【東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト】名作ゲームが復活！『東方ダンマクカグラ』を再構築したリズムゲームが好評配信中

『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』は、2024/2/8からSteamで正式配信されているAlliance ArtsのPC向けリズムゲーム。

惜しくもサービスが終了したスマホアプリ『東方ダンマクカグラ』の世界観を再構築したゲームシステムが特徴で、原作ファンの人におすすめ。

名作リズムゲームをリビルド

現在Steamで正式配信中の『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』は、サービスが終了した名作スマホアプリを復活させたリビルドタイトル。

2021年に配信がスタートした東方Project初の公認アプリ『東方ダンマクカグラ』の世界観を残しつつ、オンライン要素なしのスタンドアロン版として再構築している。

原作で遊びながらも、サービス終了によってロスを感じていた人にはおすすめの作品で、また東方Projectファンの人も必見の新作ゲームだ。

『東方ダンマクカグラ』については本サイトでも過去に取り上げているので、興味を抱いた方は一読してほしい。

開発者はアンノウンX。ストーリーと世界観設定・シナリオには、原作を手掛けた株式会社ストーリーノートの藤澤仁氏と武田稚乃氏が参加している。

スマホアプリ版では不完全燃焼に終わってしまったシナリオの「続き」を体験できる作品で、前作の終了を無念に感じていた人も必見だ。

2種類のゲームモード

本作の特徴は、スマホアプリ版のシステムをアップデートして構築したモード。ゲームには「カグラステージ」「ダンマクステージ」の2種類が実装されている。

異なるゲームモードで痛快なリズムゲーム要素を楽しめるおすすめのPCゲームだ。

カグラステージ

「カグラステージ」は、6レーンに渡って落ちてくるノーツをタイミング良く叩いていくステージで、コンボ発生が大量のスコア獲得に繋がる。

ダウンロードコンテンツとして別売の楽曲を含めると合計で160以上に及ぶ曲数を誇るステージで、4種類の難易度を選択可能だ。

ダンマクステージ

「ダンマクステージ」は、弾幕シューティング要素とリズムゲーム要素がドッキングした新感覚のステージとなり、ボスとのスリリングなバトルが展開。

各ステージには特定のミッション内容が設定され、この条件を満たすことがステージクリアへ繋がる。弾幕STG好きなユーザーは必見のモードだ。

楽曲について

原曲を含む東方Projectの人気楽曲を全68曲収録している点も作品の魅力。今後追加実装されていくDLCでは、計4回で102曲が追加される予定だ。

有料だけではなく、無料でゲットできる楽曲も配信されている点がポイントで、2月8日にはToby Fox & ZUNのコラボ楽曲が登場。

多彩な楽曲でプレイを楽しめるおすすめのリズムゲームで、東方Projectファンの人であれば、楽しい時間を過ごせることだろう。

無印とデラックス版が配信中

製品の販売価格は3,960円。ストアではDLC4種類とデジタルサウンドトラックが同梱された「デジタルデラックス版」も同時販売中だ。

ダウンロードコンテンツは別売でも購入可能。楽曲購入スタイルは「本編実装楽曲全開放」もしくは追加パックでの入手という2系統だ。

ゲームは標準で日本語環境に対応。ただし声優陣によるCVは現時点で実装されておらず、プレイ中にキャラクターの音声を聴くことはできない。

作品はソロプレイ専用のタイトルとなり、オンライン協力・対戦プレイ要素はなし。1人でしっかりやり込めるリズムゲームを探している人にもおすすめだ。

解除できるSteam実績は57種類と豊富で、実績コレクターの人にもおすすめ。なお、ゲームは汎用コントローラーでの操作にも対応している。

要求スペック

元がスマホアプリ版の作品だけに要求スペックも軽く、最低要件ではCPU内蔵グラフィックでもOK。本体のインストールサイズは10GB程度だ。

低スペックなゲーミングPCでも遊べるリズムゲームを探している人にもおすすめだぞ。

なお、Steam Deckでのプレイについては検証が存在せず、現時点で公式に対応しているかは未知数なので、Deckユーザーは注意が必要。

Valveに動作環境の検証を申請しているのかは分からないが、今後公式に動作保証されることを期待したい。

総評

誰もが青天の霹靂だったであろう電撃復活が注目を浴びている新作で、PCゲームとして戻ってくることを予期していた人はほぼいなかったはず。

ここに来るまでには資金集めを含め色々な苦労が伴ったと思われるが、まずはSteamで無事に正式配信が始まったことを祝福させていただきたい。

原作をプレイしていたユーザーが一番気になる点は「CVの不在」かもしれない。諸事情によって声優陣のボイスがオミットされている点は痛い。

今後の流れ次第ではキャラクターボイスが実装されることもあり得なくはないと思われるので、関係各所には頑張ってほしいところだ。

スマホアプリ版にも参加していた藤澤仁氏と武田稚乃氏が再び本作でシナリオや世界観を手掛けている点は明らかに高評価ポイント。

インタビューを拝見した限り、両氏共にサービス終了が非常に残念だった様子なので、本作で「その続き」にしっかり取り組めたことは喜ばしい。

オンライン機能を持つスマホアプリの場合、サービスが終了してしまうとゲームそのものが消えて無くなってしまうため、ダメージは大きかったはずだ。

スタンドアロン版として再構築された本作の場合、よほどのことがない限りは長期間プレイを楽しめるはずなので、これでファンも一安心だろう。

熱心なファンほど複雑な心境になってしまうことは想像に難くないが、何はともあれこうしてスマホアプリ版が形を変えて復活したことは喜ばしい。

『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト』は、現在Steamで好評配信中。まさかの電撃復活を果たした東方Projectファン必見のタイトルだ。

興味が湧いた人は今すぐストアで詳細なゲーム情報をチェックしよう。

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