『Risk of Rain 2』は、Hopoo Gamesが開発を行い、Gearbox Publishingより2019/3/29からSteamでリリースされた、ランダムに生成されるMAPやアイテムに同じ展開は2度と味わえない伝統的なローグライクアクションゲームだ。
全ての要素がプレイのたびに毎回ランダムで配置される。ステージも草原や雪山など様々なバリエーションがあり、どのステージになってもプレイヤーを飽きさせない作りだ。出てくる敵やアイテムが毎回違うため、常に新しいところで冒険している気分にさせてくれる。
前作の2Dではあまり気にならなかったが、3Dになったことで、見えない場所からの攻撃にも注意が必要になった。歩いているだけでも容赦なく攻撃が飛んでくるので、常に上方向も見て、敵がいないか確認しておこう。敵のパターンを覚えるなど慣れるたびに戦闘が楽になる面もかなりある。本格的な冒険を楽しみたい人におすすめのアクションゲームだ!
ローグライクアクションゲームの名作が新しく生まれ変わった!
本作は2Dローグライクアクションゲームとして名高い「Risk of Rain」の正当な続編となっている。2Dから3Dに変化するなど、その進化は大きい。3Dになったことで、今までは感じるコトさえ出来なかった様々なところを重点的に楽しめるようになった。
ゲームを開始するたびにステージのMAP、敵の配置、ボス、アイテムなどがランダムで生成され、相当な数のバリエーションで展開される。同じ状況では2度と遊ぶことができないだろう。ボスへのテレポートを見つけるのに30分かかる場合もあれば、2分で到達出来ることもある。良くも悪くもそれがローグライクというゲームの本質だ。
さらに本作は時間が経てば経つほど、敵が強くなる仕様のため、のんびりとしていたら難易度が勝手に上がっていく。経験値稼ぎをしてしっかりレベルを上げるか、急いで先へ進むかの選択を迫られるので常に緊張感があって楽しい。だらだらと遊んでいて、迷子になってしまったら最悪だ。
時間経過だけでなく、後半になればなるほど敵も強くなっていくので、がむしゃらに先へ進んでも、装備もステータスも低いまま戦うことになってしまう。どこまでアイテム集めをして、レベルを上げておくべきかを念頭にいれながら時間を大事に使っていこう。
難易度はDrizzle(簡単)、Rainstorm(普通)、Monsoon(難しい)の3種類があるが、どれを選んでも時間ともに難しくなるのは変わらない。時間の流れの中で自分だけでなく敵も強くなっていくので、慣れないうちはザコ相手にも苦戦を強いられることになるだろう。
しかし、本作は技術介入がかなり大きいのでプレイヤーがうまくなれば、最初は絶対に勝てないように思えた相手でも、熟練の技術で容易に倒せるようになっていく。キャラの成長よりもプレイヤーの成長がゲームの大きな要素になっているのは面白い。アイテムは75種類以上あるので、困ったときはうまく活用していこう。
自分を育てながら、ボスを目指して突き進め!
本作の主人公は前作でも活躍したスタイリッシュな2丁拳銃でお馴染みの「コマンドー」だ。使用できるスキルも前作と変わらず、「ノーマルショット」「スタンショット」「貫通ショット」と「緊急回避」のみになっている。これらを使って、敵を倒しながら、ボスの場所へと移動できるテレポーターを見つけて撃破するのが目的だ。
画面の右上に敵の強さがEasy、Mediumなどで表示され、時間経過でだんだんと厳しくなっているのが実感できるようになっている。Easyの間はダメージを受けてもそれほど気にはならないレベルだが、難易度が上がるとだんだんと痛くなってくるので注意だ。
経験値稼ぎで敵を倒しているのでなければ、速やかにテレポーターを見つけ出し、ボスへと急ごう。難易度が上がってしまうと先のステージはより難しくなる。敵を倒すと経験値だけでなく、お金を獲得することが可能だ。
お金はあちらこちらで見かけるアイテムボックスを開くために使用される。運が良ければ最初から凄まじい強さを手に入れられるぞ。しかし、何が出るかは本当にランダムになっているので、ガチャと同じく過度の期待はしないようにしておこう。
ゆっくりとお金や経験値を集めていると、敵がワラワラと出現し、どこからともなく攻撃が飛んでくるようになる。最初は厳しく思えるだろうが、慣れてくると「Risk of Rain」を感じさせて、かなりワクワクしてしまう。
死亡しまうとローグライクだけあってコンティニューなどなく、最初からやり直しだ。ちょっとした気の緩みが取り返しのつかない事態を招いてしまうので気をつけよう。プレイを進めていくと、新しいキャラをアンロック出来るようになったり、それぞれがマスター可能な独自のアビリティを備えている。遊べば遊ぶだけ新しい世界へとプレイヤーを誘ってくれるだろう。
みんなで遊べるマルチプレイ対応!
本作はソロプレイでも十分に遊べるほど面白いが、オンラインを使ったマルチプレイも出来るようになっている。出てくる敵と一緒に戦う協力プレイで、大群から活路を見出し、レアな戦利品を手に入れたら喜び会える仲間がいるのは最高だ。
マッチングに関しても、Steam経由してシームレスに集められる。ポートフォワーディングを使わなくても4人のプレイヤーが協調可能になっている。おまけに日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、トルコ語と実に11ヶ国語にも対応しているだけあって、すぐに相手が見つかる。
他人のプレイは参考にもなり、ゲームにある程度慣れてきたら、どんどん参加してみて欲しい。
他にも斬新なプリズマティック・トライアルが導入されており、世界中の誰でもランキングに参加して競争できるようになっている。ユニークな面白いコースやシード制のコースなどたくさんの種類があるので、フレンドや世界中の猛者たちと実力を競い合おう。
現在、早期アクセス中
ローグライクとしてすでに十分なほど楽しめるだけでなく、オンラインを使った様々な魅力を提供してくれるのに、本作はまだ未完成版である早期アクセス期間になっている。ここまでのクオリティで早期アクセスというのはかなり珍しい。期間としては12ヶ月が予定されており、よりプレイヤーを満足させるシステムなどが導入されていく。
目標となっているのが3つだ。1つ目がより多くのコンテンツ、10人のキャラクター、10ステージ、12体のボス、100以上のアイテムが追加される。2つ目が真のエンディングとボス戦を完成をさせること。そして、3つめがプレイヤーからのフィードバックを受けて、ゲームを極限まで洗練されたものに仕上げていくことだ。
かなり高い目標になっているようで、今から完成が楽しみでならない。完成版であるフルアクセスバージョンになったら確実に価格が上昇すると明言されているので、興味があったら今のうちに購入しておこう。フルアクセスになってもそのまま遊び続けることが可能だ。
死亡のリスクがかなり高く、それでいて難易度も高めなので、慣れないうちはすぐに死んでしまうかもしれない。だけど、敵のパターンを覚えたり、アイテムの効率的な使用方法を見つけることで、生存率は飛躍的に高まっていく。ゲームだけどゲームでは絶対に味わえないリアルな冒険を感じたい人におすすめだ!
Risk of Rain 2スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-6100 / AMD FX-8350 | Intel Core i5-4670K / AMD Ryzen 5 1500X |
メモリー | 4GB RAM | 8GB RAM |
グラフィックカード | GTX 580 / AMD HD 7870 | GTX 680 / AMD HD 7970 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 4GB | 4GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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