『Project Sparrow』は、2022/3/12からSteamで早期アクセス版が配信されているDidsの購入型PCゲームで、中世をイメージしたアリーナを舞台にアーチャー同士のPvPを体験できるアクションTPSタイトル。
サードパーソンビューで展開するスリリングな「弓」のアクションバトル要素、複数の試合形式で進行するプレイヤー同士のオンラインPvP、矢の種類を変えることで実現する幅広いバトルスタイルが魅力で、競争力の高いアクションシューティングゲームを探している人におすすめの新作インディーゲーム。
弓矢で戦う新作アクションゲーム
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Project Sparrow』は、中世ファンタジー世界をイメージしたバトルアリーナを舞台に、「弓矢」を駆使したアクションバトルを体験できるおすすめの新作。狙いを澄まして正確なショットを送り出すプレイ要素が最高に面白いアクションゲーム作品だ。
プレイ視点はサードパーソンビューを採用し、自分が操作するキャラクターを背後のカメラ視点で見ながらスリリングかつハイテンションな戦いに身を投じることが可能。競争力抜群のオンラインバトルでフレンドや世界のプレイヤーたちと戦える必見のインディーゲームタイトルに仕上がっているぞ。
▲サードパーソンビューで「弓矢」を使用したオンラインPvPを体験できる新作ゲーム。
バトルに用いる「矢」の種類を変えることによってバトルスタイルを変化させられるため、自分の「戦術性」を発揮できる点がポイント。ラウンド毎に異なる攻撃スタイルを選択して相手を撹乱し、正確な射撃テクニックで勝利を狙える。アクションシューティングゲームに強い人には断然おすすめの新作ゲームだ。
新鋭インディーゲームデベロッパーが送るタイトル
本作を開発しているのは、これがSteamデビュー作となる新鋭のインディーゲームデベロッパー「Dids」で、実態は個人ベースでゲームを作っている新人開発者。現在は最長で約2年後に予定されている正式バージョンの配信を目指して開発を継続している。フィードバックは公式Discordサーバーなどで受け付けているぞ。
早期アクセス版の現時点では、1vs1、2vs2、3vs3、デスマッチに分かれるゲームモードが実装され、5種類のマップでオンラインPvPを堪能できるようになっている。なお、開発初期の段階にある作品のため、プレイ中に不具合やゲームシステムの変更などが発生する可能性がある点には注意。開発途上のインディーゲームだ。
Steamでの販売価格は1320円で、正式版に移行した段階で「基本プレイ無料」形式のゲームタイトルへと変化させる予定。課金要素はゲームのバトルパスやコスメ要素に限られることがアナウンスされており、いわゆる「Pay to Win」要素とは無関係なシステムとなる予定。今後の最新アップデートにも注目していこう。
▲高低差のあるバトルアリーナでプレイヤー同士のバトルを存分に味わえるぞ。
インターフェースは標準で日本語をサポートしており、参入の敷居は低い。ただし現時点では汎用コントローラーでの操作には非対応となっているため、プレイするためにはキーボードとマウスでの操作に習熟している必要がある。普段コントローラーでゲームをプレイすることが多い人にはややハンデなタイトルだ。
解除できるSteam実績は存在せず、また正式版が基本無料の作品へと変化することを考えると、不完全な段階にある現時点で作品を購入することはややためらわれるが、個人で頑張ってゲームを作っている開発者を支援したいインディーゲームファンにはおすすめ。プレイして感じた点や要望などを遠慮なく送ってみよう。
中世をイメージしたアリーナを舞台にアーチャー同士のPvPを体験できるアクションTPS『Project Sparrow』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。スリリングなオンライン対戦の世界が好きな人にはおすすめできる新作タイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスしてゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】個人が開発中の新作ゲーム!
ゲームシステム
『Project Sparrow』に実装されているゲームモードは、「デュエル」「2vs2」「3vs3」「デスマッチ」の4種類で、プレイヤーはセッティング画面でエモートやスキン、矢などの「ロードアウト」を設定してからプレイに参加できる。初心者ユーザー向けのトレーニングモードもあるので、好きなモードで遊んでみよう。
「デュエル」は1vs1のアリーナマッチで、「2vs2」と「3vs3」は名前の通り4名と6名向けのモード。各ラウンド1ライフで、合計7ラウンドを競い合う。「デスマッチ」は2名のプレイヤーからスタート可能で、試合が終了すると次のマップへと移動する仕組み。すでに開催されているデスマッチに乱入することも可能だ。
▲タイマンマッチに加えてチームバトル、デスマッチもあり、ゲームモードはかなり潤沢だぞ。
現段階でゲームにはフランクフルト、オハイオ、カリフォルニア、シドニー、日本、シンガポール、バーレーン、サンパウロに分かれる専用サーバーが実装されており、これらを選んで遊べるようになっている。また「カスタムロビー」を作れば、フレンドと一緒にプライベートマッチでプレイできて便利だ。
プレイヤーがセッティングできる矢は、「通常の矢」「スモーク」「ファイア」「シャドウ」の4種類。後者の3種類は通常の矢と比べて射出する間隔と速度が異なり、それぞれ特殊な効果を持ち合わせている。またゲームでは弓矢に加えて「投げナイフ」「煙幕弾」などのユーティリティも利用できるぞ。
なお、現時点では矢とユーティリティーの説明文が翻訳途中で、肝心の効果などについては英語表記のままとなっている。英語に強い人は問題ないだろうが、英語が苦手な人にとっては分かりにくい。英語翻訳が得意な人は、公式Discordサーバーで作者に申し出てボランティアで翻訳を請け負うのも良いかもしれない。
▲武器とユーティリティーの説明画面。この部分の翻訳は現時点で未完成となっている。
弓を引き絞ると、画面上にゲージが出現。これが最大まで到達すると、より勢いのある射撃ができるシステムだ。銃器をメインとするオンラインPvPゲームとは異なり、構えて弓を引き絞るアクションが入るため、相手を発見してすぐにダメージを与えられない点がポイント。独特の「間」を掴んでいこう。
攻撃の当たり判定は「頭部」と「身体」で異なるダメージ数値を持っているので、ヘッドショットを狙うプレイにも拍車がかかる。一撃で頭部へヒットさせることは至難の業だが、上手く当たれば身体部位よりも大きなダメージが発生するので、繰り返し何回でもプレイしながら操作テクニックを磨くと良いだろう。
▲アリーナのサイズはどれほど広くないため、緊張感のある戦いを堪能できる。
基本的にはスムーズなアクション操作が展開していくが、ゲームエンジン的な部分でPCのスペックとは関係なくカクつく場面もあるため、あくまで開発初期段階のゲームであることを念頭にプレイすれば、ストレスもそれほど溜まらないはず。全体的にはよく出来たアクションゲーム作品で、値段分は遊べるぞ。
オンラインPvPありきの作品であるため、マッチングが上手く行かないケースも十分に考えられるが、対人戦をしたい場合にはなるべくフレンドユーザーを誘い、人がいない場合にはAI相手に訓練を積むなどの対応を取っていけば安心。今後ゲームが磨かれていけば、さらに多くのユーザーが遊ぶことになるだろう。
【おすすめポイント】PvPを大いに楽しもう!
システム要件
『Project Sparrow』の要求スペックは低め。推奨要件で提示されているグラフィックボードは「GTX 1060」もしくは「RX 580」となるため、現行のローエンドなゲーミングPCでも十分にプレイできるはず。CPUの推奨スペックも4コアかつ2.8GHzで動作するプロセッサーで良く、敷居は低い。
▲PCへの要求スペックが低く抑えられているタイトル。インディーゲームの鑑だ。
OSに関してもWindows 7からサポートされているため、古いゲーミングPCを持っている人でも安心して遊べる。インストールサイズも10GB程度と低めで、ストレージへの負担も少ない。オンラインPvPをメインに据えた作品らしい「軽さ」が光るおすすめのアクションゲームタイトルと言えるだろう。
【おすすめポイント】幅広いPC構成に対応!
正式版への展望
最長で2年後の正式版配信を目指している『Project Sparrow』は、正式バージョンでさらなる「矢」の種類とマップの追加、ユーティリティーのバリエーション追加などを予定。さらにゲームモードも増えることが予告されているので、完成が今から非常に楽しみだ。今後のアップデートに期待しよう。
開発者はゲーム制作の初心者で、ストアページでは自分自身について率直な告白も行っている。ただしコードについては数年を費やしながら勉強しているそうで、その成果は着実に現れてきている。向上心に溢れるインディーゲームデベロッパーを応援しながら作品をサポートしたい人にもおすすめだ。
▲完成はまだ先の話だが、作者は個人で奮闘を続けている。無事に正式版を出してほしい新作だ。
中世をイメージしたアリーナを舞台にアーチャー同士のPvPを体験できるアクションTPS『Project Sparrow』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。インディーゲームファンの人は必見のタイトルだ。興味が湧いた人は今すぐストアにアクセスして、詳細なゲーム情報をチェックしよう。
【おすすめポイント】完成が待たれる新作!
Project Sparrowスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K / AMD Ryzen 5 1400 | Intel Core i7-8700K / AMD Ryzen 7 2700X |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 390 | NVIDIA GeForce GTX 1080 / AMD Radeon RX 5700 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
(C) Dids.
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