン制ストラテジーゲーム!
4つの性質を兼ね備えたやりこみ要素が充実したシステムが魅力!
Age of Wonders IIIはストラテジーゲームのサブジャンルとしては、4Xゲームに分類される。
4Xとは、ストラテジーゲームの中でも、"eXplore":探検、"eXpand":拡張、"eXploit":開発、"eXterminate":殲滅、の4つの性質を兼ね備えた作品を指す。
プレイヤーは、1ターンの間にどれだけ効率よく行動するかがこのゲームの肝となる。
"eXploit":開発
では、ゲームを始めてから最初にやるであろう"eXploit":開発の紹介から始めていこう。
開発というのは、文字通り建物をスキルを開発することである。
例として挙げるのならば、都市に建築ギルドを建てれば、建物を素早く立てることができる他、"セトラー"や"ビルダー"など領土の拡張で使用するユニットを生産することが可能になる。
さらに、倉庫を開発すれば、長時間食糧を保存できるということで、人口の増加につながり国全体の生産力を上げることができる。
スペルなどの魔法を使いたい場合は研究所を建てるといいだろう。
研究所を建てると、新たなスペルを覚えることができる。どれを優先するかは、プレイヤーである貴方しだいだ。
"eXplore":探検
"eXplore":探検は、1つ、あるいは複数のユニットを使って自国の周りを探索することだ。
探索を行うことによって、マップに無造作に置いてあるゴールドを入手できるかもしれないし、野盗が占拠している廃墟が見つかるかもしれない。
野盗を掃討すれば、もちろん野盗が独占していたゴールドを手に入れることができる。
注意してほしい点としては、探索に必要な"移動力"がユニットによって違うということだ。
戦闘に特化が重装備のユニットは、万が一の戦闘になったときは有利だが、移動力が少ないため長期間の遠征には向かない。
だからといって探索特化のユニットだけにしてしまうと、咄嗟の戦闘で全滅してしまうだろう。これも、プレイヤーの裁量に委ねられている。
"eXpand":拡張
実はAge of Wonders IIIでは拡張の要素はあまりない。
それは、このゲームは内政よりも戦闘に特化しているストラテジーゲームだからだ。
文化圏の拡張などはあるが、そこまで難しいものではなく、シンプルなものと考えられるだろう。
"eXterminate":殲滅
このゲームのメインとなるコンテンツ。
探検のところでも紹介はしたが、このゲームには様々な戦闘ユニットがある。
重装備をした歩兵や魔法を使うソーサラーや回復を使うプリースト等々。
ソーサラーなどは習得するスペルによって役割が大きく違くなるうえ、そこに種族ごとの特性も入るため組み合わせの数は膨大になる。
どんなユニットを育てるか、防衛するためのユニットには何が適しているか、あれこれ考えながらユニット編成をする時間もまた戦略ゲームの楽しみの一つだ!
戦闘システムが個別マップ迫力のバトルを繰り広げる!
Age of Wonders IIIの魅力はまず充実した戦闘システムであると言える。
通常のストラテジーゲームは探索と同じマップ内で戦闘を行うことが多いが、このゲームは敵との戦闘に突入すると個別のマップへと切り替わる。
戦闘システムは通常マップと同じくターン制だ。
そのマップで各ユニットを動かして戦闘に勝利するという単純な目的だが、勝利方法には様々な手段がある。
まず注目したいのは、戦闘ユニットの充実さだ。
基本的なクラスの数は5~6と一見多いとは言えない数だが、このゲームではそれに種族ごとの特性が入ることによって、様々な戦闘ユニットが存在する。
例えば、基本的なクラスであるシビックガードは一番弱いユニットと言える。
しかし、コストが安いため多くを生産することが可能だ。
このシビックガードだが、種族特性によって同じシビックガードでも保有しているスキルが違うということがある。
こういったことによって、戦闘ユニットの数が膨大になり、戦闘をより戦略的に動かせる要因となっている。
上記で挙げたのは、都市で生産できるユニットだが、このゲームにはランダムに得ることができる"英雄"という強力な固有スキルを使うことができるユニットが存在する。
この英雄のユニットは、ステータスが高いのは勿論装備させる武具を変更することができるため、戦略に多様性を与えてくれるだろう。
例を挙げるのならば、ウォーロードの英雄の場合、基本的な武器は長剣が多い。
しかし、武器を変更することができるため、ハルバードや神聖武器といったユニーク武器も装備できる。
特にハルバードをウォーロードに装備させると、高い機動性を持つ騎兵とそのアンチユニットである槍兵の両方の特性を得ることができる。
他にも様々な英雄がいるため、もしゲーム内で手に入れられたら、大事に育てていくべきだ。
ストラテジーゲームが好きな人、ファンタジーRPGが好きな人にオススメ!
Age of Wonders IIIは戦闘に特化したストラテジーゲームだ。
ストラテジーゲームで戦闘に重きを置きたい人、または内政が苦手で大きな動きを取りたい人に特にオススメだ!
上述した通り、このゲームは戦闘ユニットが豊富なうえに、ストラテジーゲームの基本ルールであるZOCも戦闘に偏っている。
また、ストーリーをストラテジーゲームに盛り込んだ珍しいゲームであるため、シミュレーションRPGなどの物語を楽しみたい人や、テーブルトークRPGなど物語を想像するのが楽しいという人にはおすすめだ。
このストーリーも、上述で説明したハイエルフの王女サンドレンの物語以外に様々な種族の物語が展開されている。
人によっては、ストーリーモードである"キャンペーン"のほうが楽しいという人もいる。
補足として、このゲームはオンラインでの対戦もできるが、このゲームは「あと一撃で敵が倒せそうになると戦闘離脱する」「弱い相手を積極的に狙い、強い相手からは逃げる」とAIが非常に奥深いため、むしろAIを相手にした方が楽しいという意見もある。
エイジ オブ ワンダーズⅢ(Age of Wonders III)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 / Windows 8 / Windows 8.1 / Windows 10(64bit) | Windows 7 / Windows 8 / Windows 8.1 / Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core 2 Duo E6600 @ 2.4 GHz または AMD Athlon 64 X2 5000+ @ 2.6 GHz | Intel Core i5 @ 3.0 GHz または AMD Phenom II X4 @ 3.0 GHz |
メモリー | 4 GB | 8 GB |
グラフィックカード | nVidia Geforce 8800 / ATi Radeon HD 3870 / Intel HD 3000 | nVidia Geforce GTX 460 / AMD Radeon HD 6850 |
VRAM | 512 MB | 1 GB |
HDD空き容量 | 10 GB | 10 GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続必須 |
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