2020/4/16から早期アクセス版が配信されているSpiral Summit Gamesの購入型PCゲーム。仮想現実世界で他プレイヤーとのシューティング対戦を楽しめるVR専用FPSバトルロイヤルゲーム。
精緻なゲームグラフィックで再現されたバトルフィールド、壁面を掴んで移動できるアクションシステム、世界のプレイヤーとオンラインPvPを楽しめるFPSバトル要素が大きな魅力で、VRヘッドセットで楽しめるFPSを求めている人、インディー系ゲームデベロッパーにフィードバックを送ることが好きな人におすすめ。
VRでバトロワを楽しめる新作登場!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で配信中の『Virtual Battlegrounds』は、タイトルが示す通りバーチャルリアリティー(仮想現実)空間内でバトルロイヤル方式のFPSを楽しめる新作PCゲーム。バトロワでPvPを楽しむことが好きな人にはおすすめの作品で、リアルな世界で射撃とアクションを体験できるぞ。
プレイヤーは広大なオープンワールドで再現されたマップ上に降り立ち、最大24名が参加するバトロワで最後の1人を目指して戦いを繰り広げることになる。基本的なゲームシステムは世界的ヒットを記録したバトロワの傑作『PUBG』に準拠しているので、同作をプレイしたことがある人であればすんなりとプレイできるはずだ。
ゲーム最大の特徴はVRヘッドセットを利用したリアリティー満点のゲーム世界。マップをポップアップで呼び出すシステムなど、2D型のバトロワ作品とは異なるインターフェースを持っているため、新鮮な気分でバトロワを楽しめる点がポイントだ。無論圧倒的な臨場感を感じられる没入感満点のFPS体験も待っている。
▲緻密に再現された高低差のある4平方キロメートルのマップでVRのバトロワを楽しめる新作PCゲーム。
ソロモード以外にフレンドと協力プレイで進めるスクワッドモードも実装しており、対戦と協力プレイを両方楽しめる点もポイント。マッチで人数が足りない場合向けにボットも完備しているため、マッチングで時間を取られることもない。繰り返し何回もプレイしながらVR空間内で巻き起こるバトロワを堪能できるぞ。
ゲームを開発しているのはアメリカのオーランドに本拠を構えるインディー系ゲームデベロッパー「CyberDream」。VRゲームを専門に開発している期待の若手デベロッパーで、たっぷり遊べるフルサイズのVR作品を開発することをモットーとしている。今後の作品開発にも大いに期待したいデベロッパーだ。
ゲームは「Valve Index」「HTC Vive」「Oculus Rift」「Windows Mixed Reality」という代表的な4種類のヘッドセットに対応。座位でのプレイも可能なのでセッティングに困ることがない。VR専用機器を持っているほぼ全てのPCプレイヤーが楽しめるFPSアクションゲームに仕上がっているぞ。
▲両腕を利用したアクションが魅力。VRゲームでありながらグラフィックが美しく、没入感は非常に高い。
なお本作は現時点で早期アクセス版の段階にあり、今後の開発進捗によってある日突然ゲームシステムやグラフィック面に変更が加えられる可能性がある。ただし基礎的な部分は全て完成しているので、致命的な不具合に遭遇する可能性はかなり低い。購入時にはこれらの条件を考慮しておくと後悔しないだろう。
STEAMでの販売価格は2050円。なお正式配信版は価格が上昇することがアナウンスされているため、比較的安価に入手できる今のうちに購入してしまうのも手だ。インターフェースは英語一択だが、内容はアクションシューティングなので、基礎的が語学力があれば問題なくプレイできるはずだ。
近代戦ミリタリー要素をフィーチャーしたFPS作品をプレイすることが好きな人や、バトロワルールで世界中のプレイヤーと白熱のシューティング対戦をすることに燃えるタイプの人にはおすすめの『Virtual Battlegrounds』は現在好評配信中。VR世界に広がるマップで没入感満点のバトロワを楽しもう!
【おすすめポイント】 仮想現実世界でバトロワ!
壁面アクションで高低差を体感せよ!
『Virtual Battlegrounds』最大の魅力は、マップ内に登場するほぼ全ての構造物をよじ登れる「壁面アクション」システムの存在。VRというリアルな世界で高所を存分に体験できる点が特徴で、一般的なバトロワ作品では見られないアクションを取り入れたことによって戦術や戦略性に幅が生まれてくる。
一般的なバトロワ・FPS作品でもハシゴや階段を利用するアクションは体験できるが、本作の場合は建造物の壁面を掴んで移動できるため、外部から壁をよじ登って窓ガラスを破って突入するアクションもできて面白い。階段から上がってくるプレイヤーを待ち伏せするバトロワ固有のセオリーを崩せる点が特徴だ。
▲2Dで見ると何ということはない画面だが、VRヘッドセットの視野角で体験するとかなりスリリング。
またグラップリングフックを利用したダイナミックな移動要素など、本作には高低差を意識した仕掛けとアクションが数多く盛り込まれており、VR作品で遊ぶことを主眼に据えたギミックを存分に味わえる。高所恐怖症の人は注意が必要なくらいヒヤヒヤする場面が続出する新作PC向けFPS作品に仕上がっているぞ。
単純に人気のジャンルバトロワをVRで再現したという所に留まらず、さらに一歩踏み込んで「VRらしいゲーム体験」を打ち出しているところが本作の強みで、これまで数々のバトロワをプレイしてきた人にも新鮮な感覚を与えてくれる。ダイナミックな躍動感を存分に体験できるおすすめのVR向けシューティングゲームだ。
【おすすめポイント】 移動アクションが独特な新作バトロワ!
なりきりプレイが楽しいVRバトロワ!
VRゲームの醍醐味と言えば、モーションコントローラーを駆使したリアルなプレイ体験。本作でもマガジン交換アクションや覗き込み射撃など、ミリタリー系FPSゲームが好きな人が喜ぶアクションがしっかり登場し、その場で本当に撃ち合いを行なっているような「なりきりプレイ」を存分に堪能できる。
両腕を利用したアクションが多い点も本作の特徴で、近接戦闘向けに用意された「ナイフ」も両腕で捌くことができて楽しい。バトロワルールで展開していく作品なので「生き残ること」が目標になるが、プレイ中にカッコ良いアクションを繰り出して画面内で実現させるだけでテンションが上がる。どんどん身体を動かしてみよう。
▲モーション面でかなりの研究を行なったことが感じられる『Virtual Battlegrounds』。非常にリアルだ。
開発元の「CyberDream」は、今までリリースされたきたVR向けのゲーム作品が「デモ」のようなレベルに留まっていることに違和感を覚えており、「本気で打ち込めるフルボリュームのVRゲーム」開発を目指している。本作がユーザーからのフィードバックを経た後、どのような作品に変貌するのか大いに期待したい。
約半年から1年後に予定されている正式バージョンではさらなる武器類の追加とゲームモードの実装が予定されており、プレイ人口が集まればVR界のバトロワにも火が付く可能性がある。VR作品ならではのアクションを盛り込んだ作品でPvPを楽しみたい人は、今すぐゲームをダウンロードしてプレイを始めよう!
【おすすめポイント】 世界に没頭できる新作VRバトロワ!
Virtual Battlegroundsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4590 / AMD FX 8350 | Intel Core i7-7700 / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290 | NVIDIA GTX 1070 / AMD Radeon RX Vega 56 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | VRヘッドセットが必要 |
(C) Spiral Summit Games.
Virtual Battlegroundsの評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。