『Apewar』は、2023/3/25からSteamで「早期アクセス版」が配信されているGombe GamesのPCゲームで、武装したサルを操作しながらオンラインPvPで戦うサードパーソン型アクションシューティングゲーム。
ミリタリー系アクションFPSのシステムに「サル」をフィーチャーした独特な世界観、缶ジュースと同じ値段でゲットできるお手軽な値段設定、オンラインPvPで多くのプレイヤーと戦えるシステムが特徴で、動物をフィーチャーしたアクションゲームをプレイすることが好きな人、シューティング対戦が得意な人におすすめの新作。
●武器を持つサルが主人公
●ジュース1本分の値段で買える
●競争力抜群のシステム
サルが武器を持って戦う新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Apewar』は、タイトルが示している通り「サルの戦争」が展開していくおすすめの新作。一般的なミリタリー系アクションFPS/TPSの仕組みを軸にしながら、武器を手に取った「サル」がプレイアブルキャラクターという意外性を持つ作品だ。
タンザニアのゴンベ国立公園内で1974年から1978年まで続いた、2つのチンパンジーコミュニティ間の一連の暴力的な紛争「ゴンベチンパンジー戦争」に着想を得て開発されたという本作は、オンラインで集まったプレイヤーがお互いに過激な戦闘要素で激突していく世界観が特徴。サル同士の仁義なき戦いが展開する。
▲ゲームに登場するキャラクターはすべてサル。サル同士のアクションシューティングバトルが展開。
早期アクセス版の現時点で実装されているゲームモードは「フリー・フォー・オール」「チームデスマッチ」「グラブ・ザ・バナナ」モードの3種類で、個人戦からチームバトル、そして戦略性が重要視される幅広いプレイススタイルを体験できる。ミリタリー系アクションSTGで人気が高いモードが揃っているぞ。
作品には異なるロケーションを持つマップが実装され、海洋や自然保護区、工場地帯などを舞台にオンラインPvPを楽しめる。ゲームグラフィック的には未完成な部分も多いが、今後のアップデートで洗練されていくことに期待しよう。正式バージョンの配信は約1年後から16ヶ月後を予定しており、今後が非常に楽しみだ。
▲様々なロケーションでサルの戦闘シーンを体験できる新作。プレイ視点は三人称視点だ。
ゲームを開発しているのは、これがSteamデビュー作となるトルコのインディーゲームデベロッパーGombe Games。次回作となる『Anime Squad』のリリースも控えている期待の新人で、ファミコン時代を彷彿とさせるオフィシャルウェブページも持っている。興味がある人は、公式サイトと各種SNSも覗いてみよう。
Steamでの販売価格は120円と非常に安価。缶ジュースを1本買う値段で作品を半永久的に所有できる価格設定が嬉しい新作ゲームで、現在はリリース記念セール価格となる20%引きの96円で販売中(2023/4/1までの期間限定価格)。この価格は正式バージョンで値上がりする旨がアナウンスされているので、今がチャンスだぞ。
▲ビークルを運転できるシステムも。SF映画の金字塔『猿の惑星』シリーズのような世界観だ。
作品は標準で日本語インターフェースと字幕をサポートしており、海外のゲーム作品が苦手な人でも安心。汎用コントローラーでの操作は現時点でサポート外となり、プレイするためにはキーボードとマウスを扱うことになるが、安価な購入価格とカジュアルなゲームシステムがその難を補っている。気軽にプレイしてみよう。
詳細については後述するが、PCへの要求スペックはかなり低めで、幅広いパーツ構成に対応してくれる。解除できるSteam実績は存在せず、この点は少々寂しいが、1GBを切るインストールサイズとスペック面に低さは大きな魅力で、ゲーミングノートPCでも楽に起動できるタイトル。参入の敷居も低い新作だ。
武装したサルを操作しながらオンラインPvPで戦うサードパーソン型のアクションシューティングゲーム『Apewar』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。サルが主役の必見タイトルとなっている。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】サル戦争が始まる!
ゲームシステム
『Apewar』では、自分が操作するサルを背後のカメラ視点で見るサードパーソンビュー形式でプレイが展開。サルには「アサルト」などのロールが存在し、マッチング時にこれらを選んで異なる武器を持ちながらゲームモードに挑戦していくことになる。オンラインで世界各国のプレイヤーと気軽にPvPを楽しめる点が魅力だ。
ゲームのメイン画面にはサーバーリストやルーム作成機能へのアクセスが並ぶ。本作はオンライン専用のゲームタイトルとなり、オフラインでのソロプレイには非対応となっているため、確実に遊びたい場合には、日頃親しくしているフレンドユーザーを誘うのが効果的。安価なゲームなので、プレゼントしてあげよう。
▲キャラがサルなのでプレイ画面のインパクトは絶大。移動モーションもサルらしい歩き方になっている。
現在遊べるのは「フリー・フォー・オール」「チームデスマッチ」「グラブ・ザ・バナナ」モードの3種類だが、「グラブ・ザ・バナナ (バナナをつかむ)」モードは聞き慣れないかもしれない。これは「キャプチャー・ザ・フラッグ」に似たモードで、特定の場所に置かれているバナナを掴んで運んでいくプレイが特徴だ。
前述の通り、特定のマップでは車両を運転することが可能で、これで相手プレイヤーを轢き殺すこともできる。動物愛護精神を持っている人にとっては厳しい描写で、サルたちが殺し合う世界観にも嫌悪感を抱くかもしれないが、あくまで架空のゲーム世界で戦っていると割り切れば、競争力の高いオンラインPvPに夢中になれるはずだ。
▲サルのモデリングがリアルなだけに抵抗がある人がいるかもしれないが、あくまでフィクションだ。
アサルトライフルやスナイパーライフル、さらにはロケットランチャーや近接戦闘向けのナイフまで、ゲームには多種多様な武器類が登場。これらを使いこなしながら、ゲームモードに応じたバトルスタイルでプレイを進めていくことに夢中になれるはず。見た目はエキセントリックだが、内容はゴリゴリのFPS/TPSだ。
前項でも言及したが、本作はグラフィック面が荒削りで、数あるアクションシューティングゲームと比較すると見劣りする部分も多い。サルのモーションは良く練れているが、移動スピードやジャンプなどは単調で、この点が没入感を阻害している。エモート機能なども発動できるようになると、更に面白さがアップするはずだ。
総じてカジュアルかつアーケードライクな内容の作品で、難しい事を考えずに何回でもマッチングしながらプレイできるため、リプレイ性にも優れている。人数が揃わない場合にはチームにAI操作の「BOT」を編入することもでき、プレイアビリティーの面は完璧だ。作品にさらなる磨きをかけていけば、人気作になるだろう。
【おすすめポイント】みんなで楽しめるPvP!
システム要件
『Apewar』のシステム要件は低め。推奨要件で提示されているグラフィックボードは2GBのVRAMを持つパーツで、特に機種の指定はない。CPUに関してはPentiumのi5シリーズで良く、メインメモリの推奨搭載量も4GBと軽め。ローエンドなゲーミングPCでも余裕で動かせるスペック面の低さが大きな魅力だ。
▲要求スペックはかなり低い。多くのPCユーザーが遊べる土壌が整った新作アクションゲームだ。
OSはWindows 8.1からサポート。インストールサイズは300MBと1GB切りを達成しており、入れっぱなしにしても問題ないレベルと言える。ただしこのサイズに関しては、今後のアップデートによって肥大化する可能性もあるので、あくまで現時点での情報として考えておこう。ストレージには余裕を持っておくと安心だ。
【おすすめポイント】軽さが光るインディーゲーム!
正式版への展望
最長で16ヶ月後の正式バージョン配信を目指している『Apewar』は、完成までに新たなマップや武器、ゲームモードを実装していく予定。ゲームバランスの調整やパッチの追加など、システム面でもテコ入れを行っていく予定で、今後さらにプレイが洗練され、遊び甲斐のある作品へと進化を遂げていくはずだ。
全体的な仕上がりがどのようになっていくかは現時点で不透明だが、システム要件の低さをウリにしていく場合、これ以上グラフィックの強化が行われない可能性もあるので、現在のグラフィック表現に不満がある場合にはやや厳しい作品と言えるかもしれない。ただしゲームの面白さはグラフィック品質では決まらない。
▲現状では描画面が荒削りな作品。これらをどのように克服していくかも注目ポイントだ。
「何故サルが武器を取って戦うのか」ということには一切触れられないが、アイデア勝負な面もあるインディーゲームデベロッパーのゲーム作品らしい世界観で、これを気に入った人であれば、値段以上のプレイ体験を得られるはず。難しい事を考えずにサル同士の戦争で盛り上がってしまえば、ストレス解消にもなるだろう。
武装したサルを操作しながらオンラインPvPで戦うサードパーソン型のアクションシューティングゲーム『Apewar』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。正式版の完成に期待の新作タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】今後に期待のアクションTPS!
Apewarスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C)Gombe Games.
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