『Old Market Simulator (オールドマーケット・シミュレーター)』のタイトル画像

『Old Market Simulator (オールドマーケット・シミュレーター)』は、2024/5/22からSteamストアで「早期アクセス版」が配信されている開発・パブリッシング「Alcedo Games」のシミュレーションゲームタイトル。

古き時代をモチーフとする世界を舞台に、作物を栽培しながら市場で自分の店を運営し、様々なマネジメント要素と管理システムなどに触れながらお店をどんどん成長させていくやりこみ要素満点のSLGプレイが大きな特徴。

協力プレイも可能な店舗経営シミュレーションゲームタイトルを求めている人、近年Steamストアでブームを巻き起こしている「職業体験型」のPC向けゲームで遊んでみたい人、開発者を支援してみたい人におすすめの新作。

このゲームはココが魅力!
  • リアルな経営シム要素
  • 2名のCO-OPに対応
  • コンテンツ盛り沢山

古き時代の店舗経営に挑む新作SLG

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『Old Market Simulator (オールドマーケット・シミュレーター)』は、古き時代をモチーフとする世界で「店舗経営」要素にチャレンジできるおすすめの新作ゲーム。

本稿で「古き時代」と書いているのは、本作の説明に明確な時代設定が存在しないため。人々の服装や建造物などを見ると、100年以上前の時代を描いているようではあるが、ハッキリとした確証が持てないので「ぼかして」いる。

古き時代が舞台

このユニークなゲーム作品を開発しているのはインディーゲームデベロッパーの「Alcedo Games」で、パブリッシングも同スタジオが担当。開発には3ヶ月から4ヶ月ほどの期間を見ており、正式バージョンの配信が待たれる。

ゲーム最大の特徴は、ソロまたはオンラインの「CO-OP」で店舗経営シムに取りかかれる点で、CO-OPは最大2名の同時プレイをサポート。日ごろ親しくしているフレンドや家族と一緒にプレイを楽しめる作品になっている。

プレイ画面

あえてローポリで再現されているキャラクターや環境などのデザインが面白く、色数を抑えている表現は海外の絵本作品を見ているような感覚を覚える。ゲームデザイン全般に作者の人柄が現れているシミュレーションゲームだ。

早期アクセス版がリリースされてからすぐに、Steamストアには22件ものユーザーレビューが寄せられており、その総評は「好評」と、順調な滑り出しを見せている。すでに「人気ゲーム」の予感が漂う必見の新作タイトルだぞ。

ゲームの特徴

古き時代の市場で「成功した起業家になる」ことがプレイヤーの目標。ゲーム内に登場するさまざまな商人NPCから商品を購入し、それらを戦略的に棚に配置しながら、顧客NPCの動向を窺って「商機」を掴み取っていこう。

自分の農園で「作物」を育てて収穫し、それを店舗に持ち込んで販売することも可能。収入を増やすことによって農場をさらに拡大できるため、労働力に見合った対価もしっかりと獲得できる。収益を増やすことが優先事項だ。

お店の内部

お店に訪れてくれる顧客の「満足度」も商売の行く末に影響を及ぼす本作では、この評判を管理しながら競争が激しい市場でしっかりと生き残っていく姿勢も大切。お客が「何を望んでいるのか」を理解しながらプレイを進めよう。

商売で稼いだ「利益」は、さらにビジネスに投資することで輝く。もっと多くの棚を購入して店舗も拡大し、より多くの商品を在庫に追加しながら、幅広い顧客候補のNPCを惹きつけていこう。成り上がり要素が楽しい新作だ。

細かいオーダー画面

プレイを進めていくと、必要に応じて「従業員NPC」を雇い入れることもできるようになっていく。店舗のプロセスを自動化していく「人材マネジメント要素」も大切なコンテンツで、これによって効率化も上昇していくはずだ。

従業員は無料(タダ)で働くわけではない。労働には見合った対価を支払うことが必須であり、これを遂行してこそ経営者を名乗れる。レジや空箱の補充を手伝ってくれるスタッフを雇い入れながら、店舗をさらに成長させよう。

プレイヤーが持っている市場は、顧客NPCの訪問数に応じて「汚れ」が溜まっていく。清潔さを保つために定期的に清掃する必要があり、そこにゲームを超えたリアリティーも生まれる。没入感の高いシミュレーションゲームだ。

イベントも発生

時間経過の概念を持つ本作では、年間を通じて発生する特別なイベントや祝日も存在。ハロウィンなどのイベントは、顧客の嗜好や購入習慣に大きな影響を与えるので、これらを上手く商売に取り入れることも大切だ。

ハロウィンの期間中は、卵やビールなどの特定の商品の需要が急増することがあり、これに応じて在庫や価格設定の戦略を調整することで、このトレンドを活用できる。世間の波に上手く乗っていく商売上手になっていこう。

商品価格は、春、冬、秋、夏などの季節によって異なる。年間を通じて利益を最大化し、顧客の需要を満たすために戦略を調整していくことも重要なプレイ要素になり、そこにプレイヤーの戦術性を発揮できる余地がある。

季節の概念を持つ新作

毎日の終わりに収入と支出を確認し、事業を維持するよう努めていこう。綿密な計画だけが小さな市場を「繁栄するバザール帝国」に変えられるのだ。現実世界とほぼ変わらない経営要素を体験できるおすすめの新作ゲームだぞ。

前述した「季節イベント」に加えて、ゲームでは「サプライズイベント」も発生。これらはプラスのイベントとマイナスのイベントの両方があり、起こったイベントの内容によって幸福と不幸を体験できるようになっている。

港の様子

プラスイベントでは通常、税率が下がり、特定商品に対する顧客の需要を増やしていくが、反対にマイナスイベントは税率が上がり、特定商品の販売が禁止されてしまう。苦境にも立ち向かっていくガッツも必須なゲームだ。

生鮮商品が腐ってしまうのを防ぐために「地下室」に商品を保管するアクションや、さまざまな商品を販売するために必要な「許可」を購入するアクションなど、ゲームにはリアリティー満点の仕掛けが無数に存在する。

ソロプレイでも遊び甲斐満点のゲームだが、フレンドや家族と一緒にオンラインでCO-OPを行うことで面白さも倍増。それぞれのキャラクターで役割を分担しながら、やりこみ要素満点のゲーム世界を大いに遊び尽くそう。

日本語インターフェースに対応

Steamでの販売価格は1,200円で、現在は「リリース記念セール価格」となる20%OFFの960円で販売中。正式バージョンでも販売価格に変更は無い見通しだが、少しでも安く購入したいと考えている人は、急いでチェックしよう。

インターフェースは標準で日本語に対応。現段階で汎用コントローラーでの操作およびValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については発表されていない。今後の情報アップデートを楽しみに待とう。

日本語に対応

ストアには最低動作環境のみが掲出されているが、『Old Market Simulator (オールドマーケット・シミュレーター)』のシステム要件は比較的低め。NVIDIAのGTX 660が最低動作環境で保証されているグラフィックボードだ。

CPUの最低動作モデルはIntelのi3 3000番台のクラスかそれ以上の性能を持つプロセッサー。メインメモリの最低搭載量も4GBと敷居が低く、これらの基準値をクリアできるPCゲーマーは多いはず。多くの人が遊べる新作だ。

正式バージョンへの展望

「早期アクセス版」の現段階でも上記の特徴とシステムを備えている本作だが、最長で約4ヶ月後にリリースされる予定の正式バージョンでは、更に多くのアイテムとNPC、カスタマイズのオプションなどが実装される予定。

ユーザーからのフィードバックに関しては、「公式Discordサーバー」上で受け付ける予定になっているので、ゲームをプレイして感じたことや、報告すべき事項などがあれば、遠慮なく開発者へ進言してみよう。

早期アクセス版の作品

早期アクセス版の状態でリリースされている製品の多くは、開発者とは異なるPC環境で遊んでいるユーザーから情報収集を行う目的を持っていることが多い。再現性のあるバグや不具合を地道に修正していくためだ。

それに加えて、ゲームに関する率直な感想も開発者にとっては非常に参考になる。「この部分をこうして欲しい」「こういったコンテンツを追加して欲しい」という要望を送ることも、ゲーム開発では非常に重要だ。

NPCたち

大手の企業がAAAクラスのゲームを開発する場合、開発の初期段階にある作品を一般公開の形式でテストすることは非常に稀であり、そこがインディーゲームデベロッパーの開発姿勢とは大きく異なる点と言える。

サーバーへの負荷状態を確かめるためにクローズドβテストが開催されることはあるが、開発者が「手の内」を全て曝け出した状態で「このゲームをどう思いますか?」と問いかけられるのはインディーゲームデベロッパーのみだ。

そういった意味合いもあるため、早期アクセス版のゲームをおすすめできるプレイヤーは、積極的に開発者に意見とフィードバックを送れる人、ということになる。レスポンスが無ければ早期アクセスの意味は全く無いに等しい。

正式バージョンに期待の新作

ゲームを日夜必死に開発し、正式バージョンへの移行を目指して頑張っているデベロッパーに「協力したい」と考えている人にはピッタリの新作ゲームで、ユーザーからの奇譚のない意見が作品の発展へ寄与することだろう。

古き時代をフィーチャーした世界で「自分だけのお店」を繁盛させていくおすすめの新作シミュレーションゲーム『Old Market Simulator (オールドマーケット・シミュレーター)』は、現在「早期アクセス版」として配信中。

最近大ヒットを記録した『Supermarket Simulator (スーパーマーケット・シミュレーター)』と非常に近い作風を持つタイトルで、同作の世界観やシステムが気に入った人であれば、本作も存分にプレイを楽しめるはずだ。

興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】お店を繁盛させよう!


Old Market Simulatorスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-4460 Intel Core i7-8700K
メモリー 8 GB RAM 16 GB RAM
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 760 NVIDIA GeForce GTX 1070
VRAM 2 GB 8 GB
HDD空き容量 50 GB 50 GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考

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