2020/11/23から早期アクセス版が配信されているNipoBoxの購入型PCゲーム。高精細なグラフィックで再現されたオープンワールドを舞台にサバイバルを繰り広げる新作シミュレーション。
豊かな自然の中を自由に探索してアイテムを集めていくプレイ要素、素材アイテムを活用するクラフトシステム、飢えや渇きのステータスに注意しながら生き延びるプレイが魅力で、オープンワールド型サバイバルゲーム作品が好きな人、インディーゲームの早期アクセス版に意見を送りたい人におすすめ!
新作サバイバルゲームが誕生!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で早期アクセス版が配信されている『Crushed』は、最新ゲームらしい高精細なゲームグラフィックで再現されたオープンワールドの世界を舞台に、プレイヤーが自由に探索行動を繰り広げていくサバイバルシミュレーションゲーム。人気のジャンルにまた1つ新作が登場した。
詳しい設定は設けられていないが、プレイヤーは大自然に囲まれた世界に降り立ち、「飢え」「乾き」「体力」のステータス値に注意しながら、オープンワールド内に散らばっている資源アイテムなどを採取するプレイに挑むことができる。没入感満点の「一人称視点(FPS)」でプレイが展開していく点が特徴だ。
拾ったアイテムを組み合わせて新たなアイテムを生み出す「クラフト」システムも実装され、漂流者として厳しい自然世界で逞しく生き延びていくサバイバルプレイを満喫できる。自分なりの世界観や設定を思い浮かべながら、広大な土地で生き延びるロールプレイを行うことが得意な人にはおすすめの新作と言えるだろう。
▲リアルなゲームグラフィックで再現されたオープンワールドでひたすら生存を目指していく新作ゲーム。
ゲームを提供しているのは、ロシアに本拠を構えるインディー系ゲーム企業「NipoBox」。インディー系ゲームプログラマーを支援する取り組みも行なっている同社は、開発アシストからパブリッシング面までを請け負ってくれる会社で、本作も実質的に開発しているのはフィジー在住のプログラマー。「NipoBox」はその窓口だ。
前述の通り本作は「早期アクセス版」にある作品で、現状ではマップの探索要素と基本的なクラフトシステムにのみアクセスできる。オンラインマルチプレイに関しては不安定な部分があるため、しっかりとした状態で協力プレイ要素を楽しみたい人は、作品の開発進捗が進むまで待った方が良いだろう。
STEAMでの販売価格は2050円。やれることが少ない状態の作品にしてはやや強気な価格設定だが、正式配信版ではさらに価格が上昇する旨がアナウンスされているため、値段が底値となっている現時点で購入するという手もある。初期段階の作品をプレイして意見を送ることが好きな人なら「買い」の新作ゲームだ。
インターフェースにはデフォルトで日本語環境があり、ここはアドバンテージが大きい。クエスト目標やストーリーの類は一切登場しないサバイバル要素オンリーの作品だが、日本語でアイテムなどを把握できるため、外国語が苦手な人でもプレイを十分に楽しめる。興味が湧いた人はストアを一度チェックしてみよう。
【おすすめポイント】 大自然のサバイバルが始まる!
クラフトで生き延びよう!
『Crushed』で体験できるのは、リアルなグラフィックで再現されたオープンワールドの探索要素とクラフトシステム。「石」や「木材」などのアイテムを集め、インベントリで試行錯誤しながら何を生み出せるのかチャレンジしてみよう。教科書通りには進まないサバイバルシステムが展開する新作ゲームだぞ。
拾ったアイテムはインベントリ欄で確認することが可能。その右側にはクラフトメニューがあり、生み出せるアイテムと必要な素材が表示される。欲しいアイテムを手に入れるためには素材が何個必要なのか分かるようになっているので、探索を続けて素材をどんどん拾い集め、クラフトメニューで新たなアイテムを作ろう。
▲装備できるアイテムは画面下部に表示される。画像は英語表記だが、設定で日本語化が可能だ。
なお本作では、様々なパーツを繋ぎ合わせることによって木造住宅を作ることもできる。一件の立派な建物を生み出すためには膨大なアイテムをかき集めてくる必要があり、なおかつクラフト台となる「ワークベンチ」も生み出す必要もあるので、かなり地道に素材を集めないとクラフトを満喫できない。頑張っていこう。
自生しているキノコなどの食物系アイテムを集めると、飢えや渇きのステータスを回復させることが可能。本作の究極的な目標は毎日を生き延びることにあり、クラフトシステムは生存率を高めるために必須な要素となっている。早期アクセス版の現状では敵対生物などが登場しないが、日々を生き抜くプレイを体験できるぞ。
【おすすめポイント】 クラフトシステムが面白い新作ゲーム!
最新アップデート情報!
『Crushed』の最新ビルドは、2020/11/26にアップデートされた「Alpha 0.0.0b」となり、このバージョンでは様々な調整と新要素の実装が行われている。特に前バージョンで視認性が大きく阻害されていた夜間の見た目に関して「グロースティック」が追加された点が大きく、夜間も安心して行動できるようになった。
その他には主に「建築系クラフト」に関する調整とホットフィックスが行われ、これまでのビルドよりもアクセスしやすいクラフト環境を実現。また「農園」で大麻を育てるシステムも調整されており、成長時間が2分に延長されている。徐々にではあるが、着実にサバイバル体験を堪能できる下地が整ってきている印象だ。
▲夜間に画面が真っ暗になってしまう問題を「グロースティック」実装で解消した最新アップデート。
本作の作者は「Discord」や「STEAMフォーラム」での発言を求めており、現在までに作品をプレイしたユーザーからの要望は早いペースで取り入れられている。インディーゲーム文化や早期アクセス版の作品を愛し、意見を送ってより良い方向へと導くことが好きな人にとっては、レスポンスを十分に得られる新作と言えるだろう。
【おすすめポイント】 アップデートで徐々に進化中!
正式配信が楽しみな新作!
「2年以内に正式配信を実現したい」と表明している『Crushed』は、ユーザーからのフィードバックを得ながら日々開発が続けられている新作PCゲーム。開発者がほぼ個人で作業をしているため、進捗の歩みは大手ゲームメーカーよりも遅いが、今後は様々なコンテンツの充実を行なって欲しいところだ。
オンライン協力プレイでのサバイバル体験を標榜している本作は、正式配信版で完璧な「CO-OP」システムを実装する予定。完成すれば「廃坑」を探索しながらフレンドと一緒に協力プレイ要素を体験できるとのことで、実現すれば未知の場所を探検しながら生存を目指すプレイが加速することだろう。
▲基礎的なサバイバルシステムは完成の域にある。後は他作品との差別化を図るのみだ。
現時点でもプレイアブルな段階にあるが、STEAMにはサバイバルゲーム作品が数多くラインナップされており、その中で本作が生き残っていくためにはさらに多くの要素が必要。熱心なユーザーからのフィードバックを得ながら正式版へと向かっていく作品を応援したい人は、今すぐSTEAMストアにアクセスしよう!
【おすすめポイント】 協力プレイを目指す新作PCゲーム!
Crushedスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 30GB | 30GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
(C) NipoBox.
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