『タイタン スレイヤーⅡ(TITAN SLAYER Ⅱ)』は、コロプラより2019/2/20からSteamでリリースされた、体感型VRで巨人との戦いが楽しめるアクションゲームだ。
前作「TITAN SLAYER」から圧倒的なグラフィックの向上と、操作性の進化を遂げて帰ってきた本作。手軽な操作で移動が出来、武器も自由に切り替えられるので、実際にその空間で戦っているような気分を味わえるだろう。
高い操作性と優れたグラフィックで演出も素晴らしい。剣を振り回して敵を切り刻むなどリアルでは絶対にできないコトも体験できる。ホラーゲームやゴア表現に抵抗がない人におすすめしたい体験型のアクションゲームだ!
シリーズ2作目にして激しい進化を遂げた名作!
『タイタン スレイヤーⅡ』は2017年に配信された「TITAN SLAYER」の正統な流れを汲む、シリーズ最新作になっている。最大の売りとなっているのが、ヴァーチャルリアリティ(VR)を利用した、臨場感あるグラフィック。プレイヤーはあたかもゲーム空間に入り込んだような気持ちになってしまうだろう。
迫ってくる敵がいたら銃で迎え撃ち、背後から襲ってくる敵に気がついたら剣で反撃するなど、状況に応じて豊富なアクションで対応できるのだ。ただ、これだけだと他のVRアクションゲームと大差はない。
本作ではそこからさらにもう一歩進化を遂げ、リアリティを高める努力をしている。それが実際に身体を動かした方向に、回避行動を行う連動機能だ。第六感で背後からの敵に察知して、華麗に回避すれば剣術の達人のような気分を味わえる。
目からの情報だけでVRを体験できるゲームはたくさんあったが、本作のような自分の身体を動かして世界観に浸れるゲームとなるとそれほど多くはない。敵の動きに敏感に反応して、上下左右に身体を振って、敵の攻撃を回避できる。攻撃に関しても大きく振りかぶった方が強くなるなどの機能も備えているのだ。
前作の「TITAN SLAYER」にはなかった移動システムも導入するなど、実際に自分がその空間にいるような感覚を味合わせてくれる。移動が導入されたことで前作よりもアクションの幅が広くなっているのだ。次々に襲いかかってくる敵をなぎ倒すのはかなり爽快感を味わえるに違いない。
近距離、遠距離と敵やこちらの状況に合わせて、剣や弓矢、銃という3つの武器を駆使する戦闘は高い戦術性も求められる。移動しながら敵を倒していき、マップの最後で待っている強大なボスを倒すことができれば、ステージクリアだ。
HTC VIVEとOculus Riftに対応しているので、3Dで遊べる環境が揃っているのであれば、すぐに遊ぶことができるだろう。VRゲームに慣れた人ほど、このゲームの凄さを実感するはずだ。
親切なチュートリアルで操作方法をすぐにマスター!
「タイタン スレイヤーⅡ」では、ゲームをスタートすると、ステージの最初を使ってチュートリアルが体験できるようになっている。指示に従いながら操作をしていくうちに、いつの間にか自由自在に戦えるようになるはずだ。
破壊された古代遺跡のような場所からスタートし、前方に見える青いサークルを目指して進行していく。移動ポイントはボタンを押すと表示され、離すとその場まで移動する。もしも、移動先に敵がいれば戦闘になり、エンカウントしたモンスターたちはそれぞれの個性を有して襲ってくるのだ。
ゾンビであれば、ゆっくりと近づいて噛みついてきたり、コウモリだと不規則な動きで多くのプレイヤーを困惑させるに違いない。敵は豊富に揃っているので、移動のたびにドキドキさせられる。
武器の切り替えはコントローラーを構えた位置で判断されるようになっており、右肩辺りにコントローラーを持ってきて、鞘から剣を抜くようにトリガーを引けば抜刀して剣を装備するのだ。反対に左肩でトリガーを引けば弓矢を装備し、腰は銃の装備へと変更される。
最初は戸惑うかも知れないが、自分の装備がどこにあるのかを理解すると違和感なく武器を取り出せるようになるだろう。それどころか、本当にその空間で武器を取り出しているような気分にしてくれるはずだ。
さらに優れているのが、手がキチンと2本あるところだろう。普通のゲームなら銃を持ったときに剣は使えないし、その逆もしかりだろう。しかし、本作では右手に剣を持ったまま、左手で銃を持つこともできるし、両手に剣を持って二刀流でも戦える。剣を投げつけることもできるので、戦っている臨場感はかなりすごい。
剣は威力が高くなっており、大きく振りかぶってから当てればより高い威力を発揮する。銃や弓矢は威力は高くないが、ヘッドショットを狙えるので、頭を正確に攻撃出来るのであれば、選択肢として十分過ぎるレベルだ。
弓矢と銃の大きな違いは、発射音にある。弓矢はやや威力で劣るが音がしないので、周りに気づかれないまま倒すことが可能だ。この3つの武器を状況に応じてうまく使い、壮大なフィールドで戦っていこう。
どの武器を使っても良いようになっているので、自分の使いやすい武器ばかり究めても良いし、巧みに切り替えながら踊るように敵を倒していくのも面白い。遠くの敵を弓矢や銃で倒して、近づいて来たら剣で戦うなどオーソドックスな戦い方も興じられるのだ。
敵から攻撃を喰らうとHPが減っていき0なると死亡してしまう。しかし、安心して欲しい。この「タイタン スレイヤーⅡ」では倒されてもすぐに復活できるので、ごり押しが可能になっている。ただし、ステージクリア後の成績にかなり反映されるので、ハイスコアを狙う場合には攻撃を喰らわないようにしていこう。
移動は前に進むだけでなく、後ろに戻って敵との距離をとることもできるのだ。特にボス戦でザコと同じように戦っていたらすぐにボコボコにされてHPが減ってしまうだろう。
逃げるだけでなく、剣で相手の攻撃を弾くこともできるので、腕を磨けばかなり熱い戦いも出来るようになるはずだ。チュートリアルがかなりしっかりしているので、丁寧にゲームを進めながら達人クラスの武器の切り替えと移動をマスターしよう。
身体を自由に動かせる分、現実世界である程度部屋の大きさは必要となるが、自由に武器を入れ替えて戦えるようになる頃には、ゲームが何倍も楽しくなっているはずだ。
ゲームの世界に没入させる圧倒的なグラフィック!
「タイタン スレイヤーⅡ」では、グラフィックの美しさも特徴の1つに上げられるだろう。剣で斬りつけ、血しぶきと共に部位が破壊される残酷表現なども見所になる。
Unreal Engine 4を使用したグラフィックエンジンによって、全てのグラフィックが現実と間違えてしまうくらいリアルティのあるものになっており、その完成度の高い。
ゾンビやスプラッターなどのホラー的な演出が好きな人にはたまらない表現が数多く使われており、アクションゲームと言うよりもホラーゲームとしての楽しみ方もあるくらいだ。逆に演出が過激すぎるので、残虐な演出が苦手な人は遊ばない方が良いかもしれない。
純粋にVRアクションゲームとして楽しいので、ホラー的な演出がユーザーを減らしている可能性があるのでもったいなく思えてしまう。動画などを見て演出に問題がなかったら、絶対に遊んで欲しいゲームだ。
モードも「タイタン スレイヤーⅡ」の世界観を堪能できる「ストーリーモード」、激しい攻防戦が楽しい「チャレンジモード」、次々に敵を倒していく「ラッシュモード」など、たくさんのコンテンツも揃っている。
棒きれを拾って振り回して勇者になった気分を満喫したい人にオススメしたい、VRでのバトルが楽しい本格アクションゲームだ!
タイタン スレイヤーⅡ(TITAN SLAYER Ⅱ)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
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