【Hospital 666】病院を舞台に8番ライクな脱出劇に挑む新作ホラーゲームが好評配信中。4名のマルチプレイに対応！

『Hospital 666』は、2024/3/5からSteamで正式配信されているLokin氏のPC向けホラーアクションゲーム。

異変を発見しながら進んでいく『8番出口』ライクなプレイスタイル、協力プレイ対応が特徴で、実況配信に向いているホラーゲームを求める人におすすめ。

病院が怖い新作ホラーゲーム

現在PCゲームのポータルサイトSteamで正式配信中の『Hospital 666』は、フロアの異変を察知しながら最上階への到達を目指していく新作ホラーゲーム。

作者はインディーゲームデベロッパーのLokin氏で、作品は『8番出口』や脱出ゲーム、SCP財団などに影響を受けて生まれたゲームだと明言している。

ループしていく日本の地下鉄通路内で「異変」を感じ取りながら行動していくホラーアクションゲーム『8番出口』の多大なる影響力を感じさせる新作だ。

ゲームの開発には、最新の3DCGツール「Unreal Engine 5」が用いられている。UE5でのゲーム開発に興味がある人にもおすすめのタイトルだぞ。

ゲームの特徴

プレイヤーは「終わりのない病院」で目覚めた主人公として行動し、最終到達点となる666階を目指してエレベーターを使いながら部屋を探索していく。

ゲームの基本ルールは「異変を感じたら振り返る・引き返す」で、次の層へ移動できる「エレベーター」は部屋の前方または後方に配置されている。

プレイ視点はファーストパーソンビューを採用しており、没入感満点に遊べる点がポイント。リアリティーを感じさせてくれる3Dグラフィックもグッドだ。

フロア内部では数々の異常現象が発生。巻き起こる異常現象の合計数は85以上と豊富で、5種類に分かれる危険なボスキャラクターもプレイヤーを悩ませる。

ゲームはソロプレイ以外に、最大4名のオンラインマルチプレイをサポートしており、フレンドユーザーと一緒に盛り上がりながら遊べるぞ。

なお、作者は「警告」としてゲームがクラッシュすることを予告しており、現時点ではバグも発生する。一見不具合に見える異変もあるので注意しておこう。

各種機能

各フロアでのプレイ進捗はオートセーブされていく仕組みで、一部のフロアがチェックポイントになっている。地道に到達を目指せるはずだ。

幅広いユーザーが遊べるよう、作品には「シンプル」「ノーマル」「ハード」に分かれる難易度も設定されているので、全ての難易度を制覇してみよう。

ちなみに現在ゲームを起動すると「黒い画面」が出る不具合が報告されており、作者が解決策をストアページに投稿している。プレイ前に一読しておこう。

インディーゲーム作品の宿命とも言えるバグや不具合があるのはややマイナス印象。早期アクセス版からスタートした方が良かったかもしれない。

日本語インターフェース対応

Steamでの販売価格は920円。1,000円以下で購入できる安価なインディー系ホラーゲームが好きな人にもおすすめの作品で、たっぷり遊べるはずだ。

ゲームは標準で日本語インターフェースと字幕を実装。海外ゲームが苦手な人でも安心してプレイできる作品で、解除できる実績も合計で16種類存在する。

なお、汎用コントローラーでのプレイには非対応となっており、プレイする際にはキーボードとマウスを用いることになる。現時点ではSteam Deckにも非対応だ。

要求スペック

最新の3Dグラフィックを用いた作品のため、要求スペックは中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードはRTX 3060クラスとなっている。

推奨されるプロセッサーは「 i7-9700K」クラスで、メインメモリの推奨搭載量は16GB。ミドルスペック帯のゲーミングPCが安全圏と言えるだろう。

高解像度のディスプレイで遊ぶ場合にはこの推奨環境以上のスペックが必要になる場合もあるので、フレームレートを確保したい人は注意が必要だ。

インストールサイズは5GB程度と控えめ。普段ストレージ容量が逼迫気味な人でも安心してインストールできる新作ホラーアクションゲームだぞ。

総評

ゲームの基本構想はオリジナルのアイデアではなく、映画『シャイニング』の名シーンをはじめ様々なホラー作品からの「引用」も窺えるが、全体的な出来は上々。

『8版出口』の商業的な大成功を踏まえて、現在Steamには「8番ライク」と言われる類似作品が溢れかえっているが、この需要はまだまだ続きそうだ。

元ネタのゲームやホラー作品に造詣が深い人、それがネタだと分かった上で遊びたいと考えている人にはおすすめできる作品と言えるかもしれない。

一点だけ残念なのは、リリースを焦ってしまった印象を受けること。思いつきをすぐに具現化できることが個人開発者の特権だが、やや詰めが甘い作品になった。

リリースを急いだ可能性も

ゆっくり時間をかけてゲームシステムを調整することもできたのだろうが、作者は他の開発者が似たようなゲームを先に出すことを恐れたのかもしれない。

いずれにせよクリアにかかるプレイ時間は満足できるだけ盛り込まれているため、この手のジャンルが好きな人であれば値段分は遊べるゲームと言える。

さらにアップデートやパッチでゲームが洗練されていけば、実況配信に最適なホラーゲームとして多くのユーザーに人気のタイトルになるだろう。

以上な病院からの脱出を目指していく新作ホラーアクションゲーム『Hospital 666 (ホスピタル666)』は、現在Steamストアで好評配信中。

最大4名のプレイヤーが一緒に恐怖体験を分かち合える点が特徴のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアへアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。

【おすすめポイント】8番ライクな新作！