2022/7/8からSteamで正式配信されているKULTURA Ex Machinaの無料PCゲーム。3Dで再現された美術館を設計しながら実在する美術作品を飾って楽しめるオンラインSLGタイトル。
多彩なパーツを用いて自分好みの美術館を設計できる要素、AIに管理されている膨大な美術品を購入して自分の美術館に展示できるデジタルキュレーションシステムの存在、サーバーに接続している他プレイヤーが建造した美術館を訪れる要素が魅力で、芸術世界を満喫できるゲームを求めている人におすすめ!
芸術を共有するオンラインゲーム!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信されている『Occupy White Walls』は、過去から現代に及ぶ膨大な美術品と芸術作品の数々を自分だけの美術館に展示できるというユニークなシミュレーションゲームタイトル。2018年に早期アクセス版として登場した作品がついに正式配信された。
プレイヤーはAIが管理する芸術品をゲーム内通貨で購入することが可能で、それを自分が設計した美術館に陳列できる。多彩なパーツを用いてバリエーション豊富な美術館を生み出していくクラフト要素に加え、芸術作品を購入して並べていくという「キュレーション」要素も同時発生するシステムが特徴だ。
▲自由なデザインで設計した美術館に様々な芸術作品を陳列できる必見のシミュレーション作品。
作品はオンラインで多くのプレイヤーが接続できる「MMO」型のシミュレーションタイトルで、プレイ中に他プレイヤーが手掛けた美術館を訪問することも可能。他者が手掛ける建造物と所有作品を鑑賞することで刺激を受け、そのインスピレーションを自分の美術館作りに活かすこともできるので、面白さは満点だ。
所謂「ゲーム的な要素」については皆無と言えるが、最近話題を振りまいている「メタバース」的な遊び方もできるため、自分の感性と想像力で生み出した美術館のデザインを不特定のユーザーに披露することで交流も深まるはず。登場する芸術作品は全て現実世界に実在するもので、詳細なデータも閲覧できる。
完全無料で遊べる必見のシミュレーションタイトル
プレイは完全無料。ゲーム内で絵画を購入する要素があるものの、これは課金要素とは一切関係がないので、長時間プレイに打ち込んで「理想の美術館」を生み出すプレイに夢中になれるはず。パーツを用いながらクラフトシステムで建造できる美術館のバリエーションが膨大なので、必ず好みの建造物を作れるだろう。
ゲームを開発・運営しているのは、イギリスのロンドンで結成された新興企業「KULTURA Ex Machina」。「誰にでもアクセスできる芸術」をコンセプトに本作の開発に着手し、5年近い開発期間を経て作品を正式版として発表した集団だ。まれに見るユニークなコンセプトと実行力に期待が高まる新人だぞ。
▲美術館そのものを「芸術品」として構築するプレイも可能。みんなが驚く建造物を生み出そう。
インターフェースは全部で12ヶ国語用意されているが、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声には非対応。個々の芸術作品の詳細をテキストで確認できる関係上、ゲーム世界を全て遊び尽くしながらプレイするためにはかなりの語学力が必須となる。ただし通常プレイ時に目にするテキスト量は少ない。
PC環境への要求スペックは中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」もしくは「RX 580」となるため、ミドルスペック帯のPCを持っていれば最高設定と解像度でも十分にプレイできるはず。インストールサイズは約30GBと大きめなので、事前にストレージを整理しておこう。
3Dで再現された美術館を設計しながら実在する美術作品を飾って楽しめるオンラインSLG『Occupy White Walls』は、現在Steamで好評配信中。デジタル世界で芸術を共有するという世界観が非常に面白い必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 自分だけの美術館を作れるSLG!
想像力で世界を広げよう!
『Occupy White Walls』最大のお楽しみポイントは、膨大な美術品コレクションと多彩なパーツを用いながら「世界に一つだけの美術館」を作れる点にある。全てが3Dグラフィックで展開する作品のため、3DCGモデリングの世界を体験したことがある人には入り込みやすいタイトルとなっているぞ。
美術館を作るための構成パーツは豊富なジャンルに分かれ、これらを専用のUIで呼び出しながら設計と建設を行っていくプレイを存分に味わえる。サンドボックスゲームの金字塔である『マインクラフト』でも壮大な建造物を作るプレイヤーがいるが、本作でも頑張ればインパクト絶大な美術館を作れるので楽しい。
▲訪れた他プレイヤーに驚きを与えるような美術館を作れる点が作品の醍醐味。全てがアートになる。
ゲーム内でAIに管理されている美術品の数々をどのようにチョイスして展示していくかもプレイヤー次第で、現代美術ばかりを展示していくか、永遠の名作を展示して威厳を保つかなど、キュレーションの方向性も非常に悩ましい。テーマを持ちながらクラフトシステムに挑み、納得できるまで手入れしていこう。
これだと思う美術館が出来上がったら、開館してNPCの「お客さん」に入場料を支払ってもらい、そこで得た収益をさらなる改築や作品購入に回していこう。作品には来訪した他プレイヤーがメッセージを残す機能もあるので、世界のプレイヤーから訪問してもらえる美術館を目指すプレイにも熱が入るはずだ。
他者が生み出した芸術作品を展示する場所を生み出す作品ではあるが、そこに「プレイヤーの感性」を発揮できる余地も十分に残されている点もポイントで、建造物のモデリングに自身がある人であれば腕前を発揮できるタイトルと言える。プレイする人の分だけ遊び方が生まれていく必見のシミュレーションゲームだぞ。
【おすすめポイント】 クラフト要素が最高に楽しい新作!
アートなプレイを堪能できる注目作
限られた場所で限られた人間だけが鑑賞できる芸術作品に対して疑問を投げかけつつ、オープンなMMOタイプの美術館シミュレーションとして誕生した『Occupy White Walls』は、ゲームというフォーマットの可能性を広げてくれる要注目のタイトル。現在世界のプレイヤーたちが思い思いの美術館を運営している。
クラフト要素を持つゲームで他人の作品を見れるという要素は本作が初めてではないが、実在する美術作品を飾って鑑賞する、あるいはしてもらえるという発想はこれまでに無く、そこに本作の価値がある。詳細な説明文で芸術世界への造詣が深くなる点も素晴らしく、教養的な観点からもプラスになるタイトルだ。
▲様々な個性を持った美術館を自由に訪れながら芸術の世界に浸れるおすすめの新作ゲーム作品だ。
3Dで再現された美術館を設計しながら実在する美術作品を飾って楽しめるオンラインSLG『Occupy White Walls』は、現在Steamで好評配信中。完全無料で遊べる必見のタイトルだ。インスピレーションを受けながら自分だけの美術館を生み出してみたい人は、今すぐストアでゲーム情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 たっぷり楽しめる新作SLG!
Occupy White Wallsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-4160 または AMD同等品 | Intel Core i5-6600 または AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 480 または AMD Radeon HD 5870 | NVIDIA GeForce GTX 970 または AMD Radeon RX 480 |
VRAM | 1GB VRAM | 4GB VRAM |
HDD空き容量 | 10GBの空き容量 | 10GBの空き容量 |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 |
(C) KULTURA Ex Machina.
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