絶望の氷河期で希望の街を作りあげるSLGが新登場!
『フローズン・シティ』は、Century Games Pteが2022/12/25より配信中のAndroid/iOS向け氷雪サバイバルSLG。
地球全土が極寒の環境に包まれ、文明が崩壊したポストアポカリプスの時代。地球最後の街のリーダーとして、わずかな生き残り(サバイバー)とともにサバイバルに挑め。
木材や食料といった資源を集めて施設を建てていき、コミュニティを発展させていこう。資源は生きているだけで消費され、足りなくなるとサバイバーたちの死亡や逃亡イベントが発生してしまう。街の発展と維持のバランスを見極める判断力が求められるぞ。
特別な力を持った英雄で野生動物と戦うRPG要素もポイント。ヒーローをレベルアップさせればコミュニティの成長にも役立つだろう。
一寸先は凍えるような吹雪だけ。生き残りをめざすスリル満点のSLGを遊びたい人におすすめだ。
すべてが凍りついた地球でサバイバルする箱庭SLG
「もし現代に氷河期が訪れたらどうなるの?」
そんな想像をしたことはあるだろうか。地球全土を吹雪が襲い、あらゆる生物が凍えてしまう地獄のような時代が、私たちが生きている間に到来したら世界はどうなってしまうのだろうか。
そんなイフを疑似体験できるスマホアプリが本作『フローズン・シティ』だ。氷点下の大地にコミュニティを築いて生活していく氷雪サバイバルSLGであり、 2022/12/25に基本プレイ無料形式で配信がスタートした。プレイヤーは生き残りの人類を集めて、人類最後の街のリーダーとして過酷な極寒環境と闘っていく。
フローズン・シティの名の通り、本作の舞台は凍りついた世界である。地球を氷河期が襲い、それまで人類が築いてきた文明が氷と雪によって埋もれてしまう。人間も大半が寒さに耐えきれず死んでしまい、生存者は世界を見渡してもほんのわずか。
そのほんのわずかな人々が寄り集まり、絶望的な極寒の新世界を生き延びようと奮起するのが本作のストーリーだ。そんな彼らを導くのがプレイヤーの役割である。
実際にゲームを起動してみると、見渡す限りの雪景色と朽ち果てた建物がなんとも物悲しく映る。文明崩壊後のポストアポカリプスの雰囲気をよく表現しているため、終末モノや廃墟が好きな人はきっと気に入るだろう。
グラフィックではサバイバーたちにも注目したい。絶体絶命の窮地に立っている彼らは味のあるポリゴン調で描かれている。どこか間の抜けた表情で命がけの毎日を送るサバイバーは、見ているだけでふしぎな愛着を抱かせてくれるぞ。
「マインクラフト」に代表されるポリゴンチックなゲームが好みならばぜひ遊んでみてほしい。
資源切れ=死?資源を集めて街を豊かにしていこう
本作のシステムはいわゆる街づくり系シミュレーションにされるものだ。決められたフィールドの中で資源を集めて家や仕事場といった施設を築き、街を発展させていくのが主な目的となる。
最初は荒れ果てていた土地が徐々に綺麗な街に成長していく過程が面白く、まるで育成ゲームのような感慨を抱きながら遊んでいけるだろう。
プレイヤーに最初に与えられるのはへんぴな廃キャンプ場と4人のサバイバーのみ。朽ち果てた小屋があるだけの土地を人類が暮らせる街に造りかえてやろう。
街づくりで欠かせないのが木材や食料といった資源だ。資源を集めるにはサバイバーに命令をして、それぞれの仕事をさせればいい。木材なら伐採、食糧なら狩猟といった具合だ。サバイバーはどの仕事も万遍なくこなす性質があるため、食料に余裕が出たら人員を減らして木材を確保する、といったポジション替えも大事なテクニックである。
集めた資源は自動でストックされるので、溜まったら施設の建築やアップデートに使おう。たとえば居住スペースとなる家を新築すれば、新しいサバイバーが街を訪れるかもしれない。そうすればより多くの仕事をこなせるようになり、街づくりの効率がアップするぞ。
ゲームを進めるうえで気をつけたいのが資源の使いすぎだ。すでにお伝えしたとおり、本作の舞台は氷河期にみまわれた地球である。マイナス気温の環境でサバイバーが活動するため街の中央には焚き火が設置されており、常に燃料を消費している。
燃料がなくなってしまえばサバイバーたちは寒い思いをしながら生活せねばならず、そんな状況が続くと病気にかかり、死亡してしまうこともありうるのだ。他にも食料が足りなければ餓死してしまうし、働きすぎでストレスが溜まれば逃亡のおそれもある。プレイヤーはサバイバーの健康状態にも気を配らなくてはならず、その支えとなるのが資源なのだ。
氷河期をサバイバルするこのゲームにおいて資源は絶えず使うものであり、枯渇はコミュニティの死を意味する。集めた資源はすべて設備投資に回さず、ある程度備蓄しておくのがおすすめだ。手持ちの資源が十分かどうかはゲーム内で確認できるので、慣れるまではこまめにチェックしておこう。
プレイヤーには限られたリソースを上手に振りわけて、街の発展と生活維持を両立するバランス感覚が問われるぞ。失敗すれば大事なサバイバーを失うリスクを背負いながらの街づくりはスリル満点だ。緊張感を楽しみながらシミュレーションを楽しみたい人にうってつけのゲームといえるだろう。
街の開発をどう進めていくかは、メイン画面左下のタスクを確認するといい。「サバイバーを増やす」「特定の施設をレベルアップさせる」などの指示が用意されており、クリアすれば資源などの報酬がもらえるお得なミッションだ。
タスクをすべて終わらせるとステージクリアとなり、次のコミュニティの開拓がスタートする。使う資源もステージを経るにつれて変わっていき、木材から鉱石、鉱石から鋼といった具合で文明がレベルアップしていくぞ。吹雪によってそれまでの歴史を無に帰された人類がふたたび文明を築きあげていく、ロマンある復興ストーリーをお楽しみあれ。
英雄を集めてコミュニティ運営を強化!野生動物との白熱バトルも
本作ではサバイバーの他にもプレイヤーの街づくりを助けてくれる頼もしい英雄が登場する。彼らは過酷な氷河期のなかで特別な力に目覚めた者であり、一般のサバイバーとは一線を画するネームドユニットだ。英雄をうまく運用できれば、これまでとは比べ物にならない効率で街の運営を進めていけるぞ。
英雄はサバイバーのように仕事には参加できないが、代わりに作業を効率化させる特殊能力を持っている。たとえば最初に仲間になり英雄ジェームズは炭鉱員であり、鉱石の生産量を飛躍的に向上させてくれるパッシブスキルを持つ。
他にも病気になったサバイバーを治療するステラや、焚き火の消費燃料を大きく低減できるジャンルカなど、英雄のパッシブスキルは非常に頼りになるものばかり。英雄はタスクのクリア報酬や課金パックで入手できるので積極的に仲間にしていこう。
英雄の能力はレベルアップによってさらなる向上を狙える。英雄を育成するには希望の星といわれる経験値アイテムが必要だが、これは街づくりをしているだけではなかなか手に入らない。希望の星を集めるには、街の外を出て凶暴な野生動物とのバトルコンテンツをクリアする必要があるぞ。
動物との戦闘では最大5人の英雄でパーティを編成して、通常攻撃やスキルで戦うオーソドックスなRPGバトルをおこなう。オートモードもあるのでRPGが苦手な人でも育成さえしっかり進めれば問題なくクリアできる。敵をすべて倒せば報酬として希望の星がもらえるので、これを使ってさらに英雄を強くしよう。
シミュレーションがメインの本作における息抜きのようなコンテンツといえるだろう。とはいえ、英雄の育成には欠かせないため重要度はかなり高い。街づくりに行き詰まったらドンドン挑戦するのがベターだ。
ここからは、本作に登場する英雄を何人か紹介しておこう。
ジェームズ(画像左)
家族三代で炭鉱員を勤めてきた炭鉱のスペシャリスト。炭鉱における鉱石の生産量を上げる能力を持つ。
ステラ(画像右)
医療に精通している女性。医療センターを設置するとそこに常駐し、病気にかかったサバイバーを自動的に治療してくれる。
ジャンルカ(画像左)
火のスペシャリストであり、焚き火の燃料消費をゆるやかにするスキルを持つ。戦闘では火炎瓶を武器に遠くから敵を攻撃する。
シャーロット(画像右)
文明崩壊前はとある闇組織に所属していた元女性エージェント。「ウィドウ」のコードネームで恐れられたが、今はプレイヤーの協力者として誠心誠意コミュニティづくりに協力する。
広告動画やオフライン報酬でサクッと資源を集めよう
街づくりシミュレーションのネックになりやすいのが、待ち時間の長さだ。苦労して集めた資源を遣って新しい施設を建築しようとしたら完成まで何時間もかかる、というのはSLGあるあるだろう。この待ち時間が苦手という人も多いはずだ。本作ではその点をカバーできるよう、さまざまな救済措置を用意しているぞ。
とくに活用したいのが広告動画だ。一定時間ごとに広告動画のバナーが表示され、これを見ると大量の資源が手に入る仕組みだ。資源集めの強い味方になってくれるだろう。
また、ゲームを遊んでいない間に資源がたまるオフライン報酬にも注目したい。アプリ終了から次回起動時までの時間に応じて資源が増えるお得感満載なシステムだ。新しい施設の建築を指示したらゲームを終了し、建築が終わった頃に再起動すれば無駄なく効率的に遊べるぞ。
これらのサービスを意識すればサクサク攻略できるだろう。お手軽に街づくりSLGを遊びたい人にもってこいだ。賢く遊んで過酷な氷河期をサバイバルしよう。
寒さが支配する崩壊後の世界で一から文明を再興していく本作。
わかりやすいタスクのおかげで街づくりSLGとしてかなり遊びやすく、時間を忘れてやりこめる中毒性のあるタイトルに仕上がった。
ここまでで興味がわいた人は『フローズン・シティ』で人類最後のリーダーになってみてはいかがだろうか。
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