2021/4/9からSTEAMで早期アクセス版が配信されているVersus Evilの購入型PCゲーム。豪華な宇宙クルーズ船を舞台に人間の乗客と人間に化けたAIロボットの戦いを描く非対称型シミュレーション。
どのプレイヤーが人間に化けているのか分からない「人狼ゲーム」のプレイ展開、デザイン性抜群のレトロフューチャー風グラフィックで描かれるゲーム世界、協力プレイと背信行為が表裏一体で存在する「心理戦」要素満点のゲーム要素が大きな魅力で、協力と対戦を同時に味わえるゲーム作品が好きな人におすすめ!
宇宙クルーズ船で人狼ゲーム!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で早期アクセス版が配信されている『First Class Trouble』は、SF世界を舞台にプレイヤー同士の「人狼ゲーム」要素が展開していくおすすめの新作PCゲーム。真実を探求する側になることもあれば、他人を欺く役割になることもある「二面性」が最高に面白いSLG作品だ。
ゲームの舞台となるのは豪華な宇宙クルーズ船。この船はAI「C.A.I.N.」によって管理されているが、ある時を境にAIが人間を排除する思考へと変化。船内に居た大半の人間は「C.A.I.N.」の暴走によって殺され、生き残った少数の人々はAI回路を遮断するための戦いに挑むことになる。人間対AIの構図が展開する新作だぞ。
「C.A.I.N.」自体は動き回れないが、このAIには人間型ロボット「ペルソノイド」という強い味方が存在し、ペルソノイドに選ばれたプレイヤーは「C.A.I.N.」の意思を汲んで人間抹殺に奔走することになる。かくして船内では「人間」と「ペルソノイド」の対立構図が生まれ、非対称型の心理戦が勃発する仕組みだ。
▲美しいゲームグラフィックで再現された宇宙クルーズ船を舞台に非対称型バトルが勃発する。
ゲーム開始時には自分が操作するアバターの性別や外見を編集することが可能で、好みの姿でプレイに参加できる。マッチング後に「人間」もしくは「ペルソノイド」の役割が与えられ、プレイヤーは自分の役割に応じた行動を取らなくてはならない。ボイスチャットも活用する究極の心理戦とスリリングなバトルが展開するぞ。
人間側のプレイヤーは、ペルソノイドになって活動しているプレイヤーの妨害を回避しながら「C.A.I.N.」の機能停止を目指して船内を進むことになり、ペルソノイドになったプレイヤーは、あらゆる手段を駆使して人間が「C.A.I.N.」に辿り着くことを妨害、もしくは先に「C.A.I.N.」に辿り着いて安全の確保を目指す。
参加するプレイヤーが操作するキャラクターは全て人間の格好をしているため、外見だけで「人間」か「ペルソノイド」か判断することは不可能。「ペルソノイド」になったプレイヤーは嘘をつき通していくことで周囲のプレイヤーを欺き、頃合いを見て様々な手段で人間の抹殺を図っていく。スリル満点のプレイが特徴だ。
▲ゲームでは2名のプレイヤーが「ペルソノイド」に選出される。どのように連携するかもカギだ。
船内を移動していく際には数々の仕掛けを破っていく必要があり、そこにアクションゲーム要素も発生。また他プレイヤーを殺害に追い込む方法も複数用意されており、毎回異なる展開を体験できる点がポイント。人狼ゲームらしく協議して他プレイヤーを追放できるシステムもあるので、会話そのものが重要になる作品だ。
STEAMでの販売価格は1400円。標準で日本語インターフェースと字幕を採用しているが、現時点ではカバーしきれていない場所も多い。そしてゲームで他国のプレイヤーと一緒に遊ぶ際には外国語を話す状況も出てくるため、円滑にプレイを進めるためには語学に堪能であるか、日本人同士でマッチングする必要がある。
ゲームを開発したのは、デンマークに本拠を構えるインディー系のゲームデベロッパー「Invisible Walls」。本作が初のゲーム作品となる期待の若手デベロッパーで、レトロフューチャーを意識したゲームの高いデザイン性も好評。STEAM上では作品の細かいロードマップも提示しており、信頼性の高いスタジオと言える。
オンラインで他プレイヤーと交流しながら「騙し騙され」の心理戦を演じることが好きな人には断然おすすめの新作PCゲームで、グラフィックのクオリティーも非常に高いため、没入感満点のプレイを体験できる。本作が気になった人は今すぐSTEAMストアの製品ページにアクセスして、詳細な情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 SF人狼ゲームを楽しめる新作!
人間の目的遂行を阻止せよ!
誰が嘘をついているのか分からない状況下で「生き残り」をかけたサバイバルバトルが繰り広げられる『First Class Trouble』には、相手プレイヤーが操作する人間キャラクターを殺害して排除するための方法が多数実装されている。「ペルソノイド」役になったプレイヤーは、ありとあらゆる手段を駆使して排除を続けよう。
ゲーム内にはショッピングモールやスパ、レストランやカジノなど多数のロケーションが登場し、それぞれの場所で独自のトラップを利用できるようになっている。食品を保存しておくための冷凍庫内に人間プレイヤーが入り込んだ際、その扉をロックして凍死させるなど、バリエーション豊富な妨害工作を行えるぞ。
▲直前まで仲間だと思わせながら一緒に行動しつつ、スキを見て一気に人間を排除することが可能。
「ペルソノイド」役の利点は、人間側のプレイヤーと一緒に行動できるところにあり、人間側の勝利条件であるAI「C.A.I.N.」への到達を手伝いながら「殺害の機会」を窺える点にある。面白いプレイになるかどうかは「ペルソノイド」側のプレイヤーが上手く振る舞えるかどうかにかかっているため、その責任は重い。
「善良な人間」を装いながら、絶好のタイミングで本性を現して人間を殺害・排除していくプレイこそが「ペルソノイド」側プレイヤーの真骨頂。プレイ中に度々交わされていく会話でも無難な発言をして、正体を暴かれないように行動していこう。なりきって行動できるプレイヤーがゲームを大きく盛り上げることになるぞ。
▲背後から襲いかかって人間を排除。このスリリングなプレイこそが「ペルソノイド」の醍醐味だ。
【おすすめポイント】 人間を欺くプレイが最高に面白い!
エアロック投票でAIを排除!
人間プレイヤーを恐怖に陥れる「ペルソノイド」に対抗できる手段が「エアロック投票」。このシステムでは生存中のプレイヤーが一堂に会し、投票形式で「追放」するプレイヤーを決定する。票が集まらない場合には誰も排除されないが、嫌疑が強いプレイヤーが居て投票が一定数を超えた場合、そのプレイヤーは排除される。
▲多数決で排除すべきプレイヤーを決定する「エアロック投票」。ここでも「芝居」が効果を持つ。
▲不審に思われたプレイヤーは文字通りエアロックから宇宙へと葬り去られることに。事実上の追放だ。
ちなみにエアロックシステムはマップ内の複数箇所にあり、タイミングが合えば「ペルソノイド」側のプレイヤーが人間プレイヤーを罠に陥れて宇宙空間へ排出することも可能。多種多様な方法でお互いを「排除」していくためのプレイを体験できる点が作品の魅力で、全てが噛み合えば最高のプレイを味わえる。
マルチプレイ専用の作品であるため、楽しむためには集まったユーザーたちのモラルと民度が求められるが、多彩なコンテンツを体験しながら味わう人狼ゲーム要素は最高に面白い。早期アクセス版ゆえの不具合などに目を瞑れる人であれば、本作は多彩な心理戦要素をもたらしてプレイヤーを大いに満足させてくれるだろう。
SF世界の豪華クルーズ船を舞台に、プレイヤー同士の探り合いと騙しあいが炸裂していくおすすめの新作PCゲーム。『First Class Trouble』は、現在STEAMストアで好評配信中。未来世界で人狼ゲームの面白さとスリリングなプレイを味わいたい人は、今すぐSTEAMストアにアクセスしてプレイを始めよう!
【おすすめポイント】 みんなで盛り上がれる新作PCゲーム!
First Class Troubleスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-3770K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 770 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続必須 |
(C) Versus Evil.
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