『ドローン・ストライク・フォース(Drone Strike Force)』は、NGD StudiosとGlobantが共同で開発し、Odisi Gamesより2019/8/16からSteamでリリースされた、TPS(三人称視点)で繰り広げられるドローンを操って、色々な場所で戦うマルチプレイ専用のオンラインシューティングゲームだ。
基本的にコンピュータの操作するボットと戦うのではなく、プレイヤー同士での戦いがメインとなる。ディスプレイの先にライバルがいると思うと、自然と手に汗握ってしまう。しかも、かなりハイスピードで動きのあるバトル展開になっているので、夢中で遊んでいると気がつけばタイムアップとなっているほどだ。非常に白熱したバトルが楽しめるぞ。
ゲームの面白さも去るコトながら、なによりも見て欲しいのが圧倒的な存在感のあるリアルなグラフィックだろう。空を見上げれば綺麗なブルーが広がっていたりと目を奪われることも多い。本当の戦場にいるような気分でゲームをしたい人におすすめのシューティングゲームだ!
未来を舞台に軍用ドローンが活躍する!
21世紀の中頃の地球を描いた未来が舞台になっている。その時代の地球は温暖化によって都市がまともに機能しておらず、民間企業はそれらの都市の支配権を巡って日々争いを続けていた。プレイヤーが操るのはそんな時代を勝ち抜くために生まれた次世代軍用ドローン。機動性を活かしてビルを縦横無尽に飛び回って、敵と戦いながら、重要な拠点を制圧していく。
驚くほど美しいグラフィックで、実際にドローンを動かして、戦場いるような気分になってしまうほどだ。特にシングルプレイがなく、マルチプレイのオンライン専用のゲームなので、そんな印象を持ってしまうのかもしれない。現実のことに思えてしまうほど、リアリティがあるグラフィックは見事だ。
ドローンは前後左右だけじゃなく、上下にも自在に移動可能になっており、戦闘は3次元的な思考が求められる。特に人間は上と下からの攻撃に弱く、どうにか前後左右の動きだけで対応しようとしてしまう。自分で逃げるときも中々、上と下を選択しないことでもそれは明らかだ。
敵は当たり前のように上からも襲ってくるので、常に高度を気にしながら、なるべく上位になれるように移動していけば、不意の攻撃を受けることは減るだろう。現場での即時の判断がモノを言う、機動性と状況認識を常に欠かさずに敵と戦っていこう。グラフィックが綺麗な分だけ、戦闘もかなり白熱したものになっているぞ。
カスタム可能なドローンを自由に操作!
本作には現状、2つのフルマップと3つのゲームモード「キング・オブ・ザ・ヒル(King of the Hill)」「ドミネーション(Domination)」「チームデスマッチ(Team Deathmatch)」が用意されている。
登場する武装したドローンは1種類ではなく、9つのドローンをゲーム内の通貨で購入が可能だ。さらにプログレッションシステムを介して、おまけにプレイ状況に応じて、解放されるアチーブメントのようないくつのか特典もあり、様々な機能を備えた装備が使えるようになる。
それはクラスに相当するユニークな能力を秘めた3種類の「Operating Systems」だ。互換性のあるドローンを能力をアンロックできる機能になっているので、ゲームをやりこんでどんどん解放していこう。
ドローンはプレイヤーの個性を活かしたカスタマイズが可能になっており、それぞれの武器、パーク、アビリティなどを自由に組み替えられる。7種類の武器、14種類のスキル、アイテムをうまく編成して、自分で作り上げたオリジナルのドローンが戦場を動き回る姿を見るのは爽快だ。
3Dとは思えないほど、圧倒的な弾の数に激しいレーザーがプレイヤーを襲ってくる。目の前を敵の攻撃が通り抜けていく感覚は2Dのゲームでは絶対に味わえない感覚だろう。のんびりしている暇など一切無い展開が続く。まさに息をつく暇もない。
やられてしまうとリスボーンには10秒ほどの時間がかかってしまう。拮抗したバトル展開では非常に大きなタイムロスになり、そのペナルティとして絶妙なバランスになっている。
実際にやられてしまいそうになっても10秒もかかるせいで、簡単に死んではいけないと考えさせられる。死なないように努力することでゲームの技術も伸びていく。色々なゲームモードを体験しながら、技術を磨いて敵を行動を支配しながら、戦場での任務をこなせるように動いていこう。
高い完成度にありながら早期アクセス期間中
本作はまるで現実のような美しいグラフィックと上下と前後左右、自由自在に動き回れる高い操作性を誇っていながら、まだ未完成であるアーリーアクセス期間になっている。競争の激しいゲーム業界の中で勝ち抜いていけるだけのコンテンツと機能を用意しており、継続的にアップデートを繰り返す。完成版となるフルアクセスバージョンのリリースは12ヶ月後の予定だ。
プレイヤーたちのフィードバックを受けながら、より多くのゲームモードや新しいマップを追加しつつ、より多くのドローン、武器、スキル、アイテム、さらには特典などもアップデートの対象になっている。これだけ多くの追加が12ヶ月以内に行われるというのは非常に素晴らしい。今後が期待できる。
現状ではアーリーアクセス期間を終えて、完成版であるフルアクセスになったとしても価格に変動はないようだが、多くの機能が追加された場合、その限りではないだろう。もしも、興味があるなら今のうちに手に入れておけば安心だ。ゆっくりと開発が完了するのを楽しみながらゲームをプレイしていける。
多くのプレイヤーがアーリーアクセスに参加すれば、経験豊かなゲームバランスへと変化していくだろう。それによって多様なスキルが提供されるようになる。未完成であるアーリーアクセス期間には無限の可能性が秘められている。ゲームをやっていて気がついた点があれば、報告できるコミュニティがあるのも嬉しい。
インターフェイスに対応する言語は英語のみだが、フルボイスになっているので迫力は満点だ。ゲームの内容的に言語が問題になることも少ないだろう。おまけにマッチングの性能も良く近くのプレイヤー同士を優先的に選んでくれる。日本語のわかるプレイヤーが増えていけば、よりゲームが楽しくなっていくだろう。
ドローンとは言え、未来の軍事用の装備をしている兵器だ。のんびりとしたゲーム展開ではなく、2Dのシューティングゲームの様な激しい弾やレーザーが伸びてきて、プレイヤーの襲ってくる。咄嗟に対応できる反射神経はもちろんのこと、敵の行動パターンを覚えるコトも重要だ。
ダラダラとした展開には決してなることなく、激しい銃撃の嵐の中でどれだけ生き残っていけるのかを究める作業となっていくだろう。少しずつ前に進めるようになる過程が非常に楽しく、シューティングゲームが好きな人にはかなりおすすめのゲームだ!
Drone Strike Forceスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2400 | Intel Core i7-4770 |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
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