『Re≒Connect Exit LOOP』は、2024/5/21からSteamストアで正式配信されているインディーゲームデベロッパー「Damecchi駄目っち」氏の新作「8番ライク」な「異変察知型」ホラーウォーキングシミュレータータイトル。
無限ループを繰り返していく地下鉄駅構内を舞台に「異変」を察知しながら、異変を発見したら「赤」へ、異変がなければ「青」へ進んでいき、最終的に7番ホームへ到達していく8番ライクなプレイ要素が大きな特徴。
Steamストアでリリース後、世界的にフォロワーゲームタイトルが生まれていった超人気ホラー系ウォーキングシミュレーター『8番出口』と同じルールを持ったインディー系ホラーゲームを探している人におすすめの新作。
- 8番ライクなシステム
- 変なおじさんが多数登場
- 実況配信歓迎
8番ライクな新作ホラーゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『Re≒Connect Exit LOOP』は、Steamのホラーゲームとして異例の大ヒットを記録した『8番出口』のフォロワー的な新作ウォーキングシミュレーター作品。
ゲームを開発したのは、日本の個人ゲーム開発者「Damecchi駄目っち」氏で、作風はまさに『8番出口』そのもの。世界的にフォロワーを生み出していった『8番出口』の影響力の高さを感じさせる新作PCゲームタイトルだ。
プレイヤーはリアルな3Dグラフィックで再現された地下鉄駅構内へと降り立ち、そこで巻き起こる「異変」を察知しながらプレイを進めていく。最終的に「7番ホーム」へと到達することが最終目標になっていくぞ。
これまでに『8番出口』をプレイしてその世界観やゲームシステムにハマった人は無論のこと、個人でインディーゲームタイトルを開発することに対して興味をいだいている人にもおすすめできる新作PCゲームと言えるだろう。
なお、本作は配信直後に軽微なバグ修正を含む最新アップデートを発表しており、正式配信直後にありがちなトラブルへの対応を素早く行っている。作品の面倒をしっかりと見ている点で信頼性が高い必見のホラーゲーム作品だ。
ゲームの特徴
ゲームのルールは至ってシンプルそのもの。「異変を発見したら「赤」へ、異変がなければ「青」へ進んでいく」という非常に分かりやすいもので、道中に巻き起こる変化を素早く察知していく観察眼が要求されることになる。
本作の元ネタになっている『8番出口』について知らない人のために説明しておくと、このゲームは地下鉄駅の出口を目指していくホラー系ウォーキングシミュレーターで、異変を察知した場合には引き返すというルールが有る。
異変が無ければ前進するのだが、その工程が無限ループをしているように感じられる点で怖く、また登場する異変のバリエーションも多種多様なので、そこにプレイヤーに対する「精神的な圧迫感」が生まれていく仕組みだ。
静かな精神的恐怖が醍醐味だった『8番出口』と比較すると、本作に登場する異変にはシュールな要素や笑える要素が多く盛り込まれており、普段ホラーゲームで遊ぶことがない人でも入り込みやすい作風になっている。
「駅には沢山の様々なおっさんが存在します」とストアで明言されている通り、『Re≒Connect Exit LOOP』でプレイヤーが目にすることになるNPCは、ほぼすべてが中年男性の外見を持ったキャラクターになっている点がポイント。
売り文句としても「おっさんしか登場しない8番ライクな作品」と書かれているので、インディーゲームタイトルらしい「お馬鹿なノリ」を許容できるプレイヤーであれば、最後まで楽しくプレイを体験できるはずだ。
コントローラー対応
Steamストアでの販売価格は700円で、現在は「リリース記念セール価格」となる30%OFFの490円で購入できる(2024/5/29までの期間限定価格)。少しでも安く製品を購入したいと考えている人は、急いでチェックしよう。
ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕をサポートしており、さらにXboxコントローラーでの操作をフルサポート。普段コントローラーを使ってゲームをプレイすることが多い人でも、安心してダウンロードできる。
解除できるSteam実績は1つも存在せず、この点は非常に残念。ゲームのリリースを早めたかったのか、それともSteam実績解除の実装自体を失念していたのかは不明だが、今後のアップデートで追加してもらいたいところだ。
Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については現段階でストア上に記載が存在せず、これはValveの調査対象になっていないか、リスト的に後回しになっている可能性が高い。今後の情報開示にも注目していこう。
なお、本作はゲームの実況配信を「大歓迎」しているそうなので、YouTubeなどで動画配信を行っている人にもおすすめできる新作タイトルと言える。多くの人の目に触れることが開発者の喜びでもあるので、実況してみよう。
総評:遊ぶなら今が旬のゲーム
Steamストアで『8番出口』がリリースされて以降、インディーゲーム、特に「個人開発者」たちの間で同作の作風を真似たゲームタイトルが世界を問わず出現している。本作もそんな「8番ライクブーム」に乗っかった新作ゲームだ。
「異変を察知したら引き返す」「異変が無ければ先に進む」という『8番出口』式ルールは単純明快であり、最近までホラーアクションゲームで定評があった非対称型の対戦プレイを塗り替える勢いを見せている点も見逃せない。
「8番ライクなホラーアクションゲームを作りたい」と考えている人は、上記の8番ライクな基本ルールを押さえた上で、いかに奇抜、もしくは恐怖感を感じさせる「異変」を生み出すかに集中すれば良いため、方向性が定めやすい。
本作の場合は「おじさんが奇妙になっている」という異変の要素が1つのセールスポイントになっており、パロディー作品としての使命を全うしたホラーウォーキングシミュレーターに仕上がっている点が魅力と言えるだろう。
安易に他人が生み出したアイデアを借用することは、開発者本人の地位を落としかねない事態に繋がることもあるが、こういった一種の「共鳴現象」はどのジャンルにも起こり得る出来事であり、大手企業でもさほど違いはない。
実際に世界的な大ヒットを記録した『8番出口』は、個人のインディー開発者でもゲームでヒットを飛ばせることを証明した作品でもあり、その流れにならって後続のインディーゲームデベロッパーが続いていくのは当然と言える。
だがゲームジャンルのブームには一定の「波」があるので、残酷なようだが今後「8番ライク」を謳うホラーゲーム作品たちもやがては「飽和状態」に達し、その後ジャンルとして「もろとも」衰退していく可能性を秘めている。
つまり本作を「ノリ」で面白くプレイするのであれば、まさに「今が旬」の状態であり、後でプレイしようと考えていてもいずれその時期を失う。「8番ライク」なジャンルが絶好調である今こそ、本作で遊ぶことに意義があるのだ。
無論作者のオリジナリティーを尊重して、「自分は絶対にパロディー作品では遊ばない」と決めていくことも個人の自由。『8番出口』の作者はすでに新作タイトルを発表しているので、そちらで遊んだほうが精神的にも良いはず。
ただし本作のように「あくまでパロディー」ということを自覚して製作されたゲームも、それはそれで面白く味がある。盗用や模倣なのではなく、あくまで「リスペクトありきのパロディーゲーム」にも市民権は与えられるべきだ。
本作をおすすめできるのは、奇妙なおじさんが多数登場していく滑稽な状況を面白おかしく楽しめる人、もしくは実況動画で旬なネタを探している人であり、これらに当てはまるのであれば、値段以上に作品を満喫できるだろう。
今後もSteamストアには数多くの「8番ライク」が世界から登場するだろうが、その後ブームが過ぎて何年か経ち、それでも本作が生き残っているようであれば、パロディーゲームの決定版として末永く愛されていくはずだ。
地下鉄駅構内で「異変」を察知しながら7番ホームを目指していくおすすめの新作インディーゲームタイトル『Re≒Connect Exit LOOP』は、現在Steamストアで好評配信中。8番ライクな作風が光る必見のゲーム作品だ。
興味が湧いた人は今すぐSteamストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】7番ホームを目指して進め!
Re≒Connect Exit LOOPスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Damecchi駄目っち.
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