2022/5/17からSteamで正式配信されているDark Slopeの無料PCゲーム。仮想現実世界に再現されたSF空間を舞台に「障害物競走」の世界を体験できるVR専用アクションスポーツゲームタイトル。
身体を動かしながら起伏に富んだコースを駆け抜けて「1位」の座を狙っていくスポーティーなプレイ体験、オンラインで出会ったプレイヤーと一緒に仮想現実世界でのレースを楽しめるマルチプレイシステム、自由にコースをエディットできる機能が大きな魅力で、今後発展しそうなVRスポーツゲームを求める人におすすめ!
VR世界で障害物競走!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信中の『Ultimate Obstacle Course - Prologue』は、VR世界で「障害物競走」を体験できるおすすめの新作。自分の身体を動かしながら様々なコースにチャレンジしていく要素が特徴で、仮想現実世界で競技要素を楽しめる必見のVR専用アクションスポーツゲームだ。
プレイできるVRヘッドセットは「Oculus Rift」のみ。選択肢が狭い点が非常に残念だが、本作は今後登場する予定のプロジェクトから技術的な要素を抜粋した「デモ版」に相当する作品のため、システム要件は変更される可能性がある。ただし現状では「Oculus Rift」一択になる、という点だけは押さえておこう。
▲仮想現実世界に広がるコースで「障害物競走」の世界を体験できる新作VR専用ゲームタイトル。
ゲームで重要になってくる「スプリント動作」は「Oculus Rift」の両コントローラーで行う。実際に走るときと一緒で、両腕で構えたコントローラーを交互に振りながらダッシュ操作を行うため、レースでトップを目指すとかなりの体力を消耗する。インドアゲームでありながら体力勝負な面も持つ新作だ。
なお、これら一連の動作についてはゲーム開始当初にアクセスできる「チュートリアルセクション」で丁寧に解説してもらえるので、初心者プレイヤーも安心。コースを完走するのに必要なダッシュ・ジャンプ・ダブルジャンプ・登り操作を着実にマスターしながら、本番のゲームモードに挑むと良いだろう。
現時点での作品にはソロプレイモードとオンラインマルチプレイモードが実装されており、マルチプレイで遊ぶ場合には自分でルームを作ってホストになるか、既存のルームに参加する方法でプレイを楽しめるようになっている。親しいフレンドユーザーと一緒になって競争すれば頑張り甲斐もあり、テンションも上がるぞ。
カナダのゲームスタジオが送る新作VRゲーム
本作を開発しているのは、カナダのオンタリオ州トロントに本拠を構えるVRコンテンツ専用のゲームスタジオ「Dark Slope」。「世界最先端の没入型VRコンテンツを作成すること」を掲げて活動している企業で、メタバース構想を含むプロジェクトも視野に入れている。今後の成長に期待の企業だ。
▲今後展開していくプロジェクトの「技術デモ」に近い新作タイトル。それ故に無料で配信されている。
プレイは完全無料。作品は完成バージョンではなく、あくまで今後展開していくプロジェクトを「チラ見せ」している状態なので、課金要素なども存在しない。「早期アクセス版」として配信しなかったのは別に本格的な作品を用意しているから、とも考えられるが、ともあれ無料で遊べるのは良いことだ。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。操作に関するチュートリアル部分がテキストで表示される関係上、プレイを円滑に進めるためには基礎的な英語読解力が要求される。なお、プレイスタイルは立位と着席の両方に対応しているぞ。
VRヘッドセット内部に再現されたSF空間を舞台に「障害物競走」の世界を体験できるVR専用アクションスポーツゲーム『Ultimate Obstacle Course - Prologue』は、現在Steamで無料配信中。「Oculus Rift」ユーザーには見逃せない新作タイトルだ。今すぐストアにアクセスして情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 体力自慢な人は今すぐプレイ!
みんなで一緒に競争しよう!
『Ultimate Obstacle Course - Prologue』のゲームシステムは至ってシンプル。本作ではトップタイムでゴールに到着したプレイヤーが勝者となり、それ以外の成長要素やクエストなどのゲームシステムは一切搭載されていない。コントローラーを巧みに操作しながら身体を動かし、トップでゴールを目指そう。
プレイヤーたちが操作するアバターは、両足が表示されない「上半身だけの存在」として描かれる。障害物レース以外の要素はないと述べたが、一応本作にはパーツ単位でアバターの外見を変更できるシステムがあるので、マルチプレイ時に個性も主張できて楽しい。自分好みのアバターでプレイを楽しもう。
▲手と頭を動かしてお互いにコミュニケーションを取り合うことも可能。仮想空間らしい交流要素だ。
作品に登場するコースはかなりトリッキーな作りになっており、単純に直線を走り抜ける以上の興奮を体験できる点がポイント。壁に登っていく場面で操作をミスすると相手に追い抜かれてしまうこともあり、ハラハラドキドキのレース展開を堪能できる。焦らずに各アクションをしっかりとこなそう。
なお、ゲームは上空から眺める俯瞰の視点でコースにパーツをレイアウトできるカスタマイズシステムも実装。自作のコースをアップロードしてみんなとシェアしたり、他者が作成したコースにチャレンジしたりできるので、プレイ人口が増えるほど遊びの可能性が広がっていく。コミュニティーの発展にも注目だ。
バトル要素が存在しないアクションゲームをプレイすることが好きな人にはおすすめできる新作で、年代を問わずチャレンジできるので利便性も高い。家族みんなで遊ぶのもアリで、友人を招いてパーティーゲーム風に盛り上がるのも面白いだろう。マルチプレイでの競争が最高に面白い新作VRゲームタイトルだ。
【おすすめポイント】 障害レースで盛り上がれ!
今後のビジョンに注目のVRゲーム
今後配信が予定されているタイトルの「プロローグ」として先行配信された新作VRゲーム『Ultimate Obstacle Course - Prologue』は、これからの展開が楽しみなタイトル。開発者はコースエディット機能を軸としたコミュニティーの発展を目指しており、そこにどれだけの人数が集まるかに期待がかかる。
最終的にはVR専用の「eスポーツゲーム」タイトルとして完成品を配信したい旨も表明されており、実現すれば競争力のあるタイトルへと変貌を遂げていくことになるだろう。競技として成立させるためにはシビアなセッティングも必要になるだろうが、VRゲームを専門に扱っているスタジオなので実現の可能性は高い。
▲世界中のユーザーを取り入れてeスポーツ大会が開催できれば、作品の知名度はさらに上がるはずだ。
VRヘッドセット内部に再現されたSF空間を舞台に「障害物競走」の世界を体験できるVR専用アクションスポーツゲーム『Ultimate Obstacle Course - Prologue』は、現在Steamで無料配信中。将来性のあるVRタイトルをプレイしたい人にもおすすめの作品だ。今すぐストアで情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 正式バージョンに期待の新作!
Ultimate Obstacle Courseスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 30GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
(C) Dark Slope.
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