『Spirit City Lofi Sessions (スピリット・シティ)』は、2024/4/8からSteamストアで正式配信されているMooncube GamesのPC向けアバターシミュレーションゲーム。
心地良い世界に身を置きながらアバターとして時間を過ごしていくプレイ要素、豊富なカスタマイズ要素と印象的なBGM、可愛いNPC「スピリット」のコレクション要素が大きな特徴。
リラックスした環境を構築できるゲームを求めている人、集中力の向上とストレス緩和を期待できるユニークなインディーゲームタイトルをプレイしてみたい人におすすめの新作。
- リラックスできる作風
- 魅力的なBGMとカスタマイズ
- 可愛らしいスピリット
リラックスできるアバターSLG
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」ストアで配信中の『Spirit City Lofi Sessions (スピリット・シティ)』は、リラックスした時間を過ごせるおすすめの新作PCゲームタイトル。
プレイヤーは独自の「アバター」になって居心地の良い室内へ降り立ちながら、様々なスタイルで自分だけの時間を過ごしていくことになる。ユニークな作風が光るシミュレーションゲームだ。
ゲームを開発したのは、カナダのモントリオールに拠点を構えているインディーゲームデベロッパーのMooncube Gamesで、本作は彼らにとってのSteamストアデビュー作品となる。
同スタジオの経営理念と価値観は「優しさ、共感、包括性」で、ゲームプレイを通じて人々が「ポジティブな感情」を持ち、変化していくことを手助けするために作品制作を続けている。
類似したジャンルのゲーム作品がほぼ存在しないため、本作をカテゴライズすることは非常に難しいが、Steamストア上のタグには「人生シミュレーション」「カジュアル」という言葉が並ぶ。
ゲームを通じて日頃のストレスを解消しながら、精神的にも安定した状態へと向かっていくことが本作の命題であり、「居心地が良い」と思える空間を生み出せる仕掛けも多数登場してくる。
熾烈な戦いを強いられるアクションゲームや、オンラインPvPで競争ばかりに追いかけ回されている人、特に時間に追われて自分が好きなことを見失いがちな人にはピッタリとハマる新作と言えるだろう。
ゲームの特徴
「集中ゲームツール」を謳っている本作の特徴は、印象的なLo-Fiサウンドに身を委ねながらアバターとしてゲーム世界で行動できるゲームシステム。安らぎの時間を得られるおすすめのタイトルだ。
作品にはToDoリストやポモドーロタイマー、ハビットトラッカー、ジャーナルなどの「総合生産性向上ツール」が実装されており、ゲーム内におけるプレイヤーの過ごし方や活動を後押ししてくれる。
最近はスマホ向けアプリにもライフハック的な機能とシステムを持つものが多く登場しているが、本作のツールもそんな役割を演じてくれるもので、集中力と生産性の向上が期待できるぞ。
ゲーム内で「良い習慣」を実践していくと「XP」を入手可能で、プレイを継続するとさらに多くの要素がアンロックされていく。本作は「生産的」であることにやり甲斐が生まれる作品だ。
カスタマイズ
アバターと部屋を自分好みにカスタマイズできる点も特徴で、様々なパーツを組み合わせながら「自分らしさ」をゲーム内で追求できるようになっている。キャラメイク要素は満点だぞ。
服装や髪型を変化させていくキャラメイク要素に加えて、小物などもレイアウトできるインテリアのデコレーション要素も持っている本作は、多くのプレイヤーが楽しめるゲームと言えるだろう。
可愛らしいスピリット
ゲームにはイタズラ好きな可愛いキャラクター「スピリット」も登場。ゲーム内で提示されるタスクの達成を目指す合間に、この愛らしいキャラクターたちを収集していく楽しさもある。
動物風のスピリットたちは、部屋での活動や環境音、インテリアのオプションから「様々な組み合わせ」を試していくことによって出現。試行錯誤しながらキャラコレを充実させていこう。
ちなみに上記の組み合わせには「ヒント」が提示される仕組みとなっているため、無闇に組み合わせを探っていく必要はない。親切なゲーム設計も光るおすすめのシミュレーションゲームだ。
人生シミュレーション的な側面を多分に持ち合わせているPCゲームではあるが、スピリットたちのようなファンタジー要素もしっかりと盛り込まれている点が素晴らしい。
作品には暴力的なシーンは一切登場せず、幅広い年代のプレイヤーが自分のスタイルでゲーム世界の生活を堪能できるようになっており、長時間没頭しながらプレイを継続できること請け合いだ。
サウンド面
ゲーム内で聴くことができるチルなLoFiビートとオリジナルサウンドは、どんなシーンにも対応するテーマ別のプレイリストによって管理できる。音楽もリラックスには必要な要素だ。
窓に打ち付ける雨の音、暖炉で弾ける火の音など、没入感を高めてくれるインタラクティブな環境音も作品の大きな魅力で、別世界に居ることを忘れてしまう人も出てくることだろう。
ちなみに本作のBGMは内蔵Webブラウザで検索しながらカタログを拡充することが可能となっている。適切なBGMを選択しながら効率性を高めていくプレイ要素を大いに満喫できるぞ。
日本語インターフェースに対応
Steamストアでの販売価格は1,250円と比較的安価。現在は「リリース記念セール価格」となる20%OFFの1,000円で購入できるので(2024/4/23まで)、期間中はゲームを安くゲットできるチャンスだ。
作品は標準で「日本語インターフェース」をサポートしており、参入の敷居は低い。解除できるSteam実績も合計で24種類搭載されており、実績ハンターを自負している人にもおすすめだぞ。
なお、現段階でValveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性については確認が取れていない。新作ゲームは徐々にValveによって審査されていく流れなので、今後の正式発表を焦らずに待とう。
汎用コントローラーでの操作についても現時点では公式に発表されていないが、本作は素早い操作入力が必要とされないゲームなので、キーボードとマウスの操作でも十分に遊べるはずだ。
システム要件
アクションなどの動的な要素が少ないため、PCへの要求スペックは中程度に収まっている。推奨要件で提示されているグラフィックボードはGTX 1060クラスと、比較的軽めなパーツだ。
CPUの推奨モデルはIntel i7-6700クラスもしくはAMD Ryzen5-2600クラスと、プロセッサー面でも参入の敷居は低い。現行のローエンドなゲーミングPCでも大丈夫なはずだ。
インストールサイズは3GBとスマホアプリ並みの軽さ。普段ゲームを詰め込んでストレージが逼迫している人でも安心してダウンロードできる必見のインディーゲームタイトルだぞ。
アバターとして活動しながら生産性向上とリラックスを体験できるおすすめの新作シミュレーションゲーム『Spirit City Lofi Sessions (スピリット・シティ)』は、現在Steamで好評配信中。
性別や年代を問わず、多くのプレイヤーが親しめる世界観とグラフィックを持つ必見作だ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】チルな世界へGO!
ゲームプレイの基礎
『Spirit City Lofi Sessions (スピリット・シティ)』を起動すると、3Dモデルで再現された室内がホーム画面として登場。最序盤ではスピリットのレニーがチュートリアルを進めてくれる。
プレイ画面の左側と下部には各種のアイコンが立ち並ぶ。ゲームで最も重要なウェイトを占めている音楽のコントロール部分には、停止/再生ボタンやボリュームスライダーなどがある。
アバターに「何をさせるのか」は、アクティビティーで選択。机や窓辺で生産性のある作業を行うのか、それとも暖炉のそばでまったりと寛ぐのか、全てはプレイヤーの自由だ。
本作では環境音とBGMを組み合わせながら「最適な環境」をカスタマイズできるようになっているので、この機能をフルに使いながら自分らしい「チルな空間」を作り上げていこう。
前項でも説明した「スピリット」たちは、集めると図鑑に収集できる。ゲームにある様々な設定を組み合わせ、時間経過が発生することで多彩なスピリットが登場するぞ。
アバターの作成画面では、全身画像とアップ画像を用いながら細部まで3Dモデルを煮詰めることができる。男女の性別もここで選べるようになっているので、好みのアバターを生み出そう。
リアルすぎないアニメ調のキャラクターを3D立体化している本作では、スライダーや各種のプリセットを用いることでかなり細かいキャラメイクを楽しめる。お楽しみ要素満点のコンテンツだ。
アバターが活動できる場所は「窓辺」「机」「ベッド」「暖炉」の4種類。プレイを重ね、特定の設定組み合わせを実行することによって、スピリットが出現することもある。
全体にゆったりとした雰囲気に包まれながら各種の行動を実行できる点が作品の醍醐味で、リッチな時間を体験できるはず。様々なシチュエーションを生み出してゲームを楽しもう。
総評・若い世代は必見のSLG
人生の時間を有意義に使うという概念の中に「ゲーム」が存在するのであれば、本作はさらにその別世界で自分の人生を管理していく要素を持つSLGということになる。
こう書いてしまうとややこしく映るかもしれないが、ゲームという異世界で別人生を体験していくこと自体は珍しいものでもなく、精神的な安定剤にもなりうる行為だ。
『Spirit City Lofi Sessions (スピリット・シティ)』は明らかにゲームが持つ「可能性」を探っている実験的な作品であり、ユーザーの心理状態改善を模索している。
何も考えることなく没頭できるゲーム、あるいは全くあり得ない苛烈なシチュエーションを提供するゲームもユーザーの気分転換のなることは間違いないが、本作は優しい世界でそれを成し遂げようとする。
ハッキリ言ってしまえば特定の年齢層、特にZ世代に引っかかるゲームデザインを持っているゲームではあるが、たまにはこんな「ノンビリ」とした作品に触れるのも悪くはない。
ゲーム性を担保する「スピリット集め」コンテンツもあるため、投げっぱなしの作風にはなっていない。トータルバランスで考えても絶妙な立ち位置にいる作品と言えるだろう。
アバターとして活動しながら生産性向上とリラックスを体験できる新作シミュレーションゲーム『Spirit City Lofi Sessions (スピリット・シティ)』は、現在Steamで好評配信中。
マインドフルネスに関心がある人にもおすすめできるユニークなPCゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】ゆったり過ごそう!
スピリット・シティスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 または AMD FX-6300 | Intel Core i7-8700K または AMD Ryzen 5 3600 |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 または AMD Radeon R7 370 | NVIDIA GeForce GTX 1070 または AMD Radeon RX 590 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 20GB | 20GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C)Mooncube Games.
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