ASTRONEERは、System Era Softworksより2016/12/16からSteamでリリースされた、ボクセルモデルを超えたデザインが可能で、色々な自由な形状を作り上げられるサンドボックスゲームだ。
いくつかの惑星を自由に行き来しながら、好き勝手開発していける。よくあるボクセルを積み上げていく制作ではなく、曲線まで自由に描ける良システムだ。想像力と実行力があれば、どんなものでも作り出せる万能性が素晴らしい。自分のやり方で惑星を立派にしていこう。どっぷりと時間を忘れて夢中になれる。
マルチプレイやゲームパッドなど、文字を見なくてもなんとなく直感で判断できるゲームデザインだ。ストーリーもしっかりと備わっており、ゲームクリアをひたすら目指すような遊び方もできる。子どもの頃に戻った気分で雄大な大地を駆け抜けて、たくさんの思い出を作っていこう。自分で何かを産みだしていきたい人におすすめのサンドボックスゲームだ!
宇宙開拓をすすめる遠い未来のストーリー
本作は未来が舞台になっており、25世紀のゴールドラッシュで、宇宙の辺境まで探索するのが目的だ。未知の惑星をうまく表現したデザインと可愛らしいカラーリングになっており、多くのプレイヤーの目をひく美しさとどこかのんびりしたテイストが融合した素晴らしいグラフィックだ。
プレイヤーは「Astroneer」として未知の惑星へ降り立ち、人為的に星の環境を変化させて、人類の住める星に改造するテラフォーミングを行っていく。現在、7つの惑星があり、オープンワールドで星々が繋がっている。その気になれば全ての惑星に移動できるし、違った環境を作り上げていくことも可能だ。
どの惑星も呼吸さえもままならない過酷な環境。そんな場所に身を置き、危険に晒されながら、金持ちになるチャンスをものにするために、宇宙のフロンティア(未開拓の地)を探索して、貴重なアーティファクトや資源を見つけて、獲得しなければならない。宇宙の謎を解き放ち、素晴らしいお宝を手に入れよう。
地上や地下洞窟を探索すれば、様々なアイテムや材料などが収集できる。それらを使って、クラフトして、便利なツールや器具、機械などが作成可能だ。色々な施設を作りながら、拠点施設を作り出そう。レイアウトまでプレイヤーが自由に建造できる。
生き抜くためにサバイバルを行っていくのも大事だ。特に酸素がなくなってしまうと即死レベルの問題となるので、供給が途絶えないように意識しておこう。オブジェクトやコンポーネントを組み合わせると、乗り物だって作れるようになっている。
探索がかなり楽になるので、乗り物は急いで作っておきたい。折り曲げるなど、あらゆる状況でユニークな固有アイテムを生み出すチャンスが眠っている。ユニークなアイテムは能力がそれだけで高い可能性ので、色々な組み合わせを積極的に試していこう。
美しい造形美を実現させたゲームシステム
本作は、他のサンドボックスゲームの様に採掘で資源を獲得しながら、基地を拡張していく流れになっている。大きく違う点としては、クラフトして生み出されるもにある。サンドボックスゲームの代表格である「Minecraft」ではボクセルを使った、ドット絵のようなデザインの建造物なら何でも作れた。
だが、そこはあくまでもドット絵レベルであり、本物に限りなく似ている何かというレベルでしかない。なめらかな曲線や本物のような質感ある造形は本作ならではの美しさだろう。ボクセルデザインを越えて、自由な形状での建造が楽しめる。
探索の範囲は最初は小さいが、乗り物を作ったり、基地を拡張することで、惑星の各地だけでなく、別の惑星や月などにも移動が可能になっていく。もちろん、新しい場所でも基地が作れるようになっている。本作では地形変形ツールも用意されており、採掘、収集、形成、建設などの地形編集を可能にしてくれる。これを使いこなすことができれば、色々なコトが出来るようになり、逆に何をするかでプレイヤーを悩ませることになるだろう。
純粋にストーリーを進めてもいいし、地表を徹底的につるつるに削ってしまってもいいし、一日中、太陽が沈まない「北極点」を目指してもいい。世界一の滑り台を作ってみたり、ひたすら空高く地面を積み上げて宇宙まで歩いて行ったり、逆に穴を掘って惑星の中心を目指したり、美しいデザインをしてみたりと、プレイヤーのプレイスタイルによって様々な遊び方で楽しめるだろう。
地下へ降りて資源を集めるのが暗くて嫌なら、地上で乗り物を使ってラクラク行っていけばいい。欲しい資源がなければ、別の惑星を目指して旅に出よう。使い捨ての燃料であれば、それなりに簡単に手に入るので宇宙旅行は気軽に行ける。
プレイヤーの想像力と独創性によって色々なものを作り出せるだけでなく、自由に探索も行える。まったり系のようなグラフィックだが、本作には危険な生物や植物も存在している。迂闊に近づいてしまうと死を招きかねないので、危険なモノを見分けて、極力そばに行かないようにしよう。
惑星によっては中心部まで続く危険な洞窟もあり、岩盤層を経由すれば、惑星の全体を移動して探索が出来るようになっている。様々なチャレンジが存在し、プレイヤーを満足させるユニークな地表や洞窟内の生物が出現する。全ての壁を乗り越えて、すべて謎を解き明かしていこう。
みんなで遊べばゲームがより楽しくなる
本作ではオンライン上のプレイヤーたちと最大4人で協力プレイができるようなっている。オンラインのドロップインとドロップアウトが可能なので、時間を合わせなくても、都合のいいときにいつでもプレイヤーが参加できるシステムだ。
グループを結成すれば、1人では時間がかかりすぎて、絶対に作れないような巨大な基地だって構築もできるだろう。プレイヤーが抜ける際には死亡扱いになるので、貴重なアイテムを持ち逃げされる心配もない。協力して何かを作り出す作業は、何にも勝る面白さなので、友だちを誘って始めてみよう。
誰でもすぐにゲームに馴染めるように優しく教えてくれるチュートリアルがあるので、ゲームに対してある程度のことを理解することが出来るようになるだろう。その後はプレイヤーがそれぞれ自由に遊んでいけばいい。遊べることは豊富だ。
直感的に理解出来るシステムは他にも多数存在し、想像、類推を使って、文章に頼らないゲームシステムに昇華されている。ここまでゲーム性が高まったのは偏に長いアーリーアクセス期間を経て、多くのプレイヤーからフィードバックを受けて、進化し続けてきたことによるものだろう。
2016年12月16日にアーリーアクセスとしてリリースされてから、2019年2月6日に正式版であるバージョン1.0に進化するまで、実に様々なコトが行われてきた。言語も英語だけでなく、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語、韓国語、ポーランド語、ロシア語、中国語、ポルトガル語、トルコ語。そして、日本語にも対応している。
海外のゲームだとは思えないほど、日本語の攻略wikiも情報が揃っているし、ゲームをやる上で支障を感じるコトもまずないだろう。他のプレイヤーと協力するマルチプレイやゲームコントローラーの完全サポートなど、遊びやすい環境がしっかりと整えられている。惑星を好き放題に開発して、自分だけの世界を作り出したい人におすすめのサンドボックスゲームだ!
ASTRONEERスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7、8、8.1、10(64ビット) | Windows 10(64ビット) |
CPU | X64 デュアル コア CPU、2+ GHz | X64 クアッド コア CPU、3+ GHz |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィックカード | Discreet GPU with 1 GB VRAM | Discreet GPU with 2 GB VRAM |
VRAM | 1 GB | 2 GB |
HDD空き容量 | 2 GB | 4 GB |
DirectX | バージョン 11 | バージョン 11 |
備考 | ネットワーク接続が必要 |
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