2020/9/1からSTEAMで正式配信されているDeep Silverの購入型PCゲーム。1920年以降の架空戦史に飛び込んで戦略性抜群の戦いを繰り広げていくリアルタイムストラテジー作品。
ディーゼルパンクメカが登場するレトロフューチャーな世界観、最新ゲームらしい高精細なゲームグラフィック、ソロプレイから協力・マルチプレイ対戦まで幅広くカバーするゲームシステムが大きな魅力で、古典的なRTS要素を目の覚めるような世界観で味わってみたい人、戦略性を発揮できるゲームを探している人におすすめ!
ディーゼルパンクなRTSが登場!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で正式配信中の『Iron Harvest』は、1920年以降に繰り広げられるヨーロッパの架空戦史で古典的かつ本格的なRTS要素を体験できるおすすめのPCゲーム。レトロフューチャーの世界観を持った要注目の作品で、研ぎ澄まされたゲームデザインが光る秀逸なRTSだ。
ゲームには分厚い装甲に覆われたロボット型ユニットも登場。ディーゼルベースのテクノロジーをモチーフとしたスチームパンクの派生系「ディーゼルパンク」をデザインの根幹に据えている造形が面白く、架空戦史の世界観を象徴的に形成している。ヨーロッパの牧歌的な風景と「異形のマシン」の対比が鮮烈だ。
なお、本作は重量級のボードゲーム『サイズ -大鎌戦役-』の正式ライセンスを取得した作品で、世界観は共通。コンセプトアートやキャラ造形も元になった『サイズ -大鎌戦役-』を踏襲しており、原作ファンの人ならすぐに入り込める作品となっている。興味が湧いた人は、原作『サイズ -大鎌戦役-』についてもチェックしてみよう。
▲1920年以降のヨーロッパで展開する架空戦史を本格RTS要素で体験できるおすすめのPCゲームだ。
作品には20種類以上のミッションを楽しめるモードやキャンペーンモードが搭載され、9名のヒーローたちが活躍する架空戦史のストーリーをたっぷりと味わいながらRTSの醍醐味を堪能することが可能。40種類以上のユニットを戦略的に配置して進軍しながら、ヨーロッパ全土を舞台とした壮大なバトルを体験できるぞ。
登場する3種類の派閥はそれぞれ異なる思想と目的を持ち、そこに所属しているヒーローたちにも利害の対立がある。「POLANIA」「SAXONY」「RUSVIET」に分かれる3種類の派閥が織りなす物語要素も必見で、異なる立場と視点で架空戦史の世界を体験できるため、没入感満点にプレイできる点も魅力だ。
ゲームはPC版以外にXbox One、PS4向けにもリリースされており、日本語ローカライズバージョンは2021年内にDMM GAMESから配信予定であることが明かされている。現時点ではSTEAMのPC版が日本語環境を実装していないが、DMM GAMES版の登場後にアップデートで日本語インターフェースが実装される予定だ。
▲鮮烈なビジュアルイメージが展開する「ディーゼルパンク」の世界観が冴え渡るRTSゲームだ。
STEAMでの販売価格は6290円。前述の通り現時点では日本語環境非対応となるため、プレイを円滑に進めるためには一定以上の語学力が要求される。ちなみにストアでは、ミニキャンペーンと大型アドオンが収録された「デラックス・エディション」も同時発売中なので、ガッツリ遊びたい人はそちらを選んでも良いだろう。
ソロプレイと協力プレイ、マルチプレイ対戦要素まで網羅しているゲームシステムは遊び甲斐満点で、オーソドックスなRTSスタイルで刺激的なプレイを体験できる。1920年以降を描く架空戦史の世界に飛び込んで本格RTSの世界を味わいたい人は、今すぐSTEAMストアにアクセスしてゲームの最新情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 世界観設定が秀逸な本格RTS!
本格RTSの世界が炸裂!
『Iron Harvest』のゲームプレイでは、40種類以上存在するユニットを巧妙に配置しながら戦術を繰り広げていく本格的なRTS要素が展開。選んだヒーローによって戦術の幅が変わり、リプレイ性満点のバトルを楽しめる。素早い状況判断と的確なユニット配置で勝利を収め、ストラテジー作品の醍醐味を体験しよう。
プレイ画面はRTSの王道でもある「上空見下ろし型」を採用。カメラはズームインとアウト、回転にも対応し、好きなタイミングで視点を調整しながらユニット配置や移動命令を行える。戦場に展開中のユニットは画面下部にキャラクターアイコンで表示され、マップ全体の戦況は画面左下のミニマップで確認できるようになっているぞ。
安価なコストで出撃できる「歩兵」ユニットは汎用性が高く、取り回しもしやすい。防御力は最も弱いため、慎重に動かしていく必要があるが、建造物オブジェクトや塹壕などを利用できる行動特性を持ち、ランクアップできるシステムもあるので、上手く活用すれば戦場を自由に支配できる。使いどころを考えよう。
▲ヨーロッパの風景をフィーチャーしたマップで本格的なRTSバトルが繰り広げられていく。
作品を象徴するユニットのエキソスケルトンや歩行型兵器は、強固な装甲に守られたメカユニットで、火力も抜群。ユニットの派生系は約30種類に及び、機動性の高い軽量型から強固なボディーを持った重量型までバリエーションも豊富。これらのメカユニットを「どの位置」へ配置するかで戦況と戦術が大きく変化していく。
超大型のユニットには、大砲や重機関砲、迫撃砲などのバリエーションがあり、円錐形のレンジ内に強烈な攻撃を放つことができる。全ユニット中最もパワフルで、出撃させると戦場が一気にヒートアップすること請け合い。敵ユニットの分布やマップの地形を最大限に考慮しながら、最適な場所へ置いて戦場を圧倒しよう。
派閥のヒーローで戦略性が変化
本作に登場する派閥「POLANIA」「SAXONY」「RUSVIET」にはそれぞれ3名のヒーローキャラクターが存在し、彼らは異なる「戦術」を発揮して戦況を変えることができるようになっている。異なるヒーローで戦いに挑むことで戦略性と戦術のバリエーションが広がり、奥深いストラテジー要素を体験できるぞ。
リソースポイントを制圧しながらベース基地を建設し、堅牢な要塞を設置しながら研究要素でユニットを生産していくプレイも展開する『Iron Harvest』は、王道のRTS要素を満喫できるおすすめのPCゲーム。人間ユニットとメカが入り乱れて戦う「ディーゼルパンク」なビジュアルが最高に面白いRTSファン必見の作品だ。
▲1920年代のヨーロッパに無骨なメカユニットが登場するという「異様な光景」が素晴らしい。
STEAMで配信される際、日本語インターフェース環境にチェックマークが入っていたことから、KochMedia JPが異例の「謝罪文」を公開したという「混乱」も発生してしまった本作だが、2021年中にDMM GAMESで日本語版がリリースされれば、さらに多くの日本人ユーザーが参戦する環境が整うことになるだろう。
重量級ボードゲームを原作とする魅力満点の世界観、そして奇をてらわない王道のRTS要素を確立して遊び甲斐満点の作品に仕上がっている『Iron Harvest』は、現在STEAMストアで好評配信中。興味が湧いた人は今すぐSTEAMストアにアクセスして、ディーゼルパンクなRTSゲームの最新情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 ガッツリ遊べる王道RTS!
Iron Harvestスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 / AMD 同等以上 | Intel Core i7-8700K / AMD 同等以上 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 960 / AMD 同等以上 | NVIDIA GTX 2060 / AMD 同等以上 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 30GB | 30GB |
DirectX | バージョン11 | バージョン12 |
備考 | インターネット接続が必要 |
© 2016 and developed by KING Art Games. Published by Deep Silver.
Iron Harvestの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。