「エマージェンシー20(EMERGENCY 20)」は2017/11/01よりSteamでリリースしたレスキューシミュレーションゲームだ!
プレイヤーは「消防車」や「救急車」「パトカー」などの緊急車両に指令を出し、リアルタイムで進行する火災や非常事態に対処しながら人命を救助していくことになる。
1998年に発表された初代「EMERGENCY」から続くシリーズの20周年を記念して発表された本作には、オリジナルのキャンペーンモード3種類と、過去20年の間に発表された全「EMAERGENCY」シリーズから選ばれたミッションが10種類収録されている。
さらに「EMERGENCY 5」「EMERGENCY 2016」「EMERGENCY 2017」の全てのキャンペーンも含まれ、マルチプレイヤーマップ、フリープレイモードも実装しているという特別仕様だ。
本作は「シングルプレイ」以外にオンラインでの「マルチプレイ」に対応しており、また2017年12月には「Mac版」も登場しているので、幅広いPCユーザーが楽しめる作品となっている。
一風変わったレスキューシミュレーションゲームで、戦略要素も含まれるオススメの新作ゲームだ!
緊急事態に急行し、リアルタイムで進行するレスキューシミュレーション!
「EMERGENCY 20」は「トップダウン型」に近い「見下ろし画面」を採用している。
プレイヤーはゲーム内に登場するエリアを上空から俯瞰する形になり、時と場合に応じてズームインやズームアウトができるようになっている。
シナリオによって災害現場の状況は異なるが、基本的には火災や爆発が発生した現場に各種の「緊急車両」を出動させ、各ユニットにリアルタイムで指示を出しながら事態の収拾に務めることになるぞ。
画面左側には出動可能な「緊急車両」が表示されており、ここから適切な車両を選んで出動させる。
「緊急車両」は「消防車」「救急車」「パトカー」「特殊作業用車両」の4種類だ。
各ユニットに指示を出し、マウスカーソルでポイントした任意の場所に配置するというシステムは一般的なRTS作品と共通しているので、慣れたプレイヤーならすぐに馴染めることだろう。
画面左下には「倍率変更」が可能な「ミニマップ」が表示されており、災害の進行状況やユニットの配置状況が一目で分かるようになっている。
濃い赤色で表示される「炎のアイコン」は、その場所の火力が「非常に強い」ことを表しているので、優先的に消火活動を行う必要があるぞ。
もし現場の状況が混乱して指示に迷ってしまう場合は、画面左上の「一時停止ボタン」を利用して時間を止め、じっくりと考えて作戦を組み立て直そう。
的確な指示を出して被害を最小限に食い止めろ!
現場の詳細な状況は、スタート時からの「経過時間」と共に逐一画面左上に「報告(表示)」されるシステムになっている。
「時間経過」と「状況の変化」がリアルタイムで分かるこのシステムには緊迫感と臨場感があり、時にプレイヤーを焦らせる。
一箇所に夢中になっていると「見えない場所」で被災者や負傷者が発生していることもあるので、ミッション中は必ずこの「報告」に目を通して状況を把握しておこう。
自分が「為すべき目標」は、画面右上に「タスク形式」で表示されるのでとても分かりやすい。
未完了のタスクは青いアイコンで表示され、完了したタスクは緑色のアイコンで表示されるぞ。
火災現場で最も恐るべきことは「延焼による二次被害」だ。
消火に関する指示が適切でない場合、炎は瞬く間に広がって周囲の建物へと延焼していく。
一旦燃え広がってしまうと避難させるべき民間人の数が増え、また消火に必要な緊急車両が足りず収拾がつかなくなるので、初期の段階で現場の状況を冷静に判断し、ユニットに的確な指示を出して被害の拡大を防ぐのだ!
各緊急ユニットが持つ「特性」を理解しよう!
「EMERGENCY 20」では、登場する全4種類の緊急ユニットが持つ「特性」に応じて細かい指示が出せるようになっている。
例えば現場に緊急車両「パトカー」を出動させた場合、画面右下の「テープのアイコン」を選んで「封鎖線」を貼り、「立入禁止エリア」を作ることができる。
野次馬が災害に巻き込まれないように現場をコントロールすることも重要な任務だ。
警察官は「拡声器」などを用いて「一般人キャラクター」の避難誘導をするのに適したユニットだが、時には「手錠のアイコン」を選んで、救助活動の妨げになる危険な人物を拘束することもできる。
「パトカー」を出動させたら、現場に不審な人物がいないかチェックすると良いだろう。
火災現場付近に「事故を起こして動けない車両」がある場合、消防車などの大型緊急車両の通行が困難になるので、「特殊作業用車両」のアイコンから「牽引車」を出動させ、現場から速やかに撤去しよう。
「負傷して動けない人」がいる場合は「救急車」を出動させ、被害者を「ストレッチャー」に乗せて搬送する。
緊急ユニットの特性をよく理解して、現場の混乱を「素早く」収められると爽快な気分を楽しめるポイントとなるだろう!
現場ごとに変わる優先順位がリアルなレスキューシミュレーションを生み出す!
普通に考えると、前述の救助活動の手順は実際の被災地や火災現場では至極当たり前の行動なのだが、いざ自分が「指示を出す側」に回ると混乱して上手くいかないことが多い。
一刻を争う現場には必ず「最優先事項」があるので、それが「何なのか」を素早く見極める「洞察力」が必要になるぞ。
火災現場では「出火している場所」が細かく分けられ、ライフバーのように表示される。
炎が燃え広がる勢いはかなり早いため、初期段階で鎮火することが最も重要だ。
尚、大型の建造物は反対側からも出火している可能性があるので、画面を回転して現場の分析も同時に進めておくことも重要なポイントとなる。
また、高層建築物の上階には逃げ遅れて「取り残された人」がいる場合もある。
彼らが延焼で命を落とす前に、「はしご車」を急行させて救出しよう。
ミッションをクリアすると結果の詳細が表示され、スコアが加算される仕組みだ。
ミッション内の「タスクの進捗状況」や、活動全般の「efficiency(効率の良さ)」がスコアに影響するので、自分の手腕がどの程度なのか確認できるぞ。
納得できる数値を叩き出すまでシミュレーションを重ね、的確な指令方法を確立して「災害対策のプロ」を目指そう!
「EMERGENCY 20」は、こんな人にオススメだ!
緊急指令センターのオペレーション全般や救助活動の流れを見事にシミュレートした「EMERGENCY」シリーズは、かなり異色のRTS作品だと言えるだろう。
ユニットを配置するシステムや、リアルタイムで状況が変化する様子はまさにRTSだが、ゲームプレイの内容は「被災地での救助活動」そのものなので、誰もが新鮮な感覚でプレイできるはずだ。
本作ではインターフェースが洗練されており、ゲームエンジンの進化でグラフィック全般も向上しているため、過去作にあったミッションの再収録版も新作同様に楽しめるのは大きな魅力だ。
「日本語インターフェース」や「日本語吹替」が存在しない点は少し残念だが、出動する国によって緊急車両のサイレン音が異なったり、隊員が話す言語が変わったりする点は面白い。
世界各国の被災地や火災現場を訪れ、特殊車両や緊急車両を操って消火活動や救助活動を行うことができる本作は、「究極のレスキューシミュレーションゲーム」だと言えるだろう。
「EMERGENCY 20」は、緊迫感のあるRTSを求める人にはオススメの作品だ!
エマージェンシー20(EMERGENCY 20)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7/8/10 (64bit) | Windows 7/8/10 (64bit) |
CPU | Intel Core i3-2340UE | Intel Core i5-4440 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 560 / AMD Radeon HD 5850 | NVIDIA GeForce GTX 760 / AMD Radeon R9 280X |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 18GB | 18GB |
DirectX | バージョン 11 | バージョン 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
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