ヒート(Heat)は、名作Reign of Kingsを生み出したデベロッパーCode}{atchが開発し、2019/1/31からSteamでリリースされた、文明化が進む時代のアメリカが舞台となったオープンワールドサバイバルゲームだ。
マルチプレイ専用のゲームで他のプレイヤーとの関わりを持ちながら、自分の国を大きく発展させていく。手を取り合って一緒に進んで行くか、侵略して奪い取るかなど、プレイヤーに選択肢が委ねられている。街並みのデザインを含めてカスタマイズ要素がかなり高い。
自分の分身となるキャラクターを作り込めるだけでなく、自分とパートナーの遺伝子を持った子どもを作ることもできる。見た目がそっくりに育っていくので愛情はMAXだ。親の気持ちを味わえ、家族との繋がりを感じながら遊べるおすすめの新作ゲームだ!
アメリカを舞台としたまったく新しいサバイバルゲーム
本作の広大な世界には20ものユニークなバイオームがあり、それぞれ独自のサブバイオームを形成している。そんな資源溢れる豊かな環境の中、木を伐採して床を作ったり、石を敷き詰めて道路を作ったり、様々な開拓が可能だ。
67キロ平方の大きな大陸は、実世界の写真計測データを用いられて作られており、多様性とリアル感に満ちた次世代のグラフィックスを完成させている。身も凍るような寒い山岳地帯やのんびりと休みたくなる熱帯の海岸、過酷な砂漠や巨大な湿地帯まで、すべての景色が美しい。
舞台は昔のアメリカになっており、野生生物がたくさん住んでいる危険な場所になっている。敵意を持って襲ってくるのはもちろんのことだが、本作の面白いところは飼い慣らすこともできるところだ。
愛玩のペットとして一緒にいることもできるが、うまく調教すれば乗り物として利用することもできる。馬だけでなく、クマなどにも乗れるのが面白い。気分は金太郎だ。
色々な生物と触れあいながら、環境に適応しつつ、世界を自由に探索して、自分が暮らしていく場所や優れた材料が集められる所を探していこう。危険な世界なので、襲ってくる敵も多い。ホームを守るには多くの人の協力が必要だ。
他のプレイヤーやNPCと家族になることで、ホームに人が増えていく。嬉しい子作りの機能も搭載しているので、好きな相手と自分の赤ちゃんを誕生させられる。子どもが大きくなれば、一緒に戦ってくれるなど、面白い要素が盛りだくさんだ。
もちろん、生まれてくるばかりではない。油断していると敵に襲われたり、事故やケガなどで死んでしまう。家族たちを守るためには資材を集めて、武器などの装備や防衛施設を作り上げたりしなければならない。
親近感がありすぎて、子どもを失ったら本気で涙が出てくるほどだ。オープンワールドサバイバルに家族をミックスさせた非常に面白いゲームになっている。家族の安全を確保しながら、多くの人が住めるように街に発展させ、大統領としての地位を盤石にしていこう。
色々なプレイヤーたちと触れあいながら大きな国を作る
家族がテーマになっているとは言え、まずは自分が生き残らなければ話にならない。最初は食べ物を集めて獣を狩り、自然から色々な材料を集めていこう。木や石などの取得を覚えたら、自分の国を作れるようになる。
注意して欲しいのは、システム的に最大32人まで接続出来るようになっている所だろう。他のプレイヤーが必ずしも協力的とは限らない。当然、悪意のあるプレイヤーに襲われれば、大事な資源を奪われ、家族を奪われるなど悲惨な状況に陥ってしまう。
争いに負けてしまったら、身につけさせた武器や防具なども略奪されて、何も残らない。戦いは常に勝たなければならないことをキモに銘じておこう。10回に1度の負けでも家族が全滅してしまうこともある。家族たちを守るのは本当に大変だ。
拳銃、ライフル銃、散弾銃などの武器は作れるが、銃と違って攻撃しても音が出にくい弓矢や槍を使って遠くの敵を倒したり、近づいて来たら鈍器で蹴散らすことも可能。戦い方は豊富にあり、その種類は多い。
相手を殺すことなく、拘束したり、捕えることもでき、洞窟の中で尋問をすれば、貴重な情報を引き出せる場合もある。しかし、常に友好的な人たちばかりではないので、その後、どんな反応をするのか、キチンと考えてから行うべきだろう。
非人道的ではあるが、殺すか生かすかで悩んだときは、殺す方を選んだ方がいい。下手に情けをかけて恨まれてしまっても面倒だ。どうしようもない相手にはキチンと止めを刺しておこう。家族を守るためには避けられない犠牲もある。
安全に暮らしていくには、強力な装備を作り上げるだけなく、大砲や爆発物など、いち早く敵を追い返せるだけの防衛施設と戦術を生み出していこう。
街並みを好き勝手に作っていける
戦い以外にも、道を作ったり、街の外観を綺麗にしていける。木材チップ、砂、砂利など、さまざまな材料を使用して道路を建設するコトも可能だ。
家から門までを凝った道路にしたり、人が集まる中央通りを豪華にしたりと余裕があれば綺麗な街作りも目指していこう。殺風景な軍事拠点よりも、芝生が生い茂った美しい景観の方がNPCたちも住み心地がいいはずだ。色んなことを想像しながら、自分の好きな街を作り出せるのも本作の楽しみ方のひとつになる。
もちろん、家だって自分で好きな様にデザインが可能だ。森の奥深くにあるような素朴な小屋や富豪が住んでいるような洗練された邸宅、あるいは軍事基地のような巨大な要塞など、プレイヤーが自由に設計できる。
製材所、製革所、製錬所などのワークステーションを利用すれば、壁、床、ドア、窓、家具、その他の細かい備品まで作り出せる。街の雰囲気に合わせて、自分の家を自由にデザインしていこう。大砲などを設置して、芸術と防衛を同時にこなす家なども面白いぞ。
自分の分身となるキャラクターを自由にカスタマイズ
本作では一人称視点と三人称視点を気分で切り替えられるので、見た目のカスタマイズは非常に嬉しい機能だ。変更できるのは、性別、肌の色合い、身長、体型、顔の形、髪の毛の有無、声調など、実に幅広い。まさに自分の分身となるキャラクターが生み出せるだろう。
自分そっくりのキャラを作って、NPCや他のプレイヤーと子どもを作れば、本当に家族ができたような気分になれる。しかも、ずっと赤ちゃんではなく、時間経過で子どもから大人へと成長していく。子ども達の見た目は両親のDNAを引き継ぐシステムになっているので、自分に似た子どもが生まれるとなんだか嬉しくなる。
他にも養子機能もあり、孤児院からベビーバスケットを購入することも可能だ。非常に高価な分、能力は素晴らしい。ただし、自分の血の繋がった子どもではないので、やや複雑な気分になってしまう。優秀な子どもか自分の分身か、プレイヤーが子ども達に何を求めるかで選べるのは面白いシステムだ。
赤ちゃんにはミルクなどの水分をこまめに与えなければならなず、それなりに手がかかる。だからこそ、無事に成長し、何も出来なかった子ども達が、こちらのピンチを察して、駆けつけてくれたとき、成長ぶりに思わず涙が零れてしまうだろう。
服や武器なども自由に与えられるので、自分のお下がりや成人の祝いに新調したりとプレゼントするのも非常に楽しい。殺伐とした世界観の中で、家族との繋がりをしっかりと感じられる。民や家族を大事に守っていきたい人におすすめしたい最高のサバイバルゲームだ!
Heatスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 / AMD FX-6300 | Intel Core i7-4790 / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8 GB RAM | 16 GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 / AMD Radeon R7 260x | NVIDIA GeForce GTX 1070 / AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 45 GB | 45 GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
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