2019/11/22からSTEAMで配信されているDontecoの購入型PCゲーム。デザイン性に溢れるSci-Fi世界で白熱のFPSチーム対戦を楽しめるVR専用アクションシューティングゲーム。
緻密なゲームグラフィックで再現された未来世界のゲームグラフィック、選んだキャラクターによって変わるゲームプレイ体験とテレポート機能が大きな魅力で、VR世界でシューティング対決を楽しみたい人、SF的な世界観に彩られたFPS作品をプレイすることが好きな人、エキサイティングなチーム戦を体験したい人におすすめ。
Sci-Fi世界でバトルを楽しもう!
現在PCゲームポータルサイト「STEAM」で配信中の『Iron Blood VR』は、VR専用機器で楽しめるオンライン対戦ゲーム。Sci-Fi世界の雰囲気に満ちたゲーム世界とスピーディーな試合展開が特徴の新作PCゲームで、VRゲームとしてはかなり細かいゲームグラフィックが光るおすすめの作品だ。
ゲームの舞台は2120年の地球。今から丁度100年後の世界が戦いの場に選ばれ、人類は「U.S.R.W.(万能精神読み書き機)」によって精神を金属ベースの肉体に宿しながら生き永らえることができるようになっている。プレイヤーはこの精神が宿ったロボット兵士としてゲームに参加し、果てしなき闘いに身を投じることになるぞ。
▲SF好きを刺激するゲームデザインが秀逸。パワースーツ系が好きな人にもおすすめの新作PCゲームだ。
ゲームはオンラインPvP専用に設計されており、2チームに分かれたユーザーがひたすらデスマッチでキル数を競い合う。アーケードライクなノリで楽しめる単純明快さがウリで、気軽にプレイできる点が特徴だ。なお人数が集まらない場合には「ボット」が参戦するので、マッチングで待たされる心配は一切ない。
ゲームは「Valve Index」「HTC Vive」「Oculus Rift」「Windows Mixed Reality」という代表的なVRヘッドセット全てに対応。VR機器を所有するPCユーザーのフレンドがいる人は、一緒にゲームをプレイすればハイスピードなテンポで展開するチームデスマッチバトルを存分に楽しめるぞ。
早期アクセス版の作品
なお本作は現時点で「早期アクセス版」の状態にあり、開発元のDontecoは実際にゲームをプレイしたユーザーからのフィードバックを募っている。半年ほどの期間を経てフルバージョンを発表する予定なので、不完全な状態のゲームをプレイすることが苦手な人は購入を控えた方が良いだろう。
STEAMでの販売価格は1010円と比較的安価。ゲームはコンテンツが追加される度に価格が上昇していく予定だ。インディー系ゲームデベロッパーにフィードバックを送って作品の開発に貢献したい人は、値段が抑えられた今が買い時かもしれない。忌憚のない意見を送って製品を完璧な物へ昇華させる手伝いをしよう。
【おすすめポイント】 SF好きにはたまらない新作VRゲーム!
キャラの特性を活かして戦え!
『Iron Blood VR』には「Diesel」「Rayan」「Amelia」という3種類のキャラクターが登場。ゲームの世界観通り、プレイヤーはサイボーグである彼らの身体に入り込んでプレイを開始する。キャラクターによって武器と能力・移動特性が異なるため、プレイスタイルに合った1体を見つけてみよう。
「Diesel」はパワーとHPが高く、散弾銃型の武器を装備。「Rayan」は移動性能に優れ、連射武器を扱う。紅一点の「Amelia」は軽い装甲を持ちHPも低いが、仲間を回復する特殊能力を持っている。MMORPG作品のジョブシステムにも通じるキャラクター特性が分かりやすく、キャラ毎の違いも明白だ。
▲女性型サイボーグ「Amelia」。天使の羽のようなスーツが印象的な回復系キャラクター。チームには欠かせない。
チームワークが勝利へのカギ
「フリー・フォー・オール」ではなく、チーム一丸となって勝利を目指す本作の場合、チームメイトがどのキャラクターを選ぶかが勝敗を大きく分けることになる。受け持つキャラクターの特性を理解した立ち回りとサポートで協力しながら敵プレイヤーに挑む姿勢が重要で、団結力も問われることになるぞ。
▲前線で戦うタイプや後方支援型など、キャラクターの選択がそのままプレイスタイルに直結していく。
オンライン対戦ゲームで仲間ユーザーと一緒に協力しながら戦うプレイが好きな人には断然おすすめのPCゲームで、FPS作品にありがちな「俺が俺が」という展開が発生しないので戦略的なチームプレイも存分に楽しめる。キャラクターの特性を活かし切ったチームだけが勝利をつかめるようになっているので頑張ろう。
【おすすめポイント】 キャラの特性を生かしてチームで勝利!
面白ワープ機能を搭載!
『Iron Blood VR』を特殊なゲーム作品にしている面白システムが「ワープ機能」。プレイ中このワープ機能を利用すると、近くの味方プレイヤーのそばまで瞬時に移動することが可能で、敵プレイヤーにやられてリスポンした際の戦列復帰も非常に早くなる。ワープを極めて戦いを有利に進めていこう。
FPS作品で瞬間移動が利用できるというのは「チート技」のように見えるかもしれないが、VR専用ゲームである本作の場合には非常に大きな意味がある。プレイ中激しく視点を動かすことが多いVR作品は「VR酔い」を引き起こす確率が高まり、時にゲーム自体を楽しめなくなることも多い。本作のワープ機能はその回避策だ。
▲左腕のガジェットを操作することで攻撃以外のアクションを起こすことが可能。ワープもその機能の1つだ。
VR酔いを引き起こしにくい移動方法として用いられているワープは、目の前の景色が動く様子を見ることなく別の場所に移動できるため、非常に目に優しい。本作ではそのワープ式移動方法をゲーム内のアクションとして取り入れ、プレイ時間の短縮とVR酔いの軽減を同時に行なっているのだ。
無論よく分からないまま移動してしまうと周囲を相手プレイヤーに囲まれて格好の餌食になることもあるため、むやみに使うと危険度が増すが、このワープ機能が加わったことによって本作のFPS体験プレイは予想外の展開を生み出し、それがユーザーに最大級の興奮も与えてくれる。本作を象徴する面白機能と言えるだろう。
【おすすめポイント】 VRに酔いやすい人も楽しめる新作!
気軽に楽しめるおすすめVRゲーム
単純明快なチームバトルロイヤルが『Iron Blood VR』の強み。両腕を上手く使いながらバトルを楽しむシステムは洗練されており、試合展開がハイペースで進むため飽きることがない。カジュアルな雰囲気で気さくに遊べるFPS作品を求めている人にもおすすめで、軽いノリで参加すれば存分に楽しめるはずだ。
特に左腕のガジェットを切り替えて敵の攻撃から身を守るバリアを出現させたり、瞬時に移動するワープ機能を繰り出せたりする点はVRゲームらしい「擬似感覚を体験する面白さ」を生み出しており、VRという環境とシステムを上手く取り込んだプレイシステムが光る。今後の開発進捗にも大いに期待したい。
▲バリアで敵の攻撃を防ぐプレイも可能。FPSでありながら機転を利かせた操作方法も要求されてやり応え満点。
現状は2マップしか搭載されていない点は残念だが、発表以降こまめなアップデートが重ねられており、今後はマップ数や扱えるキャラクターの数も増える予定。最安値で販売されている今購入しておけば、将来的にはかなり長時間遊べる作品にパワーアップするかもしれない。ピンときたら今すぐダウンロードしよう!
【おすすめポイント】 面白さ満点のVR専用FPS!
Iron Blood VRスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4590 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 4 GB | 8 GB |
HDD空き容量 | 50 GB | 50 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | VRヘッドセットが必要高性能VRヘッドセット推奨 |
(C) Donteco
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