2021/7/19からSTEAMで早期アクセス版が配信されているStdelkrill Studioの購入型PCゲーム。1917年、第一次世界大戦下の「塹壕」を舞台に、主人公を操作しながら脱出を目指すサバイバルホラーアクション。
没入感満点の一人称視点で展開していくスリル満点のゲームプレイ、プレイヤーの精神に訴えかける恐怖の仕掛けとクリーチャー、手がかりを探しながら慎重に行動していくステルスゲーム風アクションが大きな魅力で、バトル要素のないホラーアクションゲームでドキドキすることが好きな人におすすめのタイトル!
第一次世界大戦下の悪夢が始まる!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で早期アクセス版が配信中の新作ゲーム『Trenches - World War 1 Horror Survival Game』は、第一次世界大戦下の1917年を舞台に、人の気配が消え去った塹壕からの脱出を目指すおすすめのホラーアクションゲーム。異色の舞台設定が秀逸な恐怖感満載の作品だ。
本作の主人公はジェームズ・R・ジョンソン。プレイヤーは家族の元へと帰ろうとする彼の視点で不気味な塹壕内部を彷徨い、死の世界へと取り込もうとする数々のクリーチャーに見つからないように行動しながら脱出を目指すことになる。最新ゲームらしい高精細なグラフィックで再現された塹壕の雰囲気が秀逸な新作だぞ。
▲ミリタリー系アクションFPS作品でおなじみの「塹壕」がゲームの舞台。迷路状の作りになっている。
精神的な恐怖とストレスに重点を置いたゲーム設計が光る新作で、行動中に物音を立てないように移動するなど、ステルスゲーム的な側面も持っている。また主人公の精神状態によって画面描写が変化し、さらに一度通った場所も2回目で変化するなど、ミステリアスな謎解き要素も満載。没入型のプレイを体験できるようになっている。
第一次世界大戦をフィーチャーした作品だが、敵クリーチャーとのバトル要素は一切発生せず、「見つかって捕まったら終わり」という恐怖のかくれんぼ要素が魅力。道中でクリアに必須となる手がかりを集めながら「正気を保つ」プレイが展開し、ひと時も油断できない状態が続いていく。心理系ホラーゲームが好きな人におすすめだ。
アメリカのインディー系デベロッパーが送る新作
ゲームを開発しているのは、アメリカに本拠を構えるインディー系ゲームデベロッパー「Stdelkrill Studio」。2012年に別スタジオ名義で初の商業向けゲームをリリースした個人ベースの小規模なゲームスタジオで、途中の休止期間を経て2020年から作品製作を再開。本作は彼らにとって最新のゲーム作品となる。
『メタルギア』シリーズや『DEATH STRANDING』で知られるゲームクリエイター小島秀夫氏が2014年に発表した幻の一人称視点型ホラーゲーム作品『P.T.』に共通する圧迫感的な心理描写と演出手法を持つ作品で、未だに語り草となっている『P.T.』の世界を擬似体験したい人にも向いていると言える。静かな恐怖が特徴だ。
▲手がかりを集めて家族の元へ帰ろうとする主人公。正気と狂気の狭間で揺れ動きながら塹壕を進んでいく。
STEAMでの販売価格は1010円。現時点でも一通りのプレイが可能になっているが、「早期アクセス版」の段階にある作品なので、プレイ中にバグや予期せぬ不具合に遭遇する可能性がある。万全な状態でプレイしたい人は、さらに開発が進むのを待つか、正式バージョンがリリースされるまで待った方が良いだろう。
インターフェースは英語一択となり、残念ながら日本語インターフェースや字幕・音声は非搭載。手がかりが示すヒントを読み解きながらプレイを進めていくためには一般的な英語読解力が要求されるため、英語が苦手な人にはやや敷居が高い。以上の条件を飲める人であれば、不気味なホラーサバイバル要素を満喫できるはずだ。
ストアページで警告されているように、本作にはショッキングな演出やグロテスクなシーンが含まれているので、心臓が弱い人や突然の音響にビックリしてしまう人は注意が必要。静かな狂気と背筋が凍るステルスプレイが展開していく異色のサバイバルホラーアクションゲーム『Trenches』は、現在STEAMで好評配信中だ。
【おすすめポイント】 決死の脱出ゲームを体験しよう!
感覚を研ぎ澄ませる恐怖体験!
手がかりを集めながら脱出を目指していく『Trenches - World War 1 Horror Survival Game』では、捕まると即死となってしまう不気味なクリーチャーから逃れるために「音」を最大限に活用するプレイが展開。進むべき方向が分からなくなった際に利用できる「笛」が登場するが、これは「諸刃の剣」的な存在だ。
複雑に入り組んでいる塹壕は迷路。素早く進むと足元の木が軋んで「音」を感知する敵クリーチャーに近づかれてしまうため、慎重に行動しなければならない。また曲がり角で突然襲われることもあるため、常に神経を張り巡らせながら進んでいこう。細心の注意を払いながらステルス行動を行なっていくスリル満点のプレイが展開するぞ。
▲闇雲に歩き回ってもクリアすることはできない。手がかりを集めて新たな道を切り拓いていこう。
前述の「笛」は、クリアに必要な「手がかり」アイテムがそばにある場合に効果を発揮する。ただし笛の音は敵クリーチャーを近づけることにも繋がるので、むやみに吹いてしまうと主人公のジェームズにピンチが迫る。どうしても詰みそうだと感じた場合にのみ「笛」を使って手がかりを見つけることを心がけると良いだろう。
クリーチャーに接近されている場合、ベッドの下や通路の窪みなどの場所へ「隠れる」ことも可能。恐怖のかくれんぼ形式も取り入れている点が作品の特徴で、この要素は『バイオハザード ヴィレッジ』で巨大な赤ん坊から逃げる時と似ている。こちらから攻撃できない仕組みがさらなる恐怖感を増幅させていくぞ。
極限下の謎解き要素も魅力
手がかりアイテムを集めながら新たな展開を模索していくプレイには多分に「謎解き要素」があり、単純な「追いかけっこ」と「かくれんぼ」を超えた恐怖を提供してくれる。プレイが進んでいくと主人公ジェームズの精神状態にも変化が発生し、悪夢と現実の狭間で活動しているような不気味な演出も発生するので焦るぞ。
「音」を重要な要素としてフィーチャーしている本作では、時に敵クリーチャーが「音を模倣する」ことがあり、騙されて近づいていくとピンチに陥る場合がある。何が真実なのか分からないあやふやな世界を探索しながら、ひたすら「脱出」に向けて行動を展開するストレスフルなプレイ展開が秀逸な新作PCゲーム作品だ。
▲一体この場所は現実なのか悪夢なのか。全てが曖昧な世界で主人公ジェームズの探索と脱出劇が展開。
手がかりの置き場所はプレイする度に自動生成されていくため、リプレイ性にも強い。一度通じた方法論が2回目のチャレンジでは通じないこともあるので、毎回スリル満点のプレイが創出される点も作品の魅力だ。集中力と判断力を最大限に発揮しながらプレイを続け、悪夢の塹壕からの脱出を目指して頑張ろう。
ほぼ個人製作で開発されているおすすめのインディーゲーム『Trenches - World War 1 Horror Survival Game』は、現在早期アクセス版としてSTEAMで好評配信中。精神状態を揺さぶる演出の数々と仕掛けが秀逸なホラーゲームファン必見の新作だ。興味が湧いた人は今すぐストアページをチェックしよう!
【おすすめポイント】 身の毛もよだつ新作ホラーアクション!
Trenchesスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 10GB | 10GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
(C) Stdelkrill Studio.
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