『Royale Battle: Warzone』のタイトル画像

『Royale Battle: Warzone』は、2023/1/6からSteamで正式配信されているInScienceGamesの購入型PCゲームで、近未来世界を舞台にバトロワを繰り広げていくアクションFPS/TPSタイトル。

世界のプレイヤーとマッチングしながらバトルロイヤルに挑むスリリングなプレイ要素、ソロ・デュオ・スクワッドに対応するモード、食料や飲料を確保していくサバイバル要素が大きな魅力で、知られざるインディーゲームデベロッパーの作品を発掘してプレイすることが好きな人におすすめの新作。

近未来でバトロワに挑む新作

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Royale Battle: Warzone』は、近未来都市を舞台にバトロワを体験できる新作ゲームタイトル。三人称視点と一人称視点を切り替えながらプレイできる作品で、最後の1人を目指すための壮絶バトルをたっぷりと味わえるアクションFPS/TPSだ。

ゲームはソロとデュオ、スクワッドの編成をすべてサポートしており、近年爆発的な勢いでリリースされているバトロワゲームの基本は押さえている。時間経過で縮小していくマップの中で様々な武器と装備品を獲得しつつ、アクションシューティングの腕前を発揮しながらPvPに挑むプレイ要素が大いに捗るはずだ。

バトロワを体験できる『Royale Battle: Warzone』▲FPSとTPSを切り替えて遊べる新作バトロワゲーム。オンラインPvPが捗る必見タイトルだ。

操作キャラクターには飢えと乾きのステータス値があり、プレイ中に食料や飲料水を確保してこれらを満たしていく健康管理要素も発生。サバイバルゲームとバトロワゲームをミックスした作風が特徴となっており、ハードコアなプレイを体験できる。両ジャンルが好きな人にはハマる新作ゲームだぞ。

ゲームを開発・運営しているのは、2020年にカジュアルアクションゲーム『CityRunner』でSteamデビューを飾った新人のインディーゲームデベロッパー「InScienceGames」。同スタジオはこれまでに2作品を発表しており、本作は彼らにとって3作目のゲームタイトルとなる。多産なデベロッパーだ。

オフラインでもプレイできるBOTも実装

Steamでの販売価格は800円。オンラインマルチプレイ向けの作品ではあるが、オフライン向けにBOTを相手にする練習プレイも可能となっているので、マッチングで人が集まらない場合でも詰むことがない。対人戦を行ったほうが数倍魅力が増す作品ではあるが、ある種の「保険」もかけられている点は好印象だ。

インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び音声・字幕は非搭載。プレイ中目にするテキスト量はそれほど多くないが、ゲーム内ボイスチャットを用いて海外のユーザーとコミュニケーションを取りながらプレイを円滑に進めるためには、一般的な語学力が要求されることになる。

ソロでも遊べる『Royale Battle: Warzone』▲グラフィック品質は次第点。それなりのリアリティーを持つ絶妙な作風が光る新作タイトルだ。

なお、現時点で本作には最適化の面で問題があり、プレイ中フレームレートが極端に落ちることがある。これはハイエンドなPC構成でも発生するため、アクションシューティングゲームに快適なfps数値を求めている人は要注意。今後の開発進捗とアップデートで不具合が解消されていくまで待つのも手だ。

解除できるSteam実績はゼロ。なお、プレイにはキーボードとマウスを用いることになり、汎用コントローラーでの操作には非対応。普段コントローラーでゲームをプレイすることが多い人にはややハンデとなるタイトルで、反対にキーボードとマウスでアクションFPSをプレイすることが得意な人には向いている。

近未来世界を舞台にバトロワを繰り広げていくアクションFPS/TPS『Royale Battle: Warzone』は、現在Steamで好評配信中。知られざるインディーゲームデベロッパーの作品をプレイすることが好きな人にもおすすめだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】大都市のバトロワに挑め!

ゲームシステム

『Royale Battle: Warzone』のバトルシステムは、一般的なバトロワゲームとほぼ同じ。ゲームに参加したプレイヤーは時間経過によって範囲が狭まるマップ内でアクションシューティング対戦を行い、最後に生き残ったプレイヤーが勝者となる。プレイヤー同士の駆け引きが重要になってくる新作ゲームだ。

マップ内で装備品を整えていく要素はバトルロイヤルゲームの金字塔『PUBG』と同じ。銃器にはサブマシンガンや自動小銃、スナイパーライフルなどのバリエーションがあり、適切な場所を見つけて相手プレイヤーを狙撃するスナイププレイもできるようになっている。自分のプレイスタイルを発揮していこう。

前述の通り作品はソロ・デュオ・スクワッドの3系統で遊べるので、親しいフレンドユーザーを誘って共闘する遊び方もできる。ゲームはボイスチャット機能を実装しており、仲間プレイヤーとコンタクトを取り合いながら攻めていくプレイも大いに捗るはず。色々な遊び方でバトロワ要素を遊び尽くそう。

『Royale Battle: Warzone』の一人称視点▲ファーストパーソンビュー視点の映像。スナイパーライフル使用時にはスコープ映像も出る。

惜しいのは最適化不足で、現状の本作ではスムーズなfpsを叩き出すことができない。酷い場合には画面全体がコマ送りのようになってしまうこともあるため、普段快適な環境でアクションシューティングゲームをプレイしている人には耐え難い苦痛になるはず。この点は今後のアップデート作業を待とう。

数十年前のゲームタイトルを想起させるグラフィックには改善の余地がありそうだが、InScienceGamesのゲーム作品は概ねこの描画クオリティーなので、かえってそれが「味」になっている。インディーゲーム発掘動画などでプレイ動画の配信を行う場合には、意外と重宝する作品と言えるかもしれない。

【おすすめポイント】バトロワを満喫出来る新作!

システム要件

『Royale Battle: Warzone』のシステム要件はストア上に掲示されていない。唯一記されているのは作品がWindows 10をサポートしているということだけで、CPUやグラフィックボード、メインメモリの搭載量については一切記述が存在しない。なぜこうしているのかは不明だが、少し親切心に欠けるようだ。

アクションゲーム、特にオンラインで競い合うPvP型のシューティングゲーム作品の場合、反応に直結している「Ping値」はさることながら、ゲーム内容をきちんと描画するためのPC構成は不可欠で、その指針が示されていない場合、自分のギアで適応するのか不安を覚えてしまう人も少なくないはずだ。

要求スペックが不明な『Royale Battle: Warzone』▲PC要件に関してOS以外に記述が存在しないため、どの程度のスペックが最適なのかは不明。

Steamストアに記載されていなくても、例えば公式サイトやSNS上でスペックを発表しているのであれば話は別だが、InScienceGamesは公式サイトとSNSを持っておらず、Steam上の情報しかスペックに関する手がかりがない。このままでは誰も得をしないため、一刻も早く詳細なスペックを明記すべきだ。

【おすすめポイント】OSはWindows 10以上が必須!

アップデートと情報開示が必須の新作

前項でも触れたとおり、本作を運営しているゲームスタジオ「InScienceGames」は、作品に関する記述に乏しく、このままでは新規ユーザーを多く獲得することは困難になると思われる。英語ネイティブではないデベロッパーの可能性もあるが、作品の基本的な情報開示については最低限行ってほしいところだ。

InScienceGamesのゲーム作品はこれまでに3本出ているが、そのいずれもアップデート情報が存在せず、ゲームが放置されている印象を受ける。彼らが2年前にSteamへ発表したデビュー作『CityRunner』にも未だにアップデート情報が無いのは不安で、このままではプレイヤーに良い印象は与えられないだろう。

前2作に関してはオフライン専用のゲームタイトルとなるため、特にアップデートを行わなくても問題はないと開発者が考えている可能性もあるが、世界のPCゲームユーザーは様々なPC構成とプレイ環境でゲームをプレイしているため、すべてのパーツ構成でゲームが不具合なくきちんと動くことは非常に稀だ。

情報開示が必要な『Royale Battle: Warzone』▲ストアでの記載事項はあまりにも少ない。もっとユーザーに詳細を説明していく必要がある。

特定のPCパーツ構成による不具合や、ゲーム起因のバグと正面切って向かい合ってこそ真のデベロッパーと言えるので、インディーゲームデベロッパーであるということを言い訳にして問題を先送りせず、ゲーム毎に起動できるPCパーツ構成をしっかりと明記していく心構えが必須だろう。

Steamに作品を発表しているインディーゲームデベロッパーの中には、「InScienceGames」のように自分たちの作品を「やりっ放し」にするスタジオや個人開発者も少なくなく、その多くが連絡先不明。ユーザーの声を拾いながら製品をブラッシュアップさせていくためには、コンタクトを取れる手段の確立も必要だ。

販売型のゲーム作品を世界のユーザーの目に触れるポータルサイトに掲載している以上、販売元は上記の「基本事項」をしっかりと押さえておくべき。ユーザーが欲しい情報を開示し、不具合を解消するアップデートを行った先に、ユーザー増加や製品への正当な評価が待っているはずだ。

近未来世界を舞台にバトロワを繰り広げていくアクションFPS/TPS『Royale Battle: Warzone』は、現在Steamで配信中。情報開示とアップデート作業をしっかりと行えば、今後注目されるタイトルになるかもしれない。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】今後に期待のアクションFPS/TPS!

Royale Battle: Warzoneスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-4460 / AMD FX-6300 Intel Core i7-8700K / AMD Ryzen 7 2700X
メモリー 8GB 16GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 760 / AMD Radeon R7 260x NVIDIA GeForce GTX 1080 / AMD Radeon RX Vega 64
VRAM 2GB 8GB
HDD空き容量 50GB 50GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考 インターネット接続必須SSD推奨

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