「ヴィサァラ クリーンアップ ディテール(Viscera Cleanup Detail)」は2015/10/24よりSteamでリリースしたバイオレンスお掃除シミュレーションゲームだ!
本作は汚れた部屋を綺麗にするのが目的という少し風変わりなゲームだだ。
おまけに掃除する部屋も普通の部屋ではなく、スプラッター映画の撮影で使われたような肉片にまみれ、血で真っ赤に染まったようなバイオレンス溢れる部屋なのだ。
FPSなどの惨殺ゲームの裏側にいるであろう掃除屋さんのスタッフが主人公だと考えるとどんなゲームなのかわかりやすい。
つまり、別のゲームで別の主人公がゾンビたちを退治したりして、派手に血しぶきを上げたような場所を、丁寧に掃除するために奮闘することになる。
壁一面に飛び散った血や、ギミックに挟まれて粉砕された死体。
あちらこちらにとびった銃痕や割れたガラスの破片などなど。
FPSをやっていて派手に破壊活動をしたことがある人は、いつも散らかしてごめんなさい、なんて思うこともあるだろう。
そんな派手に壊され、破壊者が立ち去った部屋が舞台なのだ。
そう、プレイヤーが面白くて、ついついやってしまった乱暴な行動や破壊工作を裏で、誰かが綺麗に元通りにしているということ実感させられるという、実に面白い視点から作られたオススメのシミュレーションゲームだ。
自分の部屋の掃除とはわけが違う、リアルな業者の掃除を楽しめる!
壁や床についた血糊はモップで掃除をして、散らばったガラスは片づけてゴミ箱に捨てて行く。
銃痕はレーザーを使い溶接して、綺麗に整えていくのだ。
掃除もリアルになっており、モップを使うためにはバケツと水がいる。
当然、血糊を拭いていくと水は真っ赤に染まっていく。
そのままでは使えなくなるので、水を替えることも大事だ。
肉片を片づける作業は頭が痛くなるのは間違いない。
銃を片手に暴れ回っていた場所の裏でこんな作業をしている人がいると思うと、銃を撃つのも考えるようになってしまう。本当に発想がユニークなゲームだ!
掃除が好きな人や一度やりこむと徹底的にハマる人にオススメ!
一度ハマってしまうと綺麗にすることが何よりも楽しくなり、一日中掃除をしてしまった経験がある人も多いはずだ。
つまり、ゲームとしての楽しさは完璧を求める作業性に帰結する。
完璧を求める人、計画して作業するのが好きな人、きれい好きな人、スプラッター好きな人にはぜひオススメしたい。
様々な凄まじい環境を整えて、綺麗にしていく作業は満足感と充実感を得られるようになるはずだ。
掃除が嫌いという人もこの機会に散らかすだけではなく、掃除のしかた楽しさを学ぶことも可能だ!
マルチプレイにも対応の前代未聞のお掃除ゲーム!
学生時代は昼休みや放課後にクラスメイトたちと、社会出てからは同僚と掃除に励んだ人もいるだろう。
そんなことをいつでも楽しめるような感覚を味わえる。
わいわいと騒ぎながら一緒に何かをやっていく。
それが掃除であったとしてもいい思い出作りになるのは間違いない。
気持ち悪い死体を見て、どちらかふざけた行動を始めるだろう。
それを含めていい思い出だ。
掃除をするだけとはいえ、誰かと一緒に一つのことを協力することは楽しい時間になる、是非ゲームの裏側というものを実感して欲しいオススメの人気シミュレーションゲームだ!
とことんリアルな演出にこだわっていることも魅力!
ぱっと見では、どうして死体がそんな場所にあるかわからない場合もある。
死体を片づけたら急に止まっていたギミックが動き出したりするのだ。
当然、自分も巻きこまれて死ぬことになってしまう。
掃除中の不幸な事故だ。
しかし、デスペナルティは特にないので死んでも平気だ。
これがマルチプレイだったらどうだろうか。
そこにうまれる地味な遊び、殺し合い。
ゲーム制作者が意図しない遊び方であり、その嵌まり具合はゲーム本編よりも楽しめるものだろう。
特殊なギミックを見つけて、相手をうまく誘導して殺していく。
考えただけでも脳汁が垂れてくる。
掃除は好きだけどグロテスクな表現が苦手な人は注意!
面白そうだけど、気持ち悪いのはダメと言う人もいるであろう。
だけど、安心して欲しい。設定でグロい描写をオフにすることが出来る。
しかし、オフにしても血がペンキなるわけではないので、血がすで苦手という人は遠慮した方が無難だろう。
割と派手に殺された壮絶な部屋に降り立つことになるので、苦手な人は注意が必要だ!
達成率を100%にするのはかなり難しい!
うっすらと血が残ったり、見えない場所に弾痕があったりと、本当に注意深く周りを見ないと達成率100%にはならない。
その細かさは嫁いじめの姑もビックリするレベルなのだ。
『ちゃんと綺麗にやったじゃん!』と思わず叫んでしまうことも多々あるだろう。
溶接機で広がった煤なども判定になるので、掃除をしながら汚してしまったところにも注意を向けておく必要がある。
さらに色のついた線の中にはアイテムを戻しておくなど、掃除以外のところも気をつけておこう。
そして、一番辛いのが確認しているときにバケツを蹴飛ばして、また汚してしまうなどの事故。
正直に心が折れそうになる。
そんな厳しいところまで、リアルに近づけてあるのは見事としか言えない。
エンディングを見るためにも苦難に負けず、全フロアで達成率100%を目指そう。
隣のフロアではまだ戦闘が続いているかのようなリアリティ溢れたシチュエーション!
銃を乱射して、襲い来るエイリアンたちを撃ち殺して、部屋の中で散乱させ、派手に散らかしたのは、10秒くらいだろうか。
しかし、それを片づけるとなると最低でも30分くらいかかる。
壊すのは一瞬でも元に戻すとなるとその苦労は半端じゃない。
面白いのは、片づけている先の部屋でまだ戦闘が行われているかのようなシチュエーションだ。
足音が聞こえて来たりと実に細かいところの演出がされている。
必死になって片づけているのに、先の部屋ではまた銃を持った人間がエイリアンと戦って散らかしまくっているのだ。
片づける側から見ると、実に腹立たしい。
どうしてみんなは争うのでしょう。
部屋は綺麗に使って欲しいと、心から平和を願いたくなるゲームだ。
やってられるか!と暴れることもできちゃう!
それでも掃除の理不尽さに我慢しきれずに暴れたくなることもあるだろう。
もちろん、そんなプレイヤーの鬱憤を晴らせるようなシステムも搭載している。
子どもは散らかしたまま片づけようとしない。
本能で散らかす方が楽しいことを知っているのだ。
そう、掃除人だって人間なのだ。
やってられないときは、好き放題暴れて壊して作業を終了させよう。
そうすれば会社をクビになる……。
と、暴れる機能は搭載されているのだが、本当にやったらクビになるので注意して欲しい。
クビになると実績が解放されるので、ある意味一度は経験するのも醍醐味だ!
新しいゲーム性がゲーマーの思わぬ好感をくすぐる!
掃除をするというコンセプトに沿った斬新なシステム。
マルチプレイで友だちと楽しく掃除をするのもいいし、作業効率を上げてもいい。
ふざけて相手を殺してしまうようなことも楽しいだろう。
そんな日常的な掃除を心から楽しめるようになるゲームだ。
ぜひ一度は体験して舞台の裏側を心から体験してみよう!
Viscera Cleanup Detailスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows XP SP3 / Vista / 7 / 8 | Windows 7 / 8 / 10 |
CPU | 2.4 GHz Dual Core Processor | 2.4 GHz Quad Core Processor |
メモリー | 2 GB RAM | 4 GB RAM |
グラフィックカード | 512 MB NVIDIA GeForce 8800 / ATI Radeon HD 3850 | 1 GB NVIDIA GeForce GTX 560 / ATI Radeon HD 5850 |
VRAM | 512 MB | 1 GB |
HDD空き容量 | 2 GB | 2 GB |
DirectX | DirectX 9.0c | DirectX 9.0c |
備考 |
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