『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』は、2024/4/16からSteamストアで正式配信されているFreedom Gamesのカードバトル型ストラテジーロールプレイングゲーム。
日本のアニメキャラクターのような外見を持つキュートな登場人物たち、カードコンボとキャラクターカスタマイズで戦う奥深いバトルシステムとプレイ要素、ゲームボーイアドバンス風のグラフィックが大きな特徴。
2Dドット絵ファンタジーRPGの世界観が好きな人、自分でカードデッキを構築しながらバトルを戦略的に進めていくことが得意な人、アニメチックな魅力を持つゲームタイトルを探している人におすすめの新作。
- GBAリスペクトな世界観
- カードデッキ構築
- 可愛い2Dドット絵
GBA風の世界で遊べるRPG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで好評配信中の『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』は、ゲームボーイアドバンス風のドット絵グラフィック描写が光るおすすめの新作ロールプレイングゲーム。
プレイヤーは2Dドット絵で描かれたファンタジー世界へと降り立ちながら、自分だけのパーティーを結成してカードを管理しながら、オリジナルかつユニークなプレイスタイルを確立して冒険を進められるようになっている。
日本のアニメーション作品を彷彿とさせるキャラクター造形が魅力で、登場する敵キャラクターもモフモフな可愛いやつらばかり。レトロゲームが持つ「ゲームらしい魅力」を纏ったおすすめの新作インディーゲームタイトルだ。
本作を開発したのは、カナダに拠点を構えるインディーゲームデベロッパーのSpectra Entertainment Inc.で、パブリッシングはFreedom Gamesが担当。開発者は公式Xアカウントなど各種SNSも持っているのでチェックしよう。
ゲーム誕生の経緯
AAAクラスの企業を自らの意思によって退職し、「自分たちが誇れるゲームの開発」を実現するために3名のメンバーが集まったのが、Spectra Entertainment Inc.の起源。本作の開発は退職した時期と同じ2021年にスタートした。
『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』で彼らが目指したのは、「昔ながらのGBA戦術SRPGへの現代的な先祖返り」で、ファイアーエムブレム、FFタクティクス、ディスガイアなどのキャラカスタマイズも参考としている。
つまり本作が誕生したきっかけは日本製のハードとソフトウェアの文化そのもので、2001年に誕生したGBAや、世界でも人気のある日本製RPGタイトルたちが、いかに海外ユーザーの心に刺さったのかを物語っていると言えよう。
近年Steamストア上には、過去に発表されたレトロゲームやそのジャンルを現代の目線で再現・復興させているゲームタイトルが数多くあり、本作にもそんな「文化への多大なるリスペクトと愛情」がふんだんに盛り込まれている。
海外のデベロッパーが日本のサブカルチャーを再構築するとこうなる、という事例を見てみたい人にもおすすめできる新作SRPG作品で、異文化がミックスされた「化学反応的な面白さ」もたっぷりと体験できるはずだ。
作品の特徴
「豊富なカスタマイズを提供するゲームが大好き」と公言しているSpectra Entertainment Inc.は、『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』で膨大なキャラクターカスタマイズ(デッキ構築)要素を用いる戦いを実現している。
ゲームでは最大4名のパーティーを編成できる。仲間になるNPCはそれぞれユニークなカードをパーティーへもたらしてくれるため、編成面での戦略性を堪能できて面白い。最高のパーティー編成を目指すプレイも大いに捗るぞ。
「ターン制」のバトルで戦いを進めていく本作には、合計で100種類以上のカードが登場。各キャラクターはターン毎に複数のカードを発動させることが可能で、それによって「破壊的なコンボ」も実行できるようになっている。
各ターン毎に全てのキャラクターが「全く新しいカード」を引きながらプレイを進められる点も特徴で、これによって利用できるリソースに新鮮な選択肢が提供される。バトルが単調にならない仕掛けが秀逸な新作RPGだ。
さらにポイントを消費しながらカードを引き直すこともできるため、「運」に身を任せながら戦える点もグッド。冒険の中でカードを手に入れつつ、パーティーへ編成している各キャラクターのデッキを構築する楽しさもある。
本作では味方キャラクター同士でカードをトレードすることも可能。キャラとカードの種類に「縛り」が無いので、プレイヤーが思い描くどんなキャラクタービルドも自在に実現できるようになっている。面白さ満点の作品だぞ。
敵キャラクターたちが例外なく「可愛い」点もゲームの魅力。モフモフな相手と画面上にダメージ数値を飛び散らせながら戦うバトルシーンはいかにも「ゲームらしい描画」で、男女を問わずおすすめできる内容となっている。
丹念な2Dドット絵グラフィックで再現された冒険の舞台を歩き回っていく探索プレイ要素も作品の特徴で、地形を利用して敵よりも優位に立つ戦術も発揮できるので楽しい。メルヘンチックなワールドは魅力満載の冒険世界だ。
無論本作最大の魅力でもある「GBA風」の描写は、かつて同ハードで数々のゲームを遊んだことがある人に大きな感銘をもたらすこと請け合い。ノルタルジックな気分にも浸れるおすすめの新作PCゲーム作品と言えるだろう。
日本語インターフェース対応
Steamストアでの販売価格は2,000円で、現在はリリース記念セール価格となる10%OFFの1,800円で購入できる。日本文化へのリスペクトがある作品なので、標準で日本語UIと字幕が実装されているという点は非常に感慨深い。
ゲームはキーボードとマウスでの操作以外に、XboxコントローラーとPlayStationコントローラーに両対応。開発陣は本作をコントローラーでプレイすることを推奨している。コントローラー派の人にもおすすめの新作だぞ。
Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」とも完全な互換性があり、この点は携帯ゲーム機GBAを原点とするゲームらしい仕様と言える。Deckユーザーは好きな場所でじっくりと本作をプレイして、持ち運びの便利さを体験しよう。
解除できるSteam実績は10種類。やや少ない印象を受けるが、全く実績が存在しないよりは良い。普段から「実績ハンター」を自負している人は、ゲームを遊び込んで攻略を続け、全ての実績解除を目指すのも面白いだろう。
なお、本作はPC版以外に「Nintendo Switch版」も同時配信されている新作ゲーム。内容は全く同じなので、自分が好きなハードで遊ぼう。GBAの生みの親である任天堂のハード向けにもリリースされている点が非常にエモい。
PC版のシステム要件
2Dドット絵グラフィックで遊ぶゲーム作品のため、PCへの要求スペックは低め。推奨要件で提示されているのは「OpenGL」の3.1をサポートするグラフィックボードパーツとなっており、参入の敷居は極めて低い。
推奨されるプロセッサーはi5クラスと中程度で、最低要件ではi3でも動くことが明記されているため、プロセッサーの面でも敷居が低い作品と言える。メインメモリの最低・推奨搭載量も2GBと低く、クリアできる人は多いはずだ。
Steamストアにはインストールサイズに関する記載が存在しないが、Nintendo Switch版の容量が195MBとなっているので、PCバージョンもこれに近い数値になるはず。軽さも光る新作インディー系PCゲームタイトルだぞ。
ゲームボーイアドバンスへの深い愛情から生まれたおすすめの新作PCゲーム『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』は、現在Steamストアで好評配信中。SRPGの風格満点の内容に仕上がっている必見のゲームタイトルだ。
ドット絵のファンタジー世界で冒険とバトルを楽しみたい人にもおすすめで、登場キャラクターたちが「もれなく可愛い」という内容もグッド。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】いざファンタジー世界へ!
ゲームプレイの流れ
『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』でニューゲームを始める際には、最初に4種類に分かれる難易度を設定できる。一番難しい「スーパーハード」はパーマデス(死亡するとやり直す以外に方法がない)なので注意しよう。
初回でゲームを起動すると、主人公ネルとルナの会話シーンが展開。実際に動かすキャラクターはかなり小さめなドット絵だが、会話シーンでは等身大のドット絵でキャラクターの容姿が分かるようになっている点が素晴らしい。
ゲームは「キーボードとマウス」「キーボードのみ」「コントローラー」に分かれる3種類の操作方法に対応。開発者が最も推奨しているのはコントローラーでの操作だが、自分が好きな操作スタイルで遊べる点が非常に親切だ。
始まってからしばらくは、都度説明が入るチュートリアルセクション形式でゲームプレイが展開。探索中にアイテムを発見する方法もここで学べるようになっているので、しっかりと操作体系を覚えながら冒険を進めていこう。
マップ内に存在する敵キャラクターとエンカウントするとターン制のカードバトルシーンがスタート。最初に「フォーメーション」画面が表示され、プレイヤーが現在持っているカードの種類を確認することができる。
本作のマップはマス目で仕切られており、バトル開始前に攻撃範囲を考慮しながらキャラクターの配置を変更できる。戦闘に参加するユニット全ての位置を決定したら、ボタンを押すことでバトルがスタートする仕組みだ。
自分のターンになったら、各キャラクターの「アクションメニュー」を開いて行動を決定する。メニューには「移動」「カード」「宝箱」「待機」に分かれる項目があるので、状況に応じて適切なアクションコマンドを入力していこう。
なお、パーティーへ編成している味方ユニット(キャラクター)たちは「カードの使用」「宝箱の開封」などのアクションを実行する前のみ、移動できる仕組みになっている。この順番を忘れると不利になるので注意が必要だ。
前項で述べた通り、本作のユニットたちは毎ターン「新しい手札(カード)」を引くことができる。これらのカードを発動させることによって味方を支援したり、敵を攻撃したりといったアクションを行っていく仕組みだ。
作品に登場する全てのカードには「コスト」が存在。ユニットが保有している「MP」を消費しながらカードの効果を発動していくことになる。対応するMPの消費量はカードアイコンの右下にある「数字」で確認できるぞ。
ユニットが保有するMPは、ターンの開始時に自然回復する。コストが足りている限り同じカードを何枚でも発動できる点が作品の特徴で、プレイヤーによって異なる戦術性を発揮できるようになっている。
カードにカーソルを合わせると、そのカードの特徴と情報が画面左上に表示される仕組み。100種類以上のカードが存在するため、全ての効果をすぐに覚えることは困難だが、徐々にデザインと効果を把握できるはずだ。
カードデッキの編集は別画面で行う。ここではパーティーへ編成している各ユニット毎にデッキとカードストック情報が表示され、その効果についても閲覧することが可能。カードの種類を覚えることが攻略の近道だ。
総評:SRPGの面白さが詰まった必見作
大手企業での安定した収入を捨ててまで「自分たちが作りたいゲームの開発」へ取り組んだ3名の勇気あるデベロッパーは、ゲームボーイアドバンスが持っていた魅力とSRPGの面白さを凝縮したゲームを見事に生み出してみせた。
GBAリスペクトなフォントスタイルは現在の視点では読み難いが、これは設定画面から変更できるので、完璧な雰囲気を望む人以外は適宜調整していこう。全体的にユーザーフレンドリーな各種設定を持つおすすめのRPG作品だ。
およそ悪いことをしなさそうな外見を持つ敵キャラクターの造形デザインも面白く、一見するとふわふわモフモフなファンタジー世界でかなりの戦略性を発揮できるというギャップも楽しい。長時間浸れるPCゲームと言えるだろう。
ゲームボーイアドバンスへの深い愛情から生まれたおすすめの新作PCゲーム『Dream Tactics (ドリームタクティクス)』は、現在Steamストアで好評配信中。SRPGの風格満点の内容に仕上がっている要注目のゲームタイトルだ。
デッキ構築とマネジメント要素、各種効果を理解した上で自分なりのビルドと戦術を発揮したい人に向いているタイトルで、じっくりとプレイを楽しめるはず。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】長時間遊べるSRPG!
Dream Tacticsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須SSD推奨、インターネット接続必須 |
© Spectra Entertainment Inc. & Freedom Games - All Rights Reserved.
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