『World War 3』は、2022/12/10からSteamで正式配信されているWishlist GamesとThe 4 Winds Entertainmentの基本無料PCゲームで、近未来世界の第三次世界大戦を体験できるアクションFPS。
2種類のコアゲームモードで展開していく最大40名のオンラインPvP、柔軟なカスタマイズ要素で実現する自分だけのロードアウト、没入感を高めるグラフィックと扱える多彩なガジェット、兵器が魅力で、リアリズムを持つミリタリー系FPSが好きな人、無料でプレイできるゲームを探している人におすすめ。
基本無料で遊べるミリタリーFPS
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『World War 3』は、近未来世界で勃発した第三次世界大戦の世界でバトルを体験できるおすすめの新作。基本無料でプレイできる必見タイトルで、没入感満点のファーストパーソンビューでオンラインPvPを楽しめるアクションFPSゲーム作品だ。
本作に実装されているコアゲームモードは、「タクティカル・オプス (戦術軍事作戦)」と「チームデスマッチ」の2種類。前者では20vs20のバトルを、後者では10vs10形式のチームデスマッチが展開し、最大40名の参加人数をサポートしている点がポイント。思う存分PvPの魅力に浸れる新作ゲームだぞ。
▲架空の近未来世界で勃発した第三次世界大戦を体験できる新作ミリタリーアクションFPS。
近未来を舞台にした作品らしく、ゲームには戦術用ガジェットやドローンなどのハイテク機器が登場し、様々な武器を操りながらスリリングな対人戦に挑んでいくプレイ要素が大いに捗る。ワルシャワやベルリン、モスクワなどのマップを舞台に、リアルな3Dグラフィックで展開するPvPに夢中になれること請け合いだ。
詳細については後述するが、本作は今回の正式配信に至るまでに紆余曲折を経た労作で、一旦配信が停止されて「再開発」された経緯を持つ。開発者の情熱と執念によって完成度を高め、世界観を深めた必見のアクションFPSで、正式配信と時を同じくして大型アップデートでさらに世界を拡張している。
大型アップデートで作品が拡張
今回の正式配信に伴って実装された大型アップデート「オペレーション・レッドライン」では、チームデスマッチ向けの新マップ「ゴビ砂漠」と、タクティカル・オプス向けの新マップ「DMZ」が追加されている。DMZマップは韓国と北朝鮮の国境をモチーフとするマップで、現実世界の緊張が反映されているぞ。
基本プレイは無料のアイテム課金制。課金要素はオペレーターや武器、経験値ブーストなどがセットになった「WW3-Year1 スターターパック」やバトルパスで、スターターパックはSteamストアから、バトルパスについてはゲーム内から購入できるようになっている。必須ではないが、好きな人は検討しよう。
▲アップデートによって追加されたマップの1つ「DMZ」。朝鮮半島がモチーフになっている。
なお、Steamストアでは日本語UIと字幕にチェックマークが付いているが、説明文にもあるように現時点では一部の翻訳が未完了となっており、これについては今後のアップデートで完璧なローカライズが行われる予定。プレイを円滑に進めるためには、ある程度英語を始めとする外国語を読めることが望ましい。
解除できるSteam実績はゼロで、この点は少々残念だが、ゲームはデフォルトで汎用コントローラーの操作を一部サポートしているため、普段コントローラーを使ってゲームをプレイすることが多い人でも安心。PC環境への要求スペックも中程度に抑えられているため、幅広いPCユーザーが遊べるぞ。
近未来世界の第三次世界大戦を体験できるアクションFPS『World War 3』は、現在Steamで好評配信中。再開発という大きな決断を経てついに完成を見たミリタリーゲームファン必見の新作ゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】新たなWW3ゲームが誕生!
ゲームシステム
近未来で巻き起こる第三次世界大戦をモチーフとする本作のメインコンテンツは、「タクティカル・オプス (戦術軍事作戦)」と「チームデスマッチ」の2種類。最大40名のプレイヤーをサポートする大規模なゲームシステムが魅力となっており、世界のプレイヤーと一緒に腕前を競い合えるぞ。
現実の世界情勢に即したマップと世界観を持っている作品だが、ストーリー要素を持つキャンペーンモードは存在せず、あくまで競争力の高いオンラインPvPに特化したタイトルとなっている点がポイント。ミリタリー系アクションFPSはマルチプレイが人気コンテンツだが、本作はそのコア部分を抽出した格好だ。
プレイ画面上部には試合時間やチーム情報が表示され、ミニマップは画面左下で確認が可能。インターフェースは一般的なアクションFPS作品のそれに準拠しているため、普段FPSをプレイすることが多い人であればすぐに理解できるはず。プレイ中の全プレイヤー情報は別画面で確認することができるぞ。
▲2種類のコアゲームモードでオンラインPvPを楽しめるミリタリー系アクションFPS。
登場する武器の種類はかなり豊富で、性能をアップさせるアタッチメント類も潤沢に用意されているため、プレイを継続しながらすべての武器類に精通していく要素も捗るはず。また前項で述べたとおり、戦術ドローンやタブレットなども利用できるので、近未来世界らしいハイテクなバトルも堪能できるぞ。
バギーや戦車などのビークルに搭乗できる点も作品の魅力となっており、クワッドメンバーと一緒にバギーでA地点からB地点まで高速移動するなどの便利な使い方も可能。リアリティーを重視して再現された戦車で砲撃を見舞えば、白兵戦とは異なるダイナミックなバトルシーンも存分に味わえる。
プレイすることによって「XP」を取得し、さらに各種要素やコンテンツのアンロックを行える点が作品の特徴で、繰り返しマッチングしながら歴戦の兵士になっていく過程も楽しめるはず。バトルパスを利用すれば効果的にアップグレードできるが、無課金の状態でも成長を持続することは可能だ。
▲随所に「近未来」を感じられる武器類の描写でテンションも上がる。上手く使いこなそう。
操作キャラクターの移動体系はかなり練り込まれており、覗き込み射撃や背中を地面に設置した状態での射撃、さらにスライディングやダッシュなど、アクション中にストレスを感じることはない。複雑な構造を持つマップ内を存分に駆け回りながらオンラインPvPに没頭できる必見の新作タイトルだ。
現段階の問題はサーバーが選択できない点で、FPS作品の懸念でもある「ラグ」も少なからず発生している。決して完璧なタイトルではないが、何よりも「基本プレイ無料」で遊べる作品なので、まずはお試しでインストールして自分の好みに合っているかを見てみるのも一興。気軽にプレイを始めてみよう。
【おすすめポイント】対戦が捗るアクションFPS!
システム要件
『World War 3』のシステム要件は中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」もしくは「Radeon R9 390」「RX580」となっているので、ミドルスペッククラスのゲーミングPCを持っていれば安全圏と言える。メインメモリの推奨搭載量は一般的な16GBだ。
CPUの推奨モデルは「i5-2500K」もしくは「Ryzen 5 1600X」で、プロセッサー面でも参入の敷居は低い。ただしOSに関してはWindows 10以上が必須となるため、古いOSのままでいる人は注意。フルHD以上の解像度でプレイする場合には、グラフィックボードの性能を重視しておこう。
▲マシンパワーとは関係なくプレイ中にラグが発生するが、これは現時点での「仕様」だ。
インストールサイズは80GBとかなり大きい。作品はシーズン毎に大型アップデートが入るので、今後も継続的にプレイしていく場合には、ストレージにある程度の余裕を持っておくと吉。どこかで最適化が上手くいっていない印象を受けるが、PCゲームとしては許容範囲のサイズと言えるかもしれない。
【おすすめポイント】インストールサイズに注意!
紆余曲折を経て完成したタイトル
『World War 3』を開発したポーランドのインディーゲームデベロッパー「The Farm 51」は、2016年に本作の存在を発表したが、2018年の早期アクセス版配信後、ゲームの方向性に関してテコ入れを行うために「再開発」を決意。2020年には販売(当時は購入型ゲームタイトル)を停止した経緯がある。
2020年当時、本作のパブリッシングに関してはロシアの「My.Games」が受け持つことが発表されていたが、ご存知の通り2022年にはロシアによる軍事侵攻が発生したためパブリッシャーが変更され、現在は「Wishlist Games」と「The 4 Winds Entertainment」がパブリッシングを行っている。
▲正式配信までの道のりは決して平坦ではなかった。苦労が忍ばれる新作FPSタイトルだ。
固定ファンを持つ名作ミリタリー系FPSの中に新作が食い込んでいくことはかなりハードルが高いが、本作はそれらの作品が持っているコンテンツのエッセンスを研究しつつ、自分たちなりのオリジナリティーも打ち出しており、今後のアップデート次第では人気を高める可能性もある。最新情報にも期待しよう。
近未来世界の第三次世界大戦を体験できるアクションFPS『World War 3』は、現在Steamストアで好評配信中。基本プレイ無料で多くのプレイヤーが気軽に参戦できる必見のミリタリー系FPSタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】今後に期待のFPS!
World War 3スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-4790K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 770 / AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2GB VRAM | 4GB VRAM |
HDD空き容量 | 55GB | 55GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
© 2022 The Farm 51 Group SA.
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