『PolyRoyale』は、2023/3/2からSteamで「早期アクセス版」が配信されているWitte’s Studioの購入型PCゲームで、ポリゴンで再現された世界を舞台にバトルロイヤルにチャレンジできるアクションTPSタイトル。
幅広い年代のユーザーが親しめるポリゴングラフィックのキャラクターとゲームデザイン、最後の一人を目指してBOTや他プレイヤーと一緒に戦い抜くスリリングなバトルシステム、搭乗可能なビークルと復数の武器類で生まれるプレイスタイルが大きな魅力で、カジュアルに楽しめるバトルロイヤル作品を探している人におすすめの新作。
ポリゴンのバトルロイヤルゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『PolyRoyale』は、ゲームタイトルが示している通り、ポリゴンキャラクターを操作しながらバトルロイヤルに挑戦できるおすすめの新作。インディーゲーム作品らしい簡素なグラフィックとカジュアルなプレイ体験が際立つアクションTPSだ。
ゲームモードは「BattleRoyale」と「Endless Deathmatch」の2種類で、前者では徐々にプレイ範囲が狭まっていくマップで生き残りをかけた死闘が、後者ではアクションシューティングの腕前が勝敗を左右する戦いが展開。戦術性を活かすのであれば前者を、撃ち合いに没頭したい場合には後者を選ぶと良いだろう。
▲バトルロイヤルモードでは、『PUBG』でおなじみのパラシュート降下からプレイがスタートしていく。
マッチには最大で32名のプレイヤーが参加可能。実装されている両方のモードでソロ以外に「デュオ」と「スクワッド」でも参加できるので、フレンドと一緒に戦うプレイ要素が盛り上がるはず。バトロワの金字塔である『PUBG』の100名参加には及ばないが、インディーゲームとしては現実的な参加人数設定と言える。
早期アクセス版の現時点では、上記2種類のゲームモードに加えて選択可能な復数の武器類、2種類のマップ、マップ内の移動に利用できるビークル類が実装されており、プレイヤー同士のPvPが捗る。オンラインマルチプレイ専用タイトルではなく、ソロプレイも可能になっている点がポイントで、利便性は高いぞ。
個人のインディーゲームデベロッパーが開発中のタイトル
ゲームを開発しているのは、個人で作品制作を行っているインディーゲームデベロッパーのWitte’s Studio。2021年にデビュー作となる『KeepUp Survival』でSteamデビューを飾った新人で、現在ストアには本作を含む4タイトルをリリースしている。ちなみにデビュー作は本サイトでも取り上げているので、一読してほしい。
Steamでの販売価格は1300円で、値段は今後も変更されない見通し。早期アクセス固有のバグや不具合もある状態なので、インディーゲームの早期アクセス版に対してフィードバックを送りながら作品の完成を支援したい人以外にはあまりおすすめできない。なお、ゲームは標準で日本語インターフェースをサポートしているぞ。
▲最大32名のプレイヤーが2種類のゲームモードで激突するシステムを搭載。PvPが捗る新作だ。
解除できるSteam実績も9種類存在し、実績ハンターを自負する人にはおすすめ。Valveの携帯ゲーム機「Steam Deck」との互換性は無く、また汎用コントローラーの操作もサポートされていないが、PCへの要求スペックは比較的低めに抑えられているため、幅広いPCパーツ構成に対応する新作アクションTPSと言える。
インディーゲームのバトロワ作品の場合、人の集まりという点が常にネックとなるが、本作にはBOTも実装され、万が一マッチングが成立しなかった場合でもソロで遊べるという利点もある。また、購入型ゲームである関係上、参入するユーザーに「荒らし」が登場する可能性も少なく、有意義なプレイを楽しめるはずだ。
ポリゴンで再現された世界を舞台にバトルロイヤルにチャレンジできるアクションTPS『PolyRoyale』は、現在「早期アクセス版」として好評配信中。2023年7月頃の完成を目指している必見のインディーゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】2種類のモードで遊べる新作!
ゲームシステム
『PolyRoyale』に搭載されているモードは、「BattleRoyale (バトルロイヤル)」と「Endless Deathmatch (エンドレス・デスマッチ)」の2種類。プレイヤーは自分の分身となるアバターを選択しながら参戦することが可能で、その後2種類存在するマップのどちらかでオンライン対戦を行っていくことになるぞ。
ポリゴンで製作されたゲームマップとキャラクター、そして登場する武器類には一定のリアリティーがあり、没入感満点に遊べる点がポイント。特に武器類は凝っており、遠方にいるユーザー目掛けてスナイパーライフルで狙撃を行うプレイ要素も大いに捗るはず。多彩な武器を使い分けながら戦いを進めていこう。
▲作品に登場する武器の一覧。状況に応じて異なる武器を用いながら戦うことが楽しくなるはずだ。
プレイ画面のUIは、画面右上にミニマップ、画面下部に所有している武器類、画面上部に方位計が表示される仕組み。前述の通り視点はサードパーソンビュー形式となっており、マップ画面全体を広い視野で見渡しながら遊べるようになっているため、視認性は抜群。ストレスを感じずにバトルを進められる点がポイントだ。
バトルロイヤルモードの大まかな仕組みは『PUBG』に準拠。高所から落下してマップの好きな地点へ辿り着き、建造物内部に散らばっている武器や装備品、アイテム類を確保しながら戦いに挑むシステムを採用している。バトルロイヤルゲームを数多くプレイしてきた人であれば、すぐにプレイ進行を理解できるはずだ。
バトロワ作品でおなじみのエリア縮小要素も実現
時間経過と共に立ち入り禁止エリアが周囲から拡大し、行動できる範囲が狭まっていく点も『PUBG』と同じで、該当エリアにいる場合には、速やかにその地域を脱出する必要がある。マップ内にはプレイヤーが乗り込めるビークルも復数用意されているので、これらを活用しながら素早く移動を行っていこう。
▲上空に見える薄紫色が立ち入り禁止エリア。時間経過と共に禁止エリアの範囲が広がっていく。
前述の通り、作品に登場する両モードでソロ、デュオ、スクワッドのプレイをサポートしているため、同じゲームをプレイするユーザー同士で連携しながら生き残りを目指すプレイも捗る。お互いをカバーするように戦えば生存率もアップし、オンラインゲームらしい協力・対戦要素もたっぷりと堪能できるぞ。
「Endless Deathmatch (エンドレス・デスマッチ)」モードにはマップ縮小要素が発生せず、マップ面積をフルに活用しながら対戦を楽しめる点がポイント。このモードで重要視されるのは単純にアクションシューティングの手腕なので、歴戦のプレイヤーに向いているモードと言える。勝者の座を目指して頑張ろう。
現時点でSteamストアには無数のバトロワゲームが存在し、ポリゴンモデルを用いている作品も少なくない。このレッドオーシャンな状況下でいかにプレイ人数を確保するかが今後の課題で、魅力的な勝利報酬やプレイを継続させるための「シーズン制」導入などの施策を行っていく必要があるだろう。今後に期待の新作だ。
【おすすめポイント】対戦が盛り上がる新作!
システム要件
『PolyRoyale』のシステム要件は中程度。推奨要件で提示されているグラフィックボードは6GBのVRAMを搭載する「GTX 1060」となるため、現行のローエンドからミドルスペッククラスのゲーミングPCがあれば十分にプレイできるはず。メインメモリの推奨搭載量は4GBで、これをクリアできる人は多いはずだ。
▲PCへの要求スペックは低め。高解像度でプレイする際にはグラフィックボードの性能に注意しよう。
CPUの推奨モデルは「i7」クラス。なお、OSに関してはWindows 10以上が必須となるため、理由があってOSのバージョンをアップグレードしていない人は要注意。インストールサイズは1GBとスマホアプリ並みに軽く、普段ストレージが逼迫している人でも安心してダウンロードできるサイズと言える。
【おすすめポイント】軽さも光るアクションTPS!
正式版への展望
2023年7月頃までの正式版配信を目指している『PolyRoyale』は、完成版でさらに多くのキャラクターと武器、ビークルを実装していく予定。根本的なプレイスタイルやモードには変化が無いようだが、正式バージョンの配信以降にもアップデートで作品を進化させていくことが表明されているので、今後を楽しみに待とう。
だが一方でユーザー獲得を目指すための取り組みに欠けている点は心配で、このままだと忘れられて過疎化する可能性もある。マルチプレイで成り立っている作品ほど熱心なアピールが必要になるので、作者が一念発起して世界のプレイヤーに訴えかけていくことも必要になるだろう。作風としてはありふれているので、尚更だ。
▲ポリゴンキャラとバトロワの組み合わせは溢れかえっている。この状態を打破する仕掛けが必要だ。
ポリゴンで再現された世界を舞台にバトルロイヤルにチャレンジできるアクションTPS『PolyRoyale』は、現在「早期アクセス版」として好評配信中。プレイ人口の活性化にも期待したい新作インディーゲームタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】正式版に期待の新作!
PolyRoyaleスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-9700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Witte’s Studio.
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