『Orders Of The Ruler』のタイトル画像

『Orders Of The Ruler』は、2023/3/28からSteamで正式配信されているE2D2WorksのPCゲームで、中世の世界でユニットに命令を下しながら覇権を競い合うリアルタイムストラテジーゲームタイトル。

ソロと最大8名のオンラインマルチプレイで遊べる4種類のゲームモード、異なるプレイスタイルが生まれる3種類の派閥、バトル時に特別な効果をもたらす「信仰」システム、戦術性を発揮できる要素が特徴で、見下ろし型のプレイ画面で様々な戦略性を発揮しながら勝利を目指せるRTS作品を探している人におすすめの新作。

このゲームはココが魅力!

●重厚な中世ワールドのRTS
●競争力の高いドミネーションモード
●派閥によって異なるプレイスタイル

中世が舞台の新作RTS

現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Orders Of The Ruler』は、中世をフィーチャーしたマップを舞台に、施設建造とユニットへの命令によって覇権を目指していくおすすめの新作。プレイヤーの戦術と戦略性を発揮できるゲームシステムが際立つリアルタイムストラテジーゲーム作品だ。

ゲームには「十字軍」「ゴールデンイーグル」「リンデンシールド」に分かれる3種類の派閥があり、プレイヤーは好きな派閥を選択しながらプレイを楽しめる。ソロ向けのキャンペーンモードとスカーミッシュに加え、マルチプレイ向けのクイックマッチとドミネーションモードがあり、様々なシチュエーションで戦えるぞ。

中世が舞台の『Orders Of The Ruler』▲領主となってマップ内で繁栄と戦いを繰り広げていくリアルタイムストラテジーゲームだ。

派閥によってユニット特性と建造物の外見が異なり、また「信仰の力」によって発動可能なスキルの種類も変わってくるため、毎回違った派閥を選んで遊ぶプレイも捗るはず。それぞれの派閥が持っている特性を発揮しながら覇権を目指すプレイが最高に面白い新作タイトルで、じっくりと腰を据えてプレイを堪能できるぞ。

本作を開発・運営しているのは、3名の主要メンバーで構成されているインディーゲームデベロッパーの「E2D2Works」。ゲームは2019/12/28に「早期アクセス版」としてSteamに掲載後、足掛け3年以上に渡って開発が進められてきた労作だ。デビュー作品ながら、完成へと導いた努力と手腕が素晴らしい。

3種類の派閥が登場する『Orders Of The Ruler』▲プレイ画面はストイックで地味だが、何かのコピー品ではないオリジナルな世界観が特徴。

Steamでの販売価格は3600円で、現在はリリース記念セール価格となる20%引きの2880円で配信中(2023/4/4までの期間限定価格)。ローカルでのPvPには非対応となっているため、確実にオンラインPvPを楽しみたい場合は、日ごろ親しくしているフレンドユーザーへ作品をプレゼントするのもアリだ。

ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕をサポートしており、参入の敷居は低い。なお、詳細については後述するが、PCへの要求スペックもそれほど高くなく、幅広いPCパーツ構成に対応してくれる。ただしインストールサイズは特大の70GBになっているので、ストレージの空き容量には十分に注意しておこう。

気候変化要素もある『Orders Of The Ruler』▲気候変化の概念もあるマップ。作品は「Unreal Engine」を用いて開発された経緯を持つ。

Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とは互換性が無いため、外に持ち出してプレイできない点はやや残念だが、解除できるSteam実績は17種類存在するので、実績ハンターを自負する人にはおすすめ。定期的にアップデートで作品世界が拡張しており、長く遊べるリアルタイムストラテジーゲームと言えるだろう。

中世の世界でユニットに命令を下しながら覇権を競い合うおすすめのRTSタイトル『Orders Of The Ruler』は、現在Steamで好評配信中。長期間に及ぶ開発が実り、ついに正式バージョンが登場した必見作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】中世の覇権争いに挑め!

基本ゲームシステム

『Orders Of The Ruler』の基本的なゲームシステムは、一般的なリアルタイムストラテジーゲームに準拠。マップ内の好きな位置へ建造物を設置し、NPCユニットにも命令を下しながらプレイを進めることになるが、各種のアクションには「資源」を消費することになるため、マネジメント要素が要求されるぞ。

プレイヤーの領地で働いてくれるNPCユニットは、主に「労働者」「兵士」に別れ、命令を下すことで画面内をリアルに動き回りながら自分の任務を達成していく。労働者ユニットは石切場で必要な石を採取したり、森林から木を伐採したりといったアクションを行っていくので、画面を見ているだけでも楽しくなるはずだ。

RTSゲーム『Orders Of The Ruler』▲マップ内では復数のNPCが同時に作業を進行。せっせと働くNPCの動きが魅力的だ。

プレイヤーは、すべてのモードで開始前に6種類存在するパークから2種類を選択可能で、このパーク選定がプレイ内容に大きく関わってくる。パークには資源の収集速度を上げる、ユニットの強化速度を上げるなどの効果があり、どのパークを選ぶかでプレイヤーの戦術性を発揮できる仕組みだ。賢くパークを選んでいこう。

マップの上空からはライトが照らされており、NPCの進行方向に追随する形で照明も移動。スポットライトを浴びているようにキャラクターが描写されていく点がポイントで、均等に明るいマップで見るよりもNPCの動きにフォーカスしやすいという利点がある。必要な部分をピンポイントで描写するシステムが秀逸だ。

パークを選定できる『Orders Of The Ruler』▲資源マネジメント要素とユニットへの的確な命令がプレイの可否に関わっていく。遊び甲斐満点だ。

プレイ画面のインターフェースには画面上部に各種資源の種類と総数が、画面右下にはミニマップが、画面中央にはアイコン化されたコマンドが立ち並ぶ。大量のウィンドウが表示されて視界を阻害するRTS作品も多いが、本作の場合にはシンプルなUI周りになっているため、キャラクターに集中しながらプレイできるぞ。

カメラ視点に関しては、ズームインとズームアウトが可能。復数の場所で異なるNPCの動きを見る場合には引きの構図が便利だが、思い切りカメラをズームインすれば、作業をしているNPCの直ぐ側まで来てアップの画像を楽しめる。固定支点ではない点も作品の魅力となっているので、随時カメラを調整して遊ぼう。

【おすすめポイント】働き者のNPCが面白い!

ゲームモード

『Orders Of The Ruler』には、ソロ向けのキャンペーンモードやスカーミッシュモード、そしてマルチプレイ向けのクイックマッチとドミネーションに分かれる4種類のゲームモードが存在。中でも最大8名のプレイヤーが中央部の覇権を目指して激突していくドミネーションモードは、競争力抜群のモードだ。

ドミネーションモードでは、各フェーズでそれぞれのプレイヤーが新しいユニットを購入しつつ、同じクラスの既存のユニットを統合して強化し、強力な「命令」を使用ながら戦闘を進めていくことになる。命令システムは信仰心に基づく特殊スキルのことで、上空から雷を降らせるなどの超常現象を起こすことができるぞ。

4種類のモードで遊べる『Orders Of The Ruler』▲戦闘用の兵士ユニットを用いながら戦いを進めていく。派閥によって兵士の特性も変化。

命令システムを発動させるためには、まず「信仰心」を集めるために必要な建造物を設置し、その後ベースとなる拠点をアップグレードしていく必要があるが、アップグレードレベルに従って強大なパワーを発動できるようになるので、フェーズ内で的確に命令を下しながら領地を成長させていくプレイも大いに捗る。

「十字軍」は強力な歩兵ユニットが特徴の派閥で、「ゴールデンイーグル」は機動性と機敏性を持つユニットを、「リンデンシールド」は高い防御力と遠隔ユニットを持っている。3種類の派閥が持っている戦闘ユニットの特性を理解し、それを補完するパークを選んでプレイすることが大切で、組み合わせが重要だ。

信仰心を利用したスキルも発動できる『Orders Of The Ruler』▲ドミネーションモードでは「信仰の力」を利用したアグレッシブなスキルを発動可能だ。

ゲームに登場するユニットの総数は全部で20種類以上。資源採取と施設建造、そしてユニット生成とアップグレード要素がゲームの肝で、いかに素早いアップグレードを行って優位に立つかでプレイヤーの頭脳プレイ要素を発揮できる。9つ実装されているマップの全てで戦いに勝利を収め、モードを完全制覇しよう。

オリジナリティーのある作品だが、唯一難点があるとすれば地味なプレイ画面で、インターフェースのデザインやフォントの選択にも気を配っていれば、と感じずにはいられない。とは言うものの完成度は高く、オンラインPvPも競争力が高いので、RTS好きなユーザーと一緒に盛り上がれる作品だ。

【おすすめポイント】すべてのモードを制覇しよう!

システム要件

『Orders Of The Ruler』のシステム要件は低め。ストアには最低動作環境のみが提示されているが、グラフィックボードには「GTX 1060」が必要となり、CPUは「i5」クラスが求められるため、現行のローエンドなゲーミングPCがあれば問題なくプレイできるはず。メインメモリの推奨搭載量も4GBと低めだ。

OSに関してはWindows 8.1からサポートされており、参入の敷居は低い。ただし前項でも言及したように、インストールサイズは70GBと大きく、普段ストレージが逼迫気味な人にはキツい作品と言えるかもしれない。どうしてこのようなサイズにまで膨らんだのかは謎だが、描画システムが最適化されていない可能性もある。

システム要件が低めな『Orders Of The Ruler』▲PCへの要求スペックは低めだが、無用に大きいインストールサイズには注意が必要だ。

中世の世界でユニットに命令を下しながら覇権を競い合うおすすめのRTSタイトル『Orders Of The Ruler』は、現在Steam で好評配信中。インストールサイズが大きい点は気になるが、幅広い人におすすめできるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】スペックの軽さも光るRTS!

Orders Of The Rulerスペック/動作環境

動作環境 必須環境 推奨環境
対応OS Windows 10(64bit) Windows 10(64bit)
CPU Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 2600 Intel Core i7-9700K / AMD Ryzen 7 3700X
メモリー 8GB RAM 16GB RAM
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580 NVIDIA GeForce RTX 2070 / AMD Radeon RX 5700 XT
VRAM 3GB 8GB
HDD空き容量 50GB 50GB
DirectX DirectX 11 DirectX 12
備考

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