『Sorcerer Standoff』のタイトル画像

『Sorcerer Standoff』は、2022/10/15からSteamで正式配信されているDigiPen Institute of Technologyの無料PCゲームで、ファンタジー世界を舞台に魔法バトルを楽しめるアクションゲームタイトル。

分割画面で展開する魔法使い同士のバトル要素、独自の魔法効果を持つ4名の魔法使い、ロケーションが異なる2種類のマップ、個々のキャラ操作をマスターできるチュートリアルセクションの実装が魅力で、学生が開発した無償のゲームタイトルで遊んでみたい人、ファンタジー世界のバトルが好きな人におすすめの新作。

無料で遊べる魔法バトルゲーム

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信されている『Sorcerer Standoff』は、3Dグラフィックで再現されたファンタジー世界を舞台に、魔法使い同士の戦いを楽しめるおすすめの新作。距離をおいて離れたプレイヤー同士が魔法を連発しながら決闘を繰り広げるアクションゲームタイトルだ。

作品にはタイプが異なる魔法を操る4名の魔法使いキャラクターが登場。プレイヤーは好きな魔法使いを選択後、1vs1の魔法バトル対戦に挑むことになる。ソロプレイとオンラインマルチプレイには非対応となり、ローカルで対戦することが前提。家族や友人・知人と一緒に遊べる新作ゲームとなっている。

プレイ画面は中央部で分割した「共有/分割」画面で、対戦時にお互いの状況を確認できるようになっている。インターフェースは下部にまとめられ、相手の魔法使い目掛けて次々と自分の魔法を放っていく仕組みだ。自キャラを背後のカメラ視点で見るサードパーソンビューでプレイが展開していくぞ。

魔法使いの戦いが繰り広げられる『Sorcerer Standoff』

▲共有/分割型のプレイ画面でローカル対戦プレイを楽しめる新作アクションゲームタイトル。

ゲームには4種類のレベルを持つ2つのマップが搭載され、レベルによっては魔法バトルに影響を与える環境が存在するため、マップの特性を活かしながら戦略的に戦うことも可能。オープンワールドゲームとは異なり、移動できる範囲は限られているが、その分戦いに集中できて面白い。幅広い人におすすめだ。

作品は「汎用コントローラー」でのプレイを前提として設計されており、プレイするためにはコントローラーが必須。キーボードとマウスでの操作はサポート外となるので、プレイ時には自身の環境を確認しておこう。対戦を楽しむためには最低2台の汎用コントローラーを所有していることが前提になる。

工科大学の生徒が制作した新作ゲームタイトル

本作を開発したのは、アメリカのワシントン州にあるDigiPen工科大学の生徒たち。作品は授業の一環として制作された背景を持つため、プレイは完全無料。ゆえにオンライン機能や課金システムなどが存在せず、商業要素とは無関係なタイトルとなっている。学生が丹念に作り上げた必見のインディーゲームだ。

なお、DigiPen工科大学はコンピューターサイエンスに特化した学校で、ゲームデザインのみならずデジタルアートやアニメーション、音楽についても学べる専門大学。在学している生徒たちは斬新なアイデアの作品を生み出しており、発表されたゲームタイトルも相当数に上る。未来の開発者を育成している施設だ。

工科大学の生徒が開発した『Sorcerer Standoff』

▲数々の魔法を使い分けながら戦う。コントローラーでの操作に最適化されたUIが秀逸だ。

インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応。チュートリアルセクションで魔法の種類や操作体系を学びながらプレイを円滑に進めるためには、一般的な英語読解力が要求されることになる。一緒に遊ぶフレンドが英語に堪能であれば安心だ。

商業目的で開発されたゲームではないということもあり、解除できるSteam実績はゼロ。またゲーム世界を拡張するダウンロードコンテンツも存在しないため、ある意味あっさりした作品と言える。とは言え無料でプレイを楽しめるゲームとなっているので、自宅でパーティーゲームとして活躍してくれるだろう。

ファンタジー世界を舞台に魔法バトルを楽しめるアクションゲーム『Sorcerer Standoff』は、現在Steamストアで無料配信中。課金要素が一切なく、完全に無料で遊べる必見のインディーゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】魔法バトルの世界へ飛び込め!

ゲームシステム

『Sorcerer Standoff』のコンセプトは、魔法使い同士のタイマンバトル。プレイには2名のユーザーが必須で、異なる4種類の魔法を扱う魔法使いを選択して戦いに挑む。それぞれの魔法使いが持っている魔法の効果については「Sorcerer Training」セクションで勉強できるようになっているので、基礎を覚えよう。

「Sorcerer Training」では、該当する魔法使いが扱う全種類の魔法について確認できるほか、独特のムーブメントも勉強できる。本作は3種類に分かれる「レーン」を移動しながら魔法を繰り出すバトルスタイルを持っているので、この仕組みを理解して防御するアクションについてもしっかり学んでおこう。

魔法使いは「炎」「稲妻」「毒」「虚空」のエレメントを発動できるタイプに別れ、3種類の基本魔法と4種類の「エンチャント」を発動できる。誰が突出して強い、ということはないので、魔法効果はあくまで平等だと考えて好きな操作キャラクターを選択しよう。無論外見で決めるのもアリだ。

4種類の操作キャラを選べる『Sorcerer Standoff』

▲キャラクター選択画面。画面下部の説明文でも各魔法使いの特性について学べる。

3種類のレーンで魔法の攻防戦が展開する本作では、相手がどのレーンで「何の攻撃」を仕掛けてきたかを判断する姿勢が大切。本作では同じレーンに放たれた相手の攻撃に対して「ブロック」または「受け流す」ことができるので、冷静に移動しながら攻撃に対処するプレイが求められることになるぞ。

「何の攻撃」を仕掛けてきたかを判断する姿勢、と書いたのは、相手が「エンチャント」を放ってきた場合には「ブロック」も「受け流し」もできないため。数々の魔法攻撃が乱れ飛ぶ中でエンチャントにもしっかりと反応し、素早く該当レーンから離れることが勝敗を大きく分ける。見極める力が大切だ。

攻撃スタイルは大別して2種類で、魔法とエンチャントを合計すると全部で7種類の攻撃を放てるが、この数字は少ないようで多く、一度混乱すると連続攻撃を浴びる場面も出てくるなど、予断を許さない戦いが繰り広げられる。最後まで集中力を切らさずに多彩な攻撃を放つことが重要になる新作タイトルだ。

レベルの特性を活用する要素も存在

前項で少しだけ触れたが、本作のマップは複数のレベルに別れており、その中には相手に対して有利な展開を生み出す環境が含まれている。マップの特殊効果と作用も取り入れながら戦うことも勝利を呼び寄せるポイントで、的確な操作と同時に「戦略性」も併せていくプレイ要素が大いに捗るはずだ。

操作キャラクターのモーションも練られており、遠くに向かって魔法を発射していく動作をリアルに再現している点もグッド。またプレイ中に相手の操作入力も分かるプレイ画面レイアウトを持っているので、自分の画面とは違う画面を見ながら即座に対応する要素もあって面白い。反射神経が問われる新作だ。

マップ環境を利用できる『Sorcerer Standoff』

▲自分の入力は相手プレイヤーにも見える。この公平性がプレイの面白さを加速していく。

公式の紹介文で「綱引きの試合」という表現が使われているが、本作のバトルは実力が拮抗したプレイヤー同士で戦う際に面白さを増し、一進一退のスリリングな攻防戦を体験できる。競技性を重視したプレイシステムとハイテンションなバトルが最高に楽しい新作ゲームで、誰もが夢中になれる魅力を持っているぞ。

DigiPen工科大学の学生プロジェクトとして開発された経緯を持つ作品ということで、色眼鏡で見てしまう人がいるかもしれないが、誰の監修も受けずに発表されたインディーゲームとは異なり、ゲームシステムの整合性やゲームバランスなどに対してしっかりとしたチェックが入っているので安心だ。

海外の大学はゲーム開発に対する教育度合いが日本よりも本格的で、卒業後に大手ゲーム会社へ就職する人も多い。中には意気投合したメンバーでそのままインディーゲーム会社を立ち上げてゲーム開発に乗り出す生徒もいるため、今後も海外ゲーム業界には優れた人材が多く登場することだろう。

【おすすめポイント】競技性抜群のバトルが楽しい新作!

システム要件

『Sorcerer Standoff』のシステム要件は中程度。推奨環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」となるため、現行のローエンドからミドルスペックのゲーミングPCであればプレイを楽しめるはず。推奨されるメインメモリは8GBと敷居が低く、多くの人が気軽に遊べるはずだ。

CPUの推奨要件は「i-7 4790」で、最低動作環境では「i-5 8400」クラスのプロセッサーが挙げられている。CPUに関しては動作周波数が高いモデルが好まれる傾向だ。なお、OSに関してはWindows 10以上が必須で、7や8.1などの古いOSは動作保証の対象外となる。この点には十分に注意しておこう。

システム要件が中程度の『Sorcerer Standoff』

▲魔法のエフェクト効果が多発する作品のため、PC環境への負荷はやや高めの傾向にある。

ファンタジー世界を舞台に魔法バトルを楽しめるアクションゲーム『Sorcerer Standoff』は、現在Steamで無料配信中。インストールサイズも6GBとコンパクトで、誰もが気軽にインストールできる新作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】幅広い人が遊べるアクションゲーム!

Sorcerer Standoffスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-2400 Intel Core i7-8700K
メモリー 8GB 16GB
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 660 NVIDIA GeForce GTX 1060
VRAM 2GB 6GB
HDD空き容量 50GB 50GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考

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