2022/6/2からSteamで正式配信されているBad Byte Gamesの購入型PCゲーム。静まり返ったビルを舞台に2名のプレイヤーが協力しながら電力復活にチャレンジしていくシミュレーションタイトル。
ほぼワンコインでゲットできるお手軽な値段設定、片方のプレイヤーがマップを俯瞰しながら指示を出し、もう片方のプレイヤーが実際にフロア内でアクションを起こしていくCO-OP型のプレイシステム、不気味な超常現象が発生するホラーアクション要素が魅力で、協力プレイ型のゲームが好きな人におすすめの新作!
IT技術者の戦いが始まる!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『IT Simulator』は、2名のプレイヤーがお互いに異なる役割を担いながら協力プレイ要素でクリアを目指していくおすすめの新作。シンプルながら奥深いプレイ体験と、不気味な超常現象が発生するホラー要素が特徴のシミュレーションゲームタイトルだ。
ゲームの舞台となるIT企業のビル「SPLADD」は、その機能が一部オフライン状態となっており、「修理技術者」と「コントロールルームオペレーター」に別れたプレイヤーが共同作業で電力復旧に挑んでいくことになる。最初のプレイ画面でお互いの役割を決めることが可能で、立場を変えながら遊べるぞ。
▲シンプルな3Dグラフィックで再現されたオフィスビルが舞台。様々なアクションに挑戦する。
プレイ中に2名のプレイヤーが異なる画面を見る点がポイント。「コントロールルームオペレーター」には専用のマップ画面が、「修理技術者」にはファーストパーソンビューのプレイ画面が表示され、プレイ進捗に伴って変化していく状況を理解しながら目標を達成していくプレイを堪能できるようになっている。
「コントロールルームオペレーター」は、各フロアにある監視カメラの映像を複数見ることができるので、何か異常な状況が発生した際に「修理技術者」に伝えることもできる。またロックされたドアの解除や各種パズルアクション要素で連携プレイを行うことができるため、息の合ったプレイで一緒に盛り上がれるぞ。
個人開発者が約二年を費やして完成させたタイトル
ゲームを開発・運営しているのは、これがSteamデビュー作となる新人のインディーゲームデベロッパー「Bad Byte Games」。スタジオ名を持っているが実態は個人開発者で、本作の完成には二年の月日が費やされている。インディーゲームらしい発想が光るおすすめの新作シミュレーションゲームだ。
Steamでの販売価格は520円と安価。ほぼワンコイン価格でゲットできるお手軽な値段設定も光る新作タイトルで、日ごろ親しくしているフレンドユーザーへのプレゼントにも最適。2名のプレイヤーが揃っていないとプレイできない作品なので、一緒に遊んでくれるユーザーを確保することが大切だ。
▲グラフィックはシンプル。停電したビル内部というシチュエーションがホラー要素を盛り上げる。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。ゲーム内に表示されるテキストを理解しながら円滑にプレイを進めていくためには、基礎的な英語読解力が要求される点には注意しよう。一緒に遊んでくれるフレンドユーザーが英語に堪能な人であれば安心だ。
3Dグラフィックを用いた作品ながらPC環境への要求スペックは低く、幅広いPC環境で動くはず。インストールサイズも約500MBと軽量級で、ストレージを圧迫しない。解除できるSteam実績もしっかりと10種類搭載されているので、実績ハンターを自負する人にもおすすめのタイトルと言える。
静まり返ったビルを舞台に2名のプレイヤーが協力しながら電力復活にチャレンジしていくシミュレーション『IT Simulator』は、現在Steamで好評配信中。CO-OP型のゲームシステム設計が面白い必見のインディーゲームタイトルに仕上がっている。興味が湧いた人は今すぐストアをチェックしよう!
【おすすめポイント】 フレンドと一緒に遊べる新作!
不気味な存在を回避せよ!
2名のCO-OP要素が展開していく『IT Simulator』で最も気をつけなくてはならないのが、予測不可能な登場の仕方をする謎の超常現象。現場で働いている「修理技術者」のプレイヤーがこれに襲われた時点でゲームオーバーとなり、スタート画面へと戻ってしまうため、お互いにしっかりと連携することが必要だ。
電源復旧を行うためには、数多くのセキュリティーロックが施されているドアを抜けて迷路のようなマップを進んでいく必要がある。俯瞰型のマップを閲覧できる「コントロールルームオペレーター」は状況を把握しやすいが、ファーストパーソンビューで動き回っている「修理技術者」プレイヤーは迷いやすい。
▲パズルアクション要素がある部屋で特定のアクションを実行していくことも要求されるぞ。
従ってCO-OPの強みを最大限に発揮するためには、2名のプレイヤーが音声で会話を交わすことが必要。Steamストアのページではこの辺りについて触れられていないが、作品はマイクによるチャットに対応しているので、「コントロールルームオペレーター」側のプレイヤーが指示役になって状況を伝えよう。
お互いにコミュニケーションを取り合うプレイが大切
「コントロールルームオペレーター」はマップ内で「修理技術者」の現在位置を把握することができ、さらに超常現象が発生した際にその驚異を「赤い点」として可視化できる。相手に迫る致命的な超常現象を回避させるために音声で指示を出せば、クリアに大きく近づける。正しいガイダンスが必須だ。
一方の「修理技術者」プレイヤーは、ゲームシステムに組み込まれている「権限要求」などで適宜「コントロールルームオペレーター」へのアクセスを行いつつ、キャラを動かして素早く行動を組み立てていく姿勢が必須。突如超常現象が発生した際に「パニックにならずに行動する」冷静な心構えも要求されるぞ。
「コントロールルームオペレーター」と「修理技術者」でアクセス権限が異なる点が面白く、セキュリティーロックされたドアを開放できるのは「コントロールルームオペレーター」のみなので、「修理技術者」がピンチになった場合の責任は重大。しっかりと連携しながら最悪の事態を回避するプレイが最高だ。
▲1人で頑張ってもクリアに繋がらない点がポイント。真のCO-OP向けシミュレーションゲームだ。
慣れないうちはお互いにまごついてしまうことも多く、初見でクリアするのはほぼ不可能なはず。超常現象の発生は一瞬で、かつ致命的なスピードで「修理技術者」に迫ってくるため、このロジックを見破りながら複雑なマップを突破していく術を発見しなくてはならない。頭脳プレイ要素満点の新作ゲームだ。
オンライン協力プレイ専用の作品なので、プレイできる条件が限られてしまう点はやや残念だが、時間が合うフレンドユーザーと一緒になって遊べば最高の面白さを発揮してくれるはず。ゾクゾクするビル内部のミッションにチャレンジしながら、お互いの結束力と連携プレイ要素でゲーム攻略を進めよう。
静まり返ったビルを舞台に2名のプレイヤーが協力しながら電力復活にチャレンジしていくシミュレーション『IT Simulator』は、現在Steamで好評配信中。インディーゲームデベロッパーの作品らしい着眼点が光る必見の新作タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスしてゲーム情報をチェックしよう!
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IT Simulatorスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Bad Byte Games.
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