『みんなで空気読み。オンライン』は、2022/6/20からSteamで「早期アクセス版」が配信されているG-MODEの購入型PCゲームで、1000万人が体験したKY度診断ゲーム「空気読み。」をオンラインで遊べる新作タイトル。
原作と同じシュールな世界観、7名のプレイヤーが「お題」にチャレンジして「イイネ」を送り合うゲームシステム、アバターやアバターを購入できる「KYコイン」を獲得しながらキャラカスタマイズを行える要素が大きな魅力で、みんなと一緒に大喜利を楽しみたい人、ユニークな設定を持つインディーゲームが好きな人におすすめ。
オンラインで空気を読み合う新作
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『みんなで空気読み。オンライン』は、かつてない「空気読めてる度診断ゲーム」として一斉を風靡した同名タイトルの世界をオンラインで体験できるおすすめの新作。マッチングした世界のプレイヤーと一緒になって遊べるタイトルだ。
これまでに3作品がリリースされている『みんなで空気読み。』シリーズの基本的なプレイスタイルは、主人公である「お前」を操作しながら様々な「お題」に挑んでいくこと。様々なシチュエーションが登場する中で「お前」を動かしながら、お題に沿った「空気読み」を行っていくというユニークな設定が光る作風だ。
▲1000万人が体験したKY度診断ゲーム「空気読み。」シリーズ初となるオンライン対応作。
本作はそんな『みんなで空気読み。』シリーズの最新作となる作品で、シリーズ初のオンラインプレイに対応。現在Nintendo Switch版とSteamからアクセスできるPC版の2種類が存在しているが、2作品で内容が異なるので、好きなハードを選択すると吉。ちなみにSwitch版の方が機能が充実している。
PC向けのSteamバージョンでは、最大7名のオンラインマルチプレイに対応し、分割画面で同時にお題に挑むプレイを体験できる。出題後にそれぞれのプレイヤーが行った「空気読み」アクションが再現され、自分が良いと思ったプレイヤーに「イイネ」を投稿できる仕組み。それによって順位が決定する流れだ。
▲他プレイヤーに投票できるシステムを搭載。多くの得票を受けたプレイヤーが優勝する。
Steamでの販売価格は980円で、これはNintendo Switch版と共通。PC版の販売価格に変動はないとのことだが、今後は有料販売アイテムの実装やゲーム内イベントへの参加パス販売の課金要素を搭載していく予定。早期アクセス版固有の割引価格が無い点はややマイナスポイントだが、一通りのプレイは楽しめる。
ゲームを開発している株式会社ジー・モード(G-MODE)は、東京都品川区に本社を構えるゲーム企業で、これまでに様々なゲームタイトルを開発してきた実績を持つ。当初はPC向けタイトルの正式配信が2022年春に予定されていたが、2023年になっても早期アクセス版のままであり、やや苦戦を強いられている。
▲Switc版とPC版の基本構造は同じだが、現時点ではNintendo Switch版の方がコンテンツが多い。
作品は標準で日本語インターフェースに対応しており、参入の敷居は低い。また汎用コントローラーの操作もフルサポートされており、幅広い年代のユーザーが参入できる土壌も整っている。解除できるSteam実績が1つも存在しない点は残念だが、1000円を切る安価な価格設定がその難を補っていると言えるだろう。
なお、詳細については後述するが、PC環境への要求スペックも低めになっているため、多くのPCユーザーが参入できる。特にインストールサイズが小さい点は魅力で、普段ストレージが逼迫している人でも安心してダウンロードできる点も魅力だ。かつてないユニークな世界観を持つ「空気読み」の世界を体験しよう。
1000万人が体験したKY度診断ゲーム「空気読み。」をオンラインで遊べる新作タイトル『みんなで空気読み。オンライン』は、現在「早期アクセス版」としてSteamストアで好評配信中。国境を超えた大喜利の世界を体験できる新作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】今度はオンラインで空気読み!
ゲームシステム
『みんなで空気読み。オンライン』のプレイは、まずオンラインで他プレイヤーとマッチングするところからスタート。プレイ画面は基本的にモノクロになっているが、自分が操作できる「お前」キャラクターだけは赤く表示される。プレイヤーは次々と出題されるお題の中で、「お前」を動かしていくことになるぞ。
オンラインゲームである本作では、前述の通り同じお題に最大7名のプレイヤーが挑戦していく。チャレンジが終了すると投票画面に切り替わり、面白い動きをしたプレイヤーや、お題に沿った動きをしたプレイヤーに対して「イイネ」を送ることになる。1回の投票で異なるプレイヤーに対して3回の「イイネ」を送れる仕組みだ。
▲お題に対してどんな姿勢で挑むと「イイネ」を貰えるのかを考えながら行動すると良いだろう。
本作で出題されるお題とそのシチュエーションは、分かる人には分かるニュアンスだが、意味が理解できない場合もある。例えば集合写真の場面で「激しく空気を読むな。」というお題が出ている場合には、空気を読めば一緒に座った姿勢を取るのが普通だが、この場合は「空気を読まない」行動を取らなければならない。
ただし本作でプレイヤーの動作を判定してくれるのは、同じゲームに参加している他ユーザーなので、「イイネ」を送る基準も参加プレイヤーによって大きく変わる。当然自分が相手に対して投票する際にも独自の基準で良く、必ずしもお題に沿った行動をしている人だけに「イイネ」を送る必要はない。そこに面白さが生まれるぞ。
ユーザー同士の大喜利合戦になってしまう側面も
同じシチュエーションでプレイヤーが思い思いの行動を取る場合、必然的に「おかしな動き」をするプレイヤーに対して注目が集まるため、現状の本作はちょっとした「大喜利合戦」の様相を呈している。お題とは全く関係のない奇妙な動きをしたほうが「目立つ」可能性も高まるため、このムーブは当面続きそうだ。
とは言うものの、公式では「お、空気読めてるじゃん!面白いプレイするなぁ!と思ったプレイヤーに投票してください」と書かれているため、お題と無関係な動きをすることも間違いではない。ある意味でユーザーの才能がゲームの面白さを増していくタイトルとなっているので、自由なスタンスでプレイを楽しもう。
▲真面目にお題の「答え」を模索するか、アグレッシブに動いて脱線するか、全てはプレイヤーの自由だ。
総投票数に加え、誰からも投票されなかった「孤高の人ボーナス」、投票した人から投票された「相思相愛ボーナス」の結果に応じて順位が発表され、3つの総合点でナンバーワンプレイヤーが決定。投票システムで自分がいかに「ウケたか」も認識できるが、これは参加者の好みに依る部分も大きいので、確実ではない。
なお、ゲームをプレイし続けることによってランクが上昇し、ゲーム内ショップでアバター用アイテムなどを購入できるので、何度でもチャレンジしていくモチベーションも湧く。外見が変化していくことで「ウケる」度合いにも影響を及ぼすことがあるので、こまめにアバターをアップデートしていくと面白くなるだろう。
シリーズ作品が持っているニュアンスとお笑い要素を理解している人には断然おすすめのタイトルで、他プレイヤーが自分では想像もつかなかったプレイをする場面に遭遇することもあるため、楽しみは尽きない。インディーゲームタイトルらしい尖った世界観を持つゲームで遊ぶことが好きな人にもバッチリハマる新作だ。
【おすすめポイント】みんなで盛り上がれる新作!
システム要件
『みんなで空気読み。オンライン』のシステム要件は低め。ストアでは最低動作環境のみが提示されているが、グラフィックボートには2GBのVRAMを実装したモデルがあれば良く、CPUも2.0GHzで動作する2コアのプロセッサーとなっているため、ローエンドなゲーミングPCでも問題なくプレイできるはずだ。
▲PCへの要求スペックは非常に軽く、幅広いパーツ構成に対応してくれる。多くの人が気軽に遊べるぞ。
OSはWindows 8からサポートされており、この点でも参入の敷居は低い。メインメモリの最低搭載量は8GBで、この数値をクリアできる人は多いはずだ。なお、インストールサイズは500MBと1GB切りを実現しており、ストレージを全く圧迫しない。軽さが際立つ必見のインディーゲームタイトルと言えるだろう。
【おすすめポイント】軽さも魅力の新作ゲーム!
正式版への展望
正式バージョンの配信を目指して現在鋭意開発中のPC版『みんなで空気読み。オンライン』は、完成バージョンでアバター機能の充実とルーム開設機能の実装、チームバトルモードの搭載などを目指しており、問題数とアバターの種類も追加していくことがアナウンスされている。お題は幾つあっても嬉しいので、今後に期待しよう。
早期アクセス版の配信中にも復数のアップデートが敢行されており、問題数は配信開始時期よりも大幅に増えている。同じお題であっても異なるアクションを行うことができるのでリプレイ性も高く、今後さらにコンテンツが充実していけば、値段以上の体験を得られること請け合い。一刻も早い完成が待たれる新作だ。
▲正式バージョンでは順当にゲーム世界がパワーアップする予定。今後の最新情報にも期待だ。
早期アクセス版に設定されているゲームタイトルは、実際にゲームで遊んだプレイヤーからのフィードバックを得ながら開発方針を進めていくことに意義があるので、本作を購入して思うところがある場合には、遠慮せずに開発元へ意見や要望を送っていこう。ユーザーの積極的な参加がゲームの完成度を高めるはずだ。
1000万人が体験したKY度診断ゲーム「空気読み。」をオンラインで遊べる新作タイトル『みんなで空気読み。オンライン』は、現在「早期アクセス版」としてSteamストアで好評配信中。完成と正式バージョン配信が待たれる新作だ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】正式版に期待の空気読みゲーム!
みんなで空気読み。オンラインスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i3-2100 | Intel Core i5-4460 |
メモリー | 4GB | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 560 | NVIDIA GeForce GTX 960 |
VRAM | 1GB | 2GB |
HDD空き容量 | 2GB | 2GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) G-MODE.
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