2022/2/22からSteamで早期アクセス版が配信されているAffray LLCの購入型PCゲーム。SFファンに根強い人気を誇る「SCP財団」の世界観をフィーチャーした新作アクションFPSタイトル。
最新ゲームらしい高精細なゲームグラフィックで再現されたゲームの舞台「エリア12」。危険な実験体に対処する組織の一員として行動していく迫力のFPSバトル、武器カスタマイズ要素とオンラインPvPの実装が魅力で、「SCP財団」の世界観が好きな人、緊張感のあるFPSをプレイしたい人におすすめ!
SCP財団をフィーチャーした新作!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『SCP: Pandemic』は、架空の財団として様々な作品に登場している「SCP財団」の世界観をフィーチャーしたおすすめの新作。Sci-Fiや都市伝説の世界が好きな人にはバッチリハマるホラー要素の高いアクションFPSゲームタイトルだ。
自然法則に反した存在や物品などを保管・研究しているという設定を持つ「SCP財団」は、陰謀論やSF系ミステリーに興味を持っているファンの間で瞬く間に広がっていき、関連した著作物やゲームタイトルがこれまでに数多くリリースされてきた経緯を持つ。本作もその世界観を遵守しながら開発されている作品だ。
▲リアルなゲームグラフィックで「SCP財団」の世界観を描くおすすめの新作。特殊部隊員として行動する。
本作には「SCP財団の内部事情を告発」した人物によって危険な実態と歯止めが効かない状況が明かされ、「人間の精神に感染した」という実験体が放棄されたままであることが判明した、というバックストーリーがある。この状況を武力で打開する決断を下した組織の一員として活動するのが作品の世界観だ。
プレイヤーは危機に対処すべく結成された特殊部隊チーム「ファイア」のメンバーとして危険な被検体が活動している「エリア12」に降り立ち、様々な脅威に対処することになる。背筋がゾクゾクするようなクリーチャーと向き合いながら、手にした武器でアクションシューティング要素を展開していくバトルを体験できるぞ。
出資を募って開発された新作ゲーム
ゲームを開発しているのは、インディーゲームデベロッパー「Affray LLC」。彼らはキックスターターで開発資金を募り、目標であった8万ドルを大きく超える10万ドル以上の出資を引き出し、世界的に有名な3DCGツール「Unreal Engine」を用いて開発をスタート。その成果として発表されたのが本作だ。
早期アクセス版の現時点では、ソロおよびCO-OP向けのシナリオモードとオンラインPvPモード、そしてウェーブ制で襲いかかってくる実験体の群れを撃破して生存を目指すサバイバルモードを搭載。ホラーテイスト満載の世界でアクションシューティング要素をたっぷりと堪能できる作品となっている。
▲被写体深度(DOF)も効いている優秀なプレイ画面。没入感の高い一人称視点(FPS)でバトルを楽しめる。
なお、本作は2022/2/23にゲームシステムの整合性が図れないという理由で「アルファ版」にロールバックしている。ユーザーから問題が複数報告されたことも影響しているそうだが、何れにせよ開発が安定するまでは「ベータ版」と名乗らないそうなので、快適なプレイを求める人は様子見したほうが良さそうだ。
プレイ言語は英語一択で、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声は非搭載。シナリオモードで画面に表示されるテキストを把握しながらプレイを進めるためには、一般的な英語読解力が要求される。SCP財団にまつわる専門用語も出るので、プレイ前に世界観を把握しておくと安心だ。
Steamでの販売価格は2050円。親しいフレンドと一緒にタクティカルアクションシューティング要素を楽しむことができるので、マルチ前提で考えると元が取れる価格と言える。SFファンに根強い人気を誇る「SCP財団」の世界観をフィーチャーした新作アクションFPS『SCP: Pandemic』は、現在好評配信中だ。
【おすすめポイント】 危険生物との戦いが始まる!
リアルな戦術バトルが展開!
『SCP: Pandemic』のメインモードであるシナリオモードでは、提示されるミッションを遂行していくスリリングなプレイが展開。CO-OPで出撃することによってチームとしての戦術を発揮できるようになっているので、普段から一緒に遊ぶことが多いアクションFPS好きなフレンドを誘うとプレイが捗るぞ。
ミッションには「誰々の妻を探す」「クーリングベイをアクティベートする」などの多彩な指示があり、目標の遂行中に敵である被検体を排除しながら進むアクションバトル要素も同時発生。マップを進みながら戦況を見極め、プレイヤー同士がお互いをカバーするように戦いを進めていく姿勢が必要だ。
▲「Unreal Engine」で描き出されるリアルなグラフィックが秀逸。間近で見る武器にもリアリティーがある。
戦術バトル要素を加速させてくれるドアのブリーチや覗き込み操作も盛り込まれ、ミリタリー系のアクションFPS作品が好きな人も大いに盛り上がれる仕様となっている点がポイント。SCP財団をフィーチャーしたインディーゲームは多いが、本作はその中でも群を抜いてリアルな射撃プレイを楽しめる新作ゲームだ。
なお、完全実装はされていないが、本作にはプレイヤーが操作するキャラクターの武器をカスタマイズできる仕組みも搭載されているので、自分好みに武器をチューンナップしながらプレイを継続することも可能。コンテンツが完璧に実装されれば、状況に応じてアタッチメントを変えながら効率的な戦いを楽しめるぞ。
ベータ版からアルファ版にロールバックしてしまった点は惜しまれるが、今後の再開発によって問題点を洗い出し、完成度が高まることに期待したい。ベーシックなゲームシステムとグラフィックは非常に優れているので、完成すれば多くのユーザーを引きつけるアクションFPSタイトルになることだろう。
【おすすめポイント】 タクティカルバトル好きな人は必見!
今後の展開が楽しみな新作FPS
最長で約三年後の正式配信を目指して開発が進められている新作ゲーム『SCP: Pandemic』は、出資者たちのためにも安定したプレイ環境の構築が求められる期待のタイトル。正式バージョンではストーリー要素が展開する「エリア12」のシナリオが完成する予定で、これからのアップデートも非常に楽しみだ。
透明性のあるゲーム開発を掲げている「Affray LLC」は、これからの開発進捗について都度公式Twitterや公式YouTubeチャンネルなどのSNSで発信していく旨を表明しており、その姿勢には信頼が置ける。SCP財団への情熱も窺える新作PCゲームで、妥協を許さない開発姿勢が頼もしいアクションFPSだ。
▲自らハードルを高く掲げている故にアルファ版にロールバックしたとも考えられる。今後に期待しよう。
SFファンに根強い人気を誇る「SCP財団」の世界観をフィーチャーした新作アクションFPSタイトル『SCP: Pandemic』は、現在早期アクセス版(アルファ版)としてSteamで配信中。志の高いインディーゲームデベロッパーを応援したい人にもおすすめの新作タイトルとなっているぞ。
【おすすめポイント】 正式版が待たれる新作FPS!
SCP: Pandemicスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 | NVIDIA GeForce GTX 1080 / AMD Radeon RX 5700 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
(C) Affray LLC.
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