2022/7/1からSteamで早期アクセス版が配信されているDirty Bird Gamesの購入型PCゲーム。荒廃した黙示録世界を舞台に生存を目指していくアクションサバイバルシミュレーションゲームタイトル。
ゾンビや凶暴な生物も登場する危険な12平方キロメートルのオープンワールド、多彩なレシピで生み出せる800種類以上のゲーム内アイテムと20種類以上の建造物、プレイヤー同士で遊べるマルチプレイ要素が魅力で、少人数のインディーゲームデベロッパーを支援しながら作品を完成に導きたい人におすすめの新作!
危険な世界で生存バトルが始まる!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信中の『Xio: Survival』は、文明が衰退して荒廃した黙示録世界を舞台に、主人公を操作しながら過酷なサバイバル要素にチャレンジしていくおすすめの新作。リアルな3Dグラフィックと独特なコントラストで世界観を生み出しているSLGタイトルだ。
作品の舞台となるのは2つのユニークなバイオームを持つ12平方キロメートルのオープンワールドで、プレイヤーは探索を進めながらクラフトの材料となる資源アイテムを入手しつつ、武器やアイテムを生み出して生存を続けていく。800種類以上に及ぶ膨大なアイテムを作れる点が大きな特徴だぞ。
▲あえて「カクカク」した輪郭線で描かれる新作。ゾンビも出没する危険な世界で生存を目指そう。
本作では危険な猛獣やゾンビから身を守るための拠点もクラフト可能となっており、20種類以上の建造物アイテムを駆使しながら自分だけの「砦」を生み出せる。オンラインで仲間ユーザーと協力しながら拠点を確保し、PvPも巻き起こるマルチプレイで生存を継続していこう。スリリングなプレイが魅力の新作だ。
なお、本作は「オープンベータ版」の扱いで登場しているタイトルで、ゲーム世界には未完成な部分やコンテンツが多々存在する。プレイ進捗に支障をきたすバグや不具合も多く見られるので、完全なプレイを楽しみたい場合には時間を置いてアップデートと開発進捗の報告があるまで待ったほうが無難だ。
新人のインディーゲームデベロッパーが開発中の作品
ゲームを開発しているのは、合計4名のメンバーから成るインディーゲームデベロッパー「Dirty Bird Games」。ゲームの開発には世界的に有名な3DCGツール「Unreal Engine 4」を用いており、現在は2023年初頭に予定されている正式版の配信を目指して目下開発を継続中。今後に期待の新人スタジオだ。
Steamでの販売価格は2050円で、この価格はフルバージョンのリリース時に値上がりする見通し。不完全な状態を承知でゲームを購入し、デベロッパーに対して意見や報告を行いながら一緒にゲーム完成を目指していくことが好きなインディーゲームファンにはおすすめできる新作サバイバルSLGと言えるだろう。
▲放棄された家の探索要素もある。隅々まで歩を進めながら便利なアイテムを探していこう。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。ゲームシステムを理解しながらプレイを円滑に進めていくためには、一定の語学力が要求される点には注意しよう。一緒に遊んでくれる日本人ユーザーに英語に詳しい人がいると安心だ。
最適化が進んでいない影響か、PC環境への要求スペックはやや高め。最低動作環境で提示されているCPUは「Intel Core i7-3770」もしくは「AMD FX-9590」で、メモリは最低16GB要求される。インスタールサイズは現時点で10GBだが、これは今後の開発次第で増える可能性があるので注意しておこう。
荒廃した黙示録世界を舞台に生存を目指していくアクションサバイバルシミュレーションゲーム『Xio: Survival』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで配信中。開発初期段階のタイトルに触れながらフィードバックを贈りたい人にはおすすめの新作だ。今すぐストアにアクセスして情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 新たなサバイバルゲームが誕生!
自由に生存を目指せ!
『Xio: Survival』には現時点で定められたストーリーラインやクエスト要素が存在せず、プレイヤーは森林地帯や町、湖や山、空港などが点在するオープンワールドで自由なサバイバル要素を体験できるようになっている。可能性を秘めた800種類以上のクラフトレシピを明らかにしながら生存を目指していこう。
危険なNPCや敵対プレイヤーが存在しているオープンワールドで生存率を高めていくためには、強固な「砦」の建造が不可欠。トラップなどを適所に配置しながら建設要素で砦を生み出し、時に他プレイヤーの砦に攻撃を仕掛けながらオンラインPvPワールドを存分に満喫しよう。やり込み要素は満点だぞ。
▲骨太なサバイバル要素が展開する新作ゲーム。さらなるシステムの洗練とコンテンツ追加に期待だ。
クラフトメニューではお手製の武器や装備品に加え、料理にもアクセスできるようになっているため、クラフトを極めていくことも生存率のアップに直結していく。800以上に及ぶレシピを全て網羅して把握することは大変だが、慣れてくれば資源アイテムを見るだけで「何を生み出せるか」分かるようになるはずだ。
黙示録な世界観とオンラインPvPが共存するスリル満点の新作サバイバルゲームで、ハードコアなプレイ内容を求めている人であればバッチリハマるはず。目下の問題はゲームが不完全な状態でプレイの安定性を欠くことだが、時間の経過で洗練されていけば多くのプレイヤーで賑わう作品になるチャンスがあるだろう。
【おすすめポイント】 怒涛のサバイバル要素が展開!
困難にも負けずに開発中のタイトル
前述の通り『Xio: Survival』は「Unreal Engine」を用いて開発されているが、UEの生みの親であるEpic Gamesは、同ツールを用いて開発を行うデベロッパーに開発基金を提供するプログラム「Epic MegaGrants」を展開している。本作はその開発基金支援プログラムに申し込んだ経緯を持つ作品だ。
しかしながら結果は不採用で、開発元のDirty Bird Gamesは自分たちで開発資金を調達しながらゲームを制作する方針へと切り替える。そしてSteamでの配信以前にも本作を発表していたが、前述の通り未完成かつ未熟な部分も多く、一度プレイしたユーザーから多くの非難を浴びる「集中砲火」を食らってしまう。
▲まだまだ荒削りだが開発者の完成を目指す意志は固い。興味が湧いたら今後の動向を見守っていこう。
普通ならこの辺りで心がボッキリと折れそうなものだが、Dirty Bird GamesはEpic Gamesからの不採用通知や各ユーザーの低評価コメントを本作の予告編に登場させ、YouTubeで公開した。「何を言われても諦めない」という強い姿勢を打ち出している芯の強いデベロッパーで、強心臓ぶりが非常に心強い。
誰でも最初は初心者であり、最初からプレイヤーの心に響くゲームタイトルを生み出せる開発者はほぼ存在しない。現在早期アクセス版として配信中の『Xio: Survival』は、自分たちの好きなことを具現化していくインディーゲームデベロッパー魂で根気よく開発が続けられている要注目の新作ゲームタイトルだ。
【おすすめポイント】 開発進捗が楽しみな新作!
Xio: Survivalスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 30GB | 30GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須SSD推奨 |
(C) Dirty Bird Games.
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