『Stardust Exile』は、2023/2/18からSteamで「早期アクセス版」が配信されているApserenの購入型PCゲームで、SF世界の銀河系を舞台に、プレイヤー同士が覇権を巡って競い合うMMO型リアルタイムストラテジーゲーム作品。
自分好みの宇宙戦艦を設計できるカスタマイズシステム、実在する星系の情報を元に再現された膨大な惑星、自動生成されるマップシステム、永続的に続く世界でプレイヤー同士の攻防戦を体験できるシステムが魅力で、多人数が参加しながらプレイを進めていくRTS作品をプレイすることが好きな人におすすめの新作。
星系探索とバトルを体験できる新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Stardust Exile』は、広大な銀河系を舞台に、プレイヤー同士の「覇権争い」を体験できるおすすめの新作。大規模なプレイ人数を許容するリアルタイムストラテジーゲーム作品で、マップの規模が非常に大きい点が特徴となっている。
作品では実際のデータ(推計を含む)を元に既知の星と系外惑星を再現しており、星系の総数は200,418,611,014個に及ぶ。ゲーム作品でありながらリアリティーを尊重した世界観設定が光るタイトルで、開発者側の並々ならぬ情熱も窺い知れるRTSと言える。圧倒的なスケールで再現されたSF世界が待っている新作だぞ。
▲プレイ画面には派手さがなく非常にシンプル。深遠な宇宙を再現した世界観が光る新作RTSだ。
プレイヤーに課せられた使命は、宇宙船を建造しながら惑星を目指し、そこでリソースを採取しながら蓄えていくこと。同じ目標を他プレイヤーも持っているため、そこでバトル要素や防衛システムの建造などが展開する仕組みだ。広大なマップを元にした資源戦争の要素が色濃いタイトルで、競争力のあるプレイを体験できるぞ。
多くのプレイヤーが同じ銀河系で活動を繰り広げ、日々闘いが巻き起こる点が本作の醍醐味で、ログアウト後もリアルタイムで情勢が変化しているため、長期的な視野でゲーム世界を俯瞰しながら戦術を建てる要素も楽しめる点がポイント。慣れるまでには時間がかかる作品と言えるが、一度ハマれば夢中になれるはずだ。
新鋭のインディーゲームデベロッパーが手掛けるタイトル
ゲームを開発しているのは、これがSteamデビュー作となる期待の新人Apserenで、現在は約半年後に公開予定の正式バージョン完成を目指して制作を継続中。公式Twitterアカウントと公式YouTubeチャンネルを持っているので、興味がある人はこれらのSNSをフォローしておこう。公式Discordサーバーもあるぞ。
現時点の本作にはマルチプレイ専用サーバーが用意されており。前述の資源戦争などの基本的なゲームシステムに触れることができるようになっている。Steamでの販売価格は2300円で、この価格は正式版で値上がりする見通し。早期アクセス版にしてはやや強気な価格設定だが、サーバー維持費で出費がかさむと思われる。
▲自分が発見した惑星に対して自由に名前を付けられる要素も。探索とバトルが捗る新作タイトルだ。
インターフェースは標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。なお、汎用コントローラーの操作には非対応で、プレイするためにはキーボードとマウスを用いることになるが、激しい入力操作とは無縁な作品となっているため、キーボードとマウスの操作に慣れていなくても、プレイに響くことはない。
解除できるSteam実績は存在せず、また開発の初期段階にある作品のため、バグや不具合に遭遇する可能性もあるが、開発者はこまめなアップデートによってゲームシステムを調整しており、作品は日々進化している。インディーゲームデベロッパーにフィードバックを送りながら作品を支援することが好きな人にはおすすめだ。
SF世界の銀河系を舞台に、プレイヤー同士が覇権を巡って競い合うMMO型リアルタイムストラテジーゲーム『Stardust Exile』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。ストイックな作風が光る必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】銀河系を体験できる新作!
ゲームシステム
『Stardust Exile』の特徴は、大勢のプレイヤーが同じ銀河系のマップ内で活動しながら抗争を繰り広げるリアルタイムストラテジーシステムにある。プレイ開始直後には自分が「やるべきこと」がテキストで画面左側に表示されるので、自分だけの宇宙船を建造しながら資源採取と戦いの世界へと乗り出していこう。
無機質かつ幾何学的な形状をしている本作の宇宙船は、3Dモデリングで再現。直感的なインターフェースを持つ設定画面で自分好みの形状へと変えることができるので、形や色合いなどを調整してオリジナルな宇宙船を作ろう。ちなみに艦船としての種類や武器・装甲、エンジンや航行距離などのステータスもあるぞ。
▲プレイ中に別画面を開くことによって、宇宙船のカスタマイズを行えるようになっている。
本作では、どのような形状にモデリングしても、宇宙船の性能には影響を与えない。これは開発者が「特定の性能を維持するために自分が好まないデザインの宇宙船に乗り続けることを無くすため」に導入した概念で、プレイヤー想いの設計システムが光る。思う存分宇宙船の形状を変えながら、銀河系の探索を楽しもう。
プレイヤーに提示されるタスクには、「資源収集」「資源保管庫の製造」「防衛網の建設」「新規宇宙船の設計」などがあり、プレイを進めることによって攻撃型宇宙船の製造や他星系への移動と活動なども展開していくことになる。領地を増やしながら戦力を増強し、大量の資源を蓄えていくのが基本のプレイスタイルだ。
太陽系を目指して放浪の旅を終わらせることがミッション
「帰郷」と銘打たれたミッションでは、太陽系への侵攻を進めて放浪の旅を終わらせるというミッションがあり、最終的にはゲームに参加している全プレイヤーが太陽系へと向かうことになる。歴史系RTS作品では首都に向かって全プレイヤーが結集し、そこで勢力争いの最終局面が展開することもあるが、それと同じだ。
▲銀河系へ展開していたプレイヤーたちが、最終目標の「太陽系」を目指すという構図が特徴。
SF世界を舞台とする作品ながら、基本的なゲームシステムは一般的な歴史系RTS作品のそれに準拠している点が興味深く、MMO型のタイトルとして盤石なプレイスタイルを誇る。各プレイヤーの集中力とやる気を促進させる「シーズン制」を敷いたほうが魅力的になっていく気もするが、今後のアップデートに注目しよう。
前述の通り、本作ではプレイヤーがログアウトした状態でもゲーム世界が止まることがないため、貴重な資源を死守するためにも防衛網の設置は必須。仮に他プレイヤーによって自分の艦隊が全滅させられた場合、次回プレイ時には造船所で1から宇宙船を製造して再チャレンジすることになるため、注意が必要だ。
今後の課題はいかに多くのプレイヤーに作品を認知させていくか、ということになると思われるが、作風がやや地味で、バトルシーンに関しては一昔前のゲームを彷彿とさせるシンプルなデザインになっているため、特に若年層のプレイヤーを巻き込むことがネックになっていくはず。ビジュアル面の洗練が必須な新作と言えるだろう。
【おすすめポイント】アップデートに期待の新作!
システム要件
『Stardust Exile』のシステム要件は低め。ストアには最低動作環境のみが提示されているが、グラフィックに関してはCPU内蔵グラフィック「Intel HD Graphics 4000」以上が記載されているため、ローエンドなPCでも動かせる点が魅力。メインメモリの推奨搭載量も4GBで、OSはWindows 7からサポートされている。
▲CPU内蔵グラフィクでも動作可能な要求スペックの低さは必見。軽さが際立つ新作ゲームだ。
CPUに関しては2コア以上かつ2.0GHzで動作するプロセッサーがあれば良く、参入の敷居は低い。インストールサイズは驚異の1GBで、ヘタなスマホアプリよりも軽めだ。グラフィックが非常にシンプルな作品である点がネックだが、その分要求スペックが非常に低く抑えられており、多くのPCユーザーが遊べる作品だぞ。
【おすすめポイント】軽さが光るRTSタイトル!
正式版への展望
約半年後に正式バージョンの配信を予定している『Stardust Exile』は、完成バージョンでシングルプレイ向けのスカーミッシュモードを搭載するほか、プレイヤー同士で資源を取引できる経済システムの実装などを予定している。協力と対戦というオンラインゲームらしい構図が確立されていけば、作品の人気も出るだろう。
その一方でやや高めな値段設定と物足りないグラフィック品質に関しては改善の余地があり、この点を作者がどう考えているかも焦点になっていくはず。フィードバックに基づく新機能導入には積極的なようだが、3Dアニメーションの改善にまで手が回るのかは未知数で、優れたビジュアルの確立にも期待が高まる。
▲シンプルさとスペック面の軽さは評価ポイントだが、バトル時のアニメーションには改善が必要。
早期アクセス版の割引価格という設定ながら、2300円というやや高い価格帯は参入のネックになりそうなポイント。理想を言えば基本プレイ無料の配信形態にして、より多くのプレイヤーを参加させたほうがゲームが機能しそうだが、買い切り型で半永久的に遊べるという点にも確かに魅力はあり、一長一短と言える。
SF世界の銀河系を舞台に、プレイヤー同士が覇権を巡って競い合うMMO型リアルタイムストラテジーゲーム『Stardust Exile』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。正式バージョンの配信が待たれるタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】完成に期待の新作ゲーム!
Stardust Exileスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | ネットワーク接続が必要SSD推奨 |
(C) Apseren.
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