『九日 Nine Sols (ナインソール)』は、2024/5/29からSteamストアで正式配信されているインディーゲームデベロッパー「RedCandleGames」のPC向けアクションアドベンチャーゲームタイトル。
古代中国神話をフィーチャーした世界で、主人公の英雄ネコを操作しながら2Dアクションバトルを展開していく爽快感満点のプレイ、独特なアニメーション風のグラフィックとスリリングなボスバトルが大きな特徴。
アジアンテイストが盛り込まれたインディー系のアクションゲーム作品をプレイすることが好きな人、絶妙な操作スタイルが求められる歯応え満点の戦闘シーンが好きな人、知られざるインディーゲームを発掘したい人におすすめ。
- 猫キャラが主役
- 横スクロールバトル
- 古代中国神話の世界観
ネコキャラが主役のアクションゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで正式配信中の『九日 Nine Sols (ナインソール)』は、古代中国神話をフィーチャーした世界観を持つおすすめの新作インディー系アクションゲームタイトル。猫の姿をした俊敏な主人公キャラクターが特徴で、2D横スクールのプレイ画面で痛快なバトルを体験できるPCゲーム作品だ。
最も特徴的なのは、優雅な古代中国の世界を再現するゲームグラフィック、開発アーティストの手描きイラストがデジタルグラフィックと融合した作風が魅力となっており、線画の輪郭線が強調されている点でコミックを読んでいるような雰囲気に浸れる。アーティスティックな作風が光る内容で、芸術性という面でも非常に興味深い。
プレイヤーは猫の姿をしている英雄「イー」としてゲーム世界へと降り立ちながら、9人のソル(Sol)を倒すべくアクションバトル要素を繰り広げていくことになる。「復讐」がテーマとなっている世界観設定とストーリー要素を持ったインディーゲームタイトルで、プレイすれば武侠小説風な物語設定にも大いに惹き込まれていくことだろう。
『九日 Nine Sols (ナインソール)』のストーリー
新しい崑崙では、英雄イーがこの見捨てられた領域の 9 人の支配者を目覚めさせました。
無人の街で9人のソルを倒すこと。
「タオの道とひとつになる…」
ソラリアンの最後の聖域であるニュー崑崙は、何世紀にもわたって静かなままでした。この広大な領域の中で、古代の神々は神聖な儀式によって永遠に守られる約束の地を人間に残しましたが、この世界の真実はほとんどの人に知られていません。忘れ去られた過去の英雄イーが人間の子供によって目覚めたとき、すべてが変わります。
台湾のデベロッパーが送る新作
本作の開発とパブリッシングを手掛けているのは、台湾で2015年9月に結成されたインディーゲームデベロッパーの「RED CANDLE (レッド・キャンドル)」。世界中から集まったゲーム愛好家のメンバーが開発に取り組んでいる同スタジオは、約5年もの開発期間を経て本作をリリースした経緯を持つ。
今後の活躍にも期待が寄せられるスタジオだ。
『九日 Nine Sols (ナインソール)』の開発には、受賞歴のあるサイコホラーゲームタイトル『Detention and Devotion』のクリエイターが関わっているので、同作をプレイ済みの人にもおすすめ。ストーリーテリングと革新的なゲームプレイの両方を通じて没入型のゲーム体験を作り出すことに情熱を注いでいるデベロッパーの新作だぞ。
ゲームの特徴
『九日 Nine Sols (ナインソール)』最大の特徴は、多くのゲームファンが夢中になれる2D横スクロール型のプレイ画面で展開する痛快なアクションバトルシステム。「道教SFファンタジー」と開発者自らが呼称するジャンルと、アクション性の高いプレイ要素が魅力を放っており、アクションゲーム好きユーザーを夢中にさせてくれる。
また開発者は「サイバーパンク」が「道教」と衝突し、SF要素と東洋の神話/ファンタジー要素が融合した状態の本作を。新たなオリジナル造語「タオプパンク」という表現で表している。既存のジャンルに迎合することなく、自分たちの手で新たなジャンル像を模索していく実験的なゲーム作品で、その高い志と開発意欲は素直に素晴らしい。
ゲームは主人公イーの活躍を体験する形で進んでいく。プレイヤーの最終目標は、かつて「古代エイリアン種族」の本拠地だったという様々なロケーションの土地を探索しながら、この「見捨てられた領域」の恐るべき支配者である 9人の「Sol (ソル)」たちを全て倒すこと。「復讐に燃える英雄の冒険」をたっぷりと堪能しながら遊ぼう。
ちなみにネコは9つの魂を持っているという伝承でも知られる生き物で、本作はその魂(Soul)を敵ボスの「Sol」に引っ掛けている可能性がある。ストアには日本語のタイトルで「ソール」と書かれているので、本稿でもその読み方に準拠しているが、英語の発音としては「ソルズ」が正しい。これは「当て字」的な読み方なのだろう。
戦闘シーンに目を向けると、敵キャラクターの攻撃を瞬時にかわしていく「弾き」をはじめとするスピード感溢れるバトルシーンには、日本のみならず世界中で大ヒットを記録した『Sekiro』のエッセンスを取り入れているという。開発者は本作のゲームシステムのことを「2Dsekiro-lite (2Dセキローライト)」という呼称でも表現している。
道教のお守りで敵キャラクターを斬り刻みながら、時に「逸らし」も用いて攻撃を回避しつつ、突撃・爆破を含むバトルアクションを堪能できる点がポイント。高速かつ残忍なアクションシーケンスと古典的なプラットフォームの仕組みが融合したプレイ要素が作品の魅力であり、アクションゲームの醍醐味をたっぷりと堪能できるはずだ。
英雄イーの前に立ちはだかるボス戦もゲームの醍醐味で、アイテムを最大限に活用しながら各キャラクターの弱点を見出していく攻略プレイも大に捗るはず。自分よりも遥かに巨大なボスキャラクターに立ち向かっていくプレイ要素には国境や性別を超えて楽しめる興奮があり、苦労してボスを倒した際の喜びもひとしお。長く遊べる新作だぞ。
エリアを探索しながらゲームに隠されている「秘密」を明らかにしていくプレイ要素も魅力。様々なエリアを進んでいくことによって、英雄イーの復讐の裏にある「真の物語」を理解できるようになっている。友好的なNPCに出会いながらアップグレードを受け取り、新しい能力を獲得して英雄イーをさらに強力なヒーローへ育てていこう。
細心の注意を払って手作りされたアニメスタイルの風景、そしてスプライトベースの手描きアニメーションで満たされている本作には、日本の漫画にインスパイアされたカットシーンも登場。舞台こそ古代中国風になっているが、表現スタイルは日本人ユーザーにも入り込みやすいものになっている。視覚的にも楽しめる作風が光る新作ゲームだ。
日本語環境をサポート
Steamでの販売価格は3,400円で、現在は「リリース記念セール価格」となる10%OFFの3,060円で購入できる。ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕をサポートしており、またXboxコントローラーとPlayStationコントローラーでの操作もフルサポート。幅広い年代のプレイヤーが参入しやすい環境が整った新作ゲーム作品だ。
なお、ストアではゲーム内で聴くことができるBGMを収録した「オリジナル・サウンドトラック」も1,200円で併売中。解除できるSteam実績は合計で35種類と豊富で、普段から「実績ハンター」を自負している人にもおすすめ。ちなみにゲームはソロプレイ専用のタイトルで、ローカルとオンラインのマルチプレイには非対応となっている。
ゲームはWindows OS以外に、Mac OSでの動作もサポートしているハイブリッドタイトル。システム要件は低めで、推奨環境で提示されているグラフィックボードはNVIDIAのGTX 970クラスかそれ以上のパーツとなっている。メインメモリの推奨搭載量も8GBと控えめで、この数値をクリアできるPCゲーマーは多いはずだ。
古代中国神話をフィーチャーした世界が舞台となるおすすめの新作アクションゲーム『九日 Nine Sols (ナインソール)』は、現在Steamストアで好評配信中。多くのPC構成に対応してくれる「軽さ」も魅力のインディーゲームタイトルで、ソロでプレイに打ち込みたいと考えている人には断然おすすめできるアクションゲームとなっているぞ。
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【おすすめポイント】英雄イーの旅が始まる!
九日 Nine Sols (ナインソール)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 25GB | 25GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
(C) RedCandleGames.
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