2022/2/23からSteamで早期アクセス版が配信されているWompa Labsの購入型PCゲーム。超常現象の調査員として建造物に乗り込み、数々の現象を体験しながら真相に迫るホラーシミュレーション。
リアルで精緻な3Dグラフィックで再現された不気味な建造物、物が飛び交う怪奇現象が発生するドキドキのプレイ要素、自動生成され同じ展開が存在しない独特なストーリーシステム、一人称視点で体験する恐怖の展開が魅力で、じわじわと恐怖が迫ってくるホラーシミュレーションゲームを求めている人におすすめ!
超常現象を調査しよう!
現在PCゲームのポータルサイト「Steam」で早期アクセス版が配信されている『Friki』は、超常現象が発生するという建造物内部に乗り込む「調査員」としてプレイできるおすすめの新作。屋敷内で発生する数々の不可解な現象に対峙し、幽霊に何が起こったのかを暴いていくホラーシミュレーションゲームタイトルだ。
超常現象が発生するに至った「原因」を探ることに焦点を当てている本作では、一般的なホラーゲームにありがちな暴力的なバトルシーンは存在せず、手紙などの「証拠」を集めて幽霊の過去を読み解いていくことがクリアに繋がっていく。佇まいは静かだが、徐々に恐怖心が湧いてくるスタイルが特徴の新作だぞ。
▲プレイヤーは超常現象の調査員として問題が発生している屋敷内部に乗り込んでいくことになる。
本作は自動手続き型のストーリー要素を実装しており、同じ幽霊が登場するステージでも毎回読み解く要素が変化。リプレイ性にも優れた作品で、毎回緊張感を切らさずにプレイを継続できるのでお得感もある。幽霊がポルターガイスト現象を引き起こす原因は何だったのかを慎重に探りつつ、真相の究明と解決を目指そう。
ゲームは協力プレイ向けに設計され、親しいフレンドユーザーを誘ってプレイするのにもうってつけなタイトルとなっている。プレイヤーがゲーム内で発する音声を認識する機能も搭載されているので、みんなと一緒にドキドキの探索要素を体験しながらホラー世界の滞在を楽しめるはずだ。マルチで遊べる新作だぞ。
新鋭のインディーゲームデベロッパーが送る新作
作品を開発しているのは、本作が初のSteam掲載作品となる期待の新人「Wompa Labs」。少数精鋭型のメンバーで構成されているスタジオで、現在は2023年の第4四半期に予定されている正式バージョンの配信に向けて目下開発を継続中。各種SNSも展開しているので、興味が湧いた人は一度チェックしてみよう。
Steamでの販売価格は1010円。現時点では6名のプレイアブルキャラクターが実装され、5種類の異なるゴーストキャラを搭載。自動生成型のストーリー展開要素と超常現象イベントを備えており、一通りのプレイは可能となっている。前述の音声を利用したイベントなども実装されているので、恐怖体験を味わえるぞ。
▲丹念に作り込まれた調度品や室内のディティール要素が秀逸。迫力満点の一人称視点でプレイを楽しめる。
なお、現状ではマッチング時に不具合が発生する場合があり、AIの挙動にラグがあるなど、プレイ体験を損ねる可能性があるため、万全な状態でプレイしたい人は、ゲームの開発とアップデートがある程度まで進むのを待つか、正式版のリリース後に購入した方が吉。ただしフィードバックを送りたい場合にはこの限りではない。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェース及び字幕・音声は非搭載。ゲームの流れを左右する重要なアイテム「手紙」などのテキストを読み取りながらプレイを進めていく関係上、スムーズにクリアを目指すためには一定以上の英語読解力が要求される点には十分に注意しておこう。
最低動作環境で提示されているグラフィックボードは「GTX 970」もしくは「AMD Radeon R9 290」で、臨場感満点の世界を楽しむためにはミドルスペック帯のPC環境が必須。超常現象の調査員として建造物に乗り込み、数々の現象を体験しながら真相に迫るホラーSLG『Friki』は、早期アクセス版として配信中だ。
【おすすめポイント】 不気味な現象を解明せよ!
心理的な恐怖が迫るプレイ体験!
不可解な超常現象の数々が発生する『Friki』の特徴は、ボディーブローのようにじわじわと効いてくる心理的な圧迫感。急に物が動くなどといった現象に始まり、ヘッドフォンやイヤホンでプレイしているユーザーを恐怖に陥れる音声の発生など、ホラーゲームに求められるものを詰め込んだゲームシステムが恐怖へと誘うぞ。
本作ではプレイヤーが行った行動とそれに対する幽霊の反応を「調査メモ」で確認できる。作品では特定のオブジェクトを掴む動作を行うことが可能で、それが幽霊にとって意味のある物である場合には反応が返ってくる。トライアンドエラーで屋敷内部を調査しながら幽霊の過去と素性に迫っていこう。
▲これまでに展開した主な出来事は「調査メモ」で確認可能。ここで自動生成ストーリーが進行していく。
作品には武器を用いたバトル要素はなく、あくまで調査に重きをおいているので、そこにリアリティーが生まれて面白い。ド派手なアクションシーンが展開していくホラーゲームも楽しいが、地道な調査と洞察力で真相に迫っていく心理要素満点の本作もまた面白い。テキストをよく読んで考察を重ねていこう。
▲キッチンで物が飛び交う光景。海外映画やドラマでよく見られるシーンが本作でも展開していくぞ。
ゲームはオンラインマルチプレイをサポートしているので、プレイヤー同士で手分けして屋敷内部を調査し、怪しい部分を発見したらチャットで共有するなどの協力プレイ要素が大いに捗る。ゲームの基本は探索と証拠収集なので、みんなでじっくりと探索活動を行うことで見落としも防げる。CO-OPが楽しい新作だ。
真相に迫っていくと超常現象の度合いも加速し、出入り口が消えるなどのミステリアスな現象も発生。徐々にギアを上げてプレイヤーを恐怖の世界へと突き落としていく構図が最高で、そこに強弱をつけた作品の魅力が遺憾なく発揮されている。深層心理に働きかけるホラーゲームを求めている人にはおすすめだぞ。
【おすすめポイント】 ドキドキの調査に乗り出そう!
今後の展開が楽しみな新作
2023年の第4四半期に正式配信を予定している新作ホラーシミュレーションゲーム『Friki』は、さらなる開発進捗とアップデートが待ち遠しい期待のインディーゲームタイトル。世界観とゲームシステムには光るものがあるので、今後の課題はそれらが意図したとおりに機能するバグ取りとシステムの洗練だろう。
正式版の目標はさらなるマップとキャラの追加だが、開発元はそこにプレイヤーからの意見も盛り込みたい旨を表明しているので、プレイして思う所があればどんどんコンタクトして発言してみよう。ユーザーの意見とアイデアがインディーゲームを大化けさせた事例は多く、本作にもその要素が不可欠だ。
▲ゲームプレイをさらに面白くするためには何が必要なのか。作品には様々なユーザーの意見が必要だ。
超常現象の調査員として建造物に乗り込み、数々の現象を体験しながら真相に迫るホラーシミュレーションタイトル『Friki』は、現在「早期アクセス版」としてSteamで好評配信中。徐々に盛り上がる恐怖体験を味わってみたい人は、今すぐストアにアクセスしてゲームの詳細な情報をチェックしよう!
【おすすめポイント】 開発進捗が楽しみな新作ホラーSLG!
Frikiスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4590 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 | NVIDIA GeForce GTX 1080 / AMD Radeon RX Vega 64 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
(C) Wompa Labs.
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