2020/9/2からSteamで正式配信されているFutureVisionsGamesの購入型PCゲーム。AIが放棄して文明が死滅した2063年の近未来を舞台に戦いで生存を続けていくアクションTPSタイトル。
全てが廃墟と化したポストアポカリプスな世界観、クラフトで拠点を建造しながら探索を進めていくサバイバルプレイ要素、オンラインマルチプレイで実現する他プレイヤーとのPvPバトル、ほぼワンコイン価格でゲットできるお手軽な値段設定が魅力で、黙示録世界で生存を目指すゲームが好きな人におすすめ!
終末世界を生き抜け!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で正式配信されている『War of the Barrenlands』は、AI(人工知能)が放棄して人類に反旗を翻したポストアポカリプスな世界を舞台に、生存のための戦いを繰り広げていくおすすめのタイトル。キャラを背後から見るサードパーソンビューでプレイが進行するTPS作品だ。
文明が死滅してしまった2063年の世界には廃墟だけが立ち並び、人類の大半は死滅している状況。プレイヤーは絶滅を回避して生き残った「最後の人類」の1人としてゲーム世界へ降り立ち、ゴーストタウンを探索しながら生存に必要な物資やアイテムを探していくサバイバルプレイに挑むことになるぞ。
▲リアルなグラフィックで再現された近未来の黙示録世界。人類の文明は完全に途絶している。
オンラインPvPを標榜している本作では、同じゲームをプレイしているユーザー同士のバトルも勃発し、僅かな資源を巡る「争奪戦」も体験できる。PK上等な世界観が際立つタイトルで、スリリングなバトルを求めている人にもおすすめ。過酷な状況下で自分なりの流儀を持ちながら逞しく生き延びていこう。
ゲームには資源アイテムを駆使しながら建造物を生み出せるクラフトシステムも存在。安心して探索を継続できる「拠点」を構築しながらプレイを進めていくことも出来るため、サバイバルシミュレーション要素が非常に強い。これまでに幾多のサバイバルゲームをプレイしてきた人であればスムーズに遊べるはずだ。
ほぼワンコイン価格でゲットできるお手軽なタイトル
作品を開発・運営しているのは、2017年にSci-Fiアクションゲーム『Empire of the Fallen Steel』でSteamデビューを果たした新鋭スタジオ「FutureVisionsGames」。サンドボックス作品の製作を得意としており、本作は彼らにとって2作目に当たるタイトルになる。興味が湧いた人はデビュー作もチェックしよう。
Steamでの販売価格は520円と非常に安価。ほぼワンコイン価格でゲットできるお手軽な値段設定が光るタイトルで、フレンドにプレゼントして一緒に遊ぶ作品としても最適。オンラインPvP専用ゲームなので、ソロで遊んでいてもバトルが発生しない点には注意しておこう。親しい友人と一緒に遊べば安心だ。
▲ゲーム内で閲覧できるインベントリ画面。資材とアイテムを集めながら装備を固めて生存を目指す。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声環境は非搭載。クラフトメニューを読みながらプレイを円滑に進めていくためには、一般的な英語読解力が要求される。なお、現時点でも多少のバグが残っているため、これらを許容できる人であれば値段分は楽しめるはずだ。
PC環境への要求スペックは中程度。最低動作環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 760」で、推奨環境では「GTX 1060」もしくは「RX 580」となるので、ミドルスペック帯のPCを所有していれば最高設定でも問題んなくプレイできるはず。インストールサイズは約5GBと極小だ。
AIが放棄して文明が死滅した2063年の近未来を舞台に戦いで生存を見出していくアクションTPS『War of the Barrenlands』は、現在Steamで正式配信中。インディーゲームデベロッパーの作品で遊ぶことが好きな人にはおすすめできるタイトルとなっているので、まずはストアをチェックしよう。
【おすすめポイント】 過酷な世界で戦うサバイバルゲーム!
クラフトで拠点を築け!
他プレイヤーとのPvPをメインコンテンツに据えている『War of the Barrenlands』で大切なのは、プレイヤーの安全を守ってくれる「拠点」の構築要素。本作に搭載されている建造物クラフトシステムを活用し、ここだと思うエリアに小屋を建ててみよう。フレンドと一緒に住んでみるのも一興だ。
透過表示されるパーツを組み合わせながら、様々なスタイルの建造物を生み出せるシステムはサバイバルゲームでは一般的なので、これらのシステムに触れたことがある人であればスムーズに建設を進められるはず。必要とされる材料をかき集めるまでが大変だが、素材が多い方が多彩なバリエーションを生み出せる。
▲建設できる箇所では緑色に表示され、無理な場合には赤く表示されるので視覚的に把握できて便利。
本作の世界観は『Fallout4』や『Fallout76』に近く、終末世界を生存していく要素やクラフトシステムの構造も似ている。これらの作品が好きな人にはハマるインディーゲームタイトルで、飢えと乾きのステータス値を維持しながらクラフトを推し進めていくために探索に出かけるプレイも大いに捗るはずだ。
作品にはPvP禁止エリアが存在しないため、作業中に襲われることがある点には注意が必要。常に武装を固めて突然の襲撃に備えよう。スカベンジャーのような暮らしをしていくことがメイン要素になるアクションTPS作品だが、こういった世界観が好きな人であれば長時間夢中になって遊べること請け合いだぞ。
【おすすめポイント】 便利なクラフトシステムを搭載!
アップデートが望まれるタイトル
終末世界で逞しく生存を目指していくアクションTPS『War of the Barrenlands』は、ゲームのさらなるアップデートが待たれるタイトル。2020年の正式配信以降アップデートが実行されておらず、またスタジオの公式Facebookも2020年以降更新されていない。今後の展開にやや不安を覚える作品だ。
以前別記事でも言及したが、世界的なパンデミックと重なる時期にリリースされたインディーゲームの多くが「そのまま」の状態になっていることが多く、生活環境が一変してしまったことが世界のデベロッパーにも大きな衝撃を与えていることが推測できる。特にオンラインゲームにとってこの点は致命的だ。
▲作品にはまだ成長の余地があるので、フィードバックを参照にしてさらに世界を膨らませてほしい。
Steamストアに放棄されてしまった作品は、そのままひっそりと消えていく(誰もアクセスしなくなる)事が多いが、中には作品を継続する意思があるため「あえて残している」デベロッパーがいるのも事実。本作の場合は後者に当てはまることを期待したいが、現状のまま長期間アップデートがない場合には人気面に響く。
AIが蜂起した世界を描く作品としてロボット型の敵や友好的なNPCから受諾できるミッションを追加してはどうか、という一部ユーザーからの要望もあり、現段階でも決して需要が無いわけではない。開発者に作品存続の意思と労力があれば、これらの声に耳を傾けつつ、みんなが楽しめる作品へと導いてもらいたい。
【おすすめポイント】 今後の進捗に期待のタイトル!
War of the Barrenlandsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 660 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) FutureVisionsGames.
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