スペースハルク:タクティクス(Space Hulk: Tactics)は2018年10月9日にゲーム配信サイト「STEAM」にてダウンロードサービスが始まった。
開発は「Cyanide Studio」が行っており、パブリッシャーは「Focus Home Interactive」になっている。
エイリアンとの戦いを描いたターン制で行われるタクティクスシミュレーションだ。
エイリアンのグラフィックがとにかく恐い。
大きな口を開けて異形な姿が襲いかかってくるゲームは本当に不気味だ。
お化けや幽霊を完全に否定できる人はいるだろうが、宇宙人が存在しないとは言い切れない。
この広い宇宙のどこかには存在するかも知れないし、明日それが地球に来ないとも限らないのだ。
宇宙人にはいつ襲ってくるかわからないリアルな恐さがある。
苦手な人はかなり苦手なジャンルになるだろう。
エイリアンなどのSF映画が好きで、ホラー耐性のある人にオススメのゲームだ。
ボードゲームから生まれた新しいゲーム!
スペースハルク:タクティクスは「Warhammer 40,000」の世界観で繰り広げられるボードゲーム「Space Hulk」がベースとして存在し、それを元に制作されたターン制の戦術ストラテジーになっている。
巨大な宇宙船でターミネータースペースマリーン、または凶悪なエイリアンジェネレイヤーの一員として、血まみれの戦いに身を投じていく。
プレイヤーはどちら側を扱うのか選ぶことが出来る。
「ターミネータースペースマリーン」
ターミネーターは滅びゆく種族で、あまり多くの時間が残っていない。
滅びを回避するために、多くの目標を掲げて達成向かって生きている。
彼らは強力な兵器を持っており、中でもプラズマ大砲で範囲攻撃は大きな利点となるだろう。
キャンペーンでは、Blood Angelsとしてプレイし、Gorgonumの鍛造世界をThe Forsaken Doomと呼ばれる広大な宇宙の荒れ果ての衝撃から救い出そうと奮闘する。
複数のエンディング、オプションとなるサブミッション、Black Libraryの作者James Swallowが書いたオリジナルのストーリーがキャンペーンを魅力的に彩ってくれる。
「エイリアンジェネレイヤー」
エイリアンジェネレイヤーは、個々の力はターミネーターよりも劣ってはいるが、相手よりも数が多いという利点がある。
おまけに彼らは襲撃の時まで、戦術を隠すことを可能なのだ。
いきなり姿を見せて、相手を翻弄する力に長けている。
キャンペーンモードでは、フォルサケンドゥムの歴史を知っていく。
エイリアンジェネレイヤーの前に出てくるすべての生物を滅ぼしていくのだ。
プレイヤーが群れを進化させて、数百年にわたるターミネーターとの戦いに終止符を打とう。
ターミネータースペースマリーンとエイリアンジェネレイヤー、どちらを選んでも共通して言えるのは、攻撃は全て致死的な威力であるコト。
何回も攻撃されて生き残れるなんて甘いことを考えてはいけない。
常に一撃必殺なのだ。
戦いに勝つためには、常に慎重な計画が重要だと肝に銘じておこう。
キャラクターをカスタマイズする重要なカード!
スペースハルク:タクティクスは古典的なシミュレーションゲームを強化するため、革新的な新しいカードシステムが導入されている。
デッキ内のカードを使用することによって、自分の派閥、チームのクラス、そしてキャラクターが強化されていく。
カードのカスタマイズ機能を利用することで、能力が変化していき、追加のダメージ、移動速度、ロールボーナスなどを得ることが出来るのだ。
強力なカードを手に入れれば、強力な武器やスキルを組み込めるようになる。
ターミネーターとしてプレイする際には、両方の派閥のための変更可能なカラースキームに加えて、各ユニットをカスタマイズして、自分だけのオリジナルチームを作るための数10種類のスキンアイテムがカードによって変更可能だ。
カードを使わない場合には、カードを破壊して、重要なアクションポイントを手に入れることもできるようになっている。
カードはマイクロトランザクションシステムの一部ではなく、すべてのプレイヤーが起動時に利用できるため、戦術的な選択肢は大きく広がっていくだろう。
また自分のチームもカスタマイズすることもできる。
各派閥の5つのユニットタイプと、ターミネーターのための12の武器を自由に選んで組み込んでいこう。
大量のライトニングクローを戦場に持ち込み、薬師官と図書館員のスキルで部隊を生き残らせるか、またはエイリアンジェネレイヤーとの戦いで最大の威力を持たせるのもすべて自分の判断で選べる。
カードを手に入れていけば、キャラクターをカスタマイズしたり、強化していけるのだ。
豊富な遊び方を提供するエディットモード!
キャンペーンモードがしっかりしているので、最初から遊べるマップは多い。
それでも繰り返し遊んでいると飽きてしまうだろう。
スペースハルク:タクティクスでは遊び方に幅を持たせるために、マップエディターが搭載されている。
マップエディタツールを使用すると、プレイヤーが自由に戦いの舞台を用意できるので、大ピンチな状況からスタートさせたり、大乱戦を演じさせたりと、状況まで自由にコントロールが可能だ。
Imperial、Eldar、Orkの3つの異なる環境にまたがる複数のタイルセットを使用すれば、独自の小競り合いマップやタイムアタックのようなものも作っていけるはずだ。
マップエディットは、ゲーム内で用いられた戦闘マップを構築するのに使用したものと同じツールが使われているので、キャンペーンとまったく同じマップを作り出すこともできる。
制作者のアイディアにより、無限の可能性を秘めているマップエディット。
ゲームに慣れたら絶対に使って欲しい機能だ。
自分でマップを作り上げることで、今まで気がつかなかったスペースハルク:タクティクスの新しい魅力に気がつくだろう。
用意されているのはシングルプレイだけじゃない!
凝ったシナリオが用意されたキャンペーンモードは非常に面白く、それだけでも十分な価値があるものだ。
しかし、もっとゲームを楽しんでもらうために、スペースハルク:タクティクスにはマルチプレイモードも搭載されている。
マルチプレイでは、オンラインで他のプレイヤーと戦うことが出来るのだ。
リーダーボードも用意されているため、勝敗など実績も記録されていく。
カードを集めて、他のプレイヤーと差をつけて、戦いを勝ち抜こう。
しかし、1人用ではあまり気がつかないかもしれないが、カードが強力になっても、無謀な行動で無双できるとは思わない方がいい。
戦術が非常に重要なので、常に慎重に行動を心がけたい。
格下の相手に油断から一気には負けてしまうこともままあることなのだ。
カード集めも楽しめて、エイリアンの歴史も覗けてしまう。
遊べる要素はかなり多く、プレイステーション4やvitaなどでも発売されているほどファンが多い。
ホラー的なシーンが苦手でなければ絶対に楽しめるゲームだろう。
新しい戦略性を持ったスペースハルク:タクティクスはシミュレーションゲームの中でも飛び抜けてオススメだ。ぜひプレイして欲しい!
スペースハルク:タクティクススペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2120 / AMD FX-4100 | Intel Core i7-3770 / AMD FX-8350 |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィックカード | 2 GB, GeForce GTX 660 / Radeon HD 7870 | 4 GB, GeForce GTX 970 / Radeon R9 290 |
VRAM | 2 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 5 GB | 5 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 |
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