2021/4/23から早期アクセス版が配信されているDigital Confectionersの購入型PCゲーム。北極圏を探索する冒険家として生存を目指しながら非対称型対戦を同時展開するアクションSLG。
純粋な乗組員と裏切り者に分かれて協力・対戦プレイ要素を展開していく人狼ゲーム的ゲームシステム、クラフトを駆使して生き延びるサバイバル要素、裏切り者として黒魔術の力で災厄を呼び寄せるオカルト要素満点のプレイが大きな魅力で、非対称型オンラインPvPをプレイすることが好きな人に断然おすすめのタイトル!
恐怖の生存バトルが勃発!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で早期アクセス版が配信されている『Dread Hunger』は、帆船で世界を巡っていた冒険家の時代を舞台に、極限のサバイバル要素と人狼ゲーム要素が同時展開する非対称型対戦アクションSLG。北極圏を探索していく状況の中で、様々な「戦い」が展開する作品だ。
ゲームは最大8名の同時プレイをサポート。マッチングしたプレイヤーは「正常な乗組員」6名と「裏切り者」2名に振り分けられる。その後はそれぞれのロール(役割)を演じながらプレイを続行するが、「裏切り者」に指名された場合、他の乗組員を徐々に抹殺していく猟奇的かつスリリングなプレイが展開する点が特徴だ。
裏切り者となったプレイヤーは正常を装いつつ、適度に他プレイヤーたちと協力しながら生存プレイを続け、スキを見て「殺害プレイ」を実行していく。ボイスチャットで会話を繰り広げながら「演技」をして、バレないように多彩な方法で正常な乗組員たちを毒牙にかけていくシステムが秀逸な新作アクションSLGだ。
▲乗組員の中に「裏切り者」がいるという人狼ゲーム的シチュエーションを体験できる新作。
北極圏でのサバイバル要素も作品の特徴で、厳しい自然環境を生き抜くためにクラフト要素にアクセスしながら便利なアイテムを生み出していくプレイを継続しなくてはならない。「飢え」や「体温」の概念があるステータス値に注意しながら行動し、指定されたミッションを完遂して「生存」または「殺害」を達成しよう。
容赦ない暴力描写も登場
裏切り者プレイヤーの特殊能力として「黒魔術」が取り入れられている点が作品の特徴で、ショッキングな「人喰い人種」を召喚できるなど、アブノーマルな殺害方法を活用することが可能。人体損壊の容赦ないゴア描写が出る作品なので、ゴア表現に耐性が無い人はプレイを控えた方が良いだろう。凄まじい描写が出る新作だ。
▲黒魔術に端を発する過激な人体損壊描写も登場。グロテスクな表現スタイルを持った作品だ。
なお、本作は現時点で「早期アクセス版」の段階にあり、プレイ中に予期せぬ不具合に遭遇する可能性がある。万全な状態で遊びたい人は、約半年から8ヶ月後に予定されている正式配信版を待った方が良いだろう。ただし現状でもゲームのコアな部分は全て完成しており、一通りのプレイは体験できるようになっている。
プレイ言語は英語一択で、ゲーム内に表示される指示内容を正確に読み取り、海外のユーザーとボイスチャットで英会話を交わしながら遊ぶシステムを持っているので、スムーズに遊ぶためには一定以上の語学力が要求される点には注意しよう。日本人ユーザー同士で集まって一緒にプレイを行う場合には、この限りではない。
▲極限の状況下で展開する非対称型オンライン対戦プレイを体験できるおすすめの新作PCゲームだ。
STEAMでの販売価格は2570円。正式配信バージョンでは価格が上昇する旨がアナウンスされているため、比較的安価に入手できる今のうちに購入してしまうという手もある。早期アクセス時に購入した作品は正式版になっても追加料金が請求されず、アップデートで正式版と同じゲームシステムになるのでお得だ。
北極圏を舞台に展開する過酷なサバイバル要素、そして誰が裏切り者として行動しているのか分からない不安と恐怖、さらに「黒魔術」を発動しながら正常な乗組員たちを追い込んでいく猟奇的な殺害プレイ要素が展開する『Dread Hunger』は、ホラー要素満点の非対称型アクションSLGを求める人に断然おすすめの新作だ。
【おすすめポイント】 禍々しい生存バトルが始まる!
異なる思惑が展開するサバイバル!
「正常な乗組員」と「裏切り者」に分かれる対戦要素が展開する『Dread Hunger』だが、両者に共通している概念がある。それが極寒の北極圏で生き延びていくための「サバイバル要素」だ。野生生物を狩りながら食料を確保し、焚き火で暖を取ろう。ただし「演じる役割」によって、プレイ要素は徐々に変化を見せるぞ。
「裏切り者」として活動するプレイヤーの目的は、正常な乗組員たちの殺害。数で劣っている「裏切り者」は、序盤から殺害プレイを行うことが事実上困難なので、正常な乗組員になって行動しているプレイヤーたちに「助力するふり」を行う必要がある。最初はおとなしく行動して、なるべく目立たないようにしていこう。
プレイ時間がある程度進行すると、どのような状況下で殺害を企てることも自由になり、多彩な殺害バリエーションが生まれていく。資源探索に同行すると見せかけて一気に襲いかかるもよし、専用アイテム「ダガー」を入手して黒魔術で「人喰い人種」を呼び寄せるもよしと、ホラー系非対称型対戦ゲームらしい展開を味わえるぞ。
▲狂気に目覚める瞬間がたまらない「裏切り者」のプレイ。相手を欺きながら排除していこう。
黒魔術の中には、発動させると一定時間壁をすり抜けられる特殊能力が与えられるものもあり、素早く移動して相手を毒牙にかけるプレイも満喫できる。また、この能力にはオブジェクトを透過して相手の姿を捉える能力もあるので、超人的な活動を行いながら殺害プレイを楽しめる点もポイントだ。持てる能力をフル活用しよう。
一方「正常な乗組員」としてプレイする場合には、生存を目指しながらも相手を警戒するスリリングなプレイが展開する。チャットで気軽に会話していく中からヒントを探り出し、怪しいと思う人物に注意を払っていこう。いざという時に対抗できるように武装していく「用意周到さ」も必要になっていくので、やり甲斐は満点だ。
ボイスチャットで連絡を取り合うことが要求される本作の場合、プレイヤーの「演技力」と「洞察力」に全てがかかっていると言っても過言ではない。あまりに黙ってプレイし続けると無用な疑惑をかけられる恐れもあるので、どちらを演じるにしても積極的に喋っていく姿勢が大切だ。ゲームを成立させるためになり切ろう。
正式配信が待ち遠しい新作アクションSLG!
北極圏を舞台とするゲームだけあって、プレイ中に強烈なブリザードに遭遇するなど、自然環境の過酷さとも対峙することになる『Dread Hunger』は、最近大きなブームとなっている非対称型対戦アクションに新たな一石を投じる新作PCゲーム。ホラーテイスト満点のゲームプレイを体験できるおすすめの作品だぞ。
▲世界観設定とゲームシステムは秀逸。極寒の世界でおぞましい戦いを体験できる新作だ。
正式配信版ではさらに多くの武器類が追加される予定となっており、実現すれば混沌とした非対称型バトルが捗ること請け合い。参加しているプレイヤーのよってゲーム展開が大きく変化するため、何回でもチャレンジして楽しめるおすすめの新作PCゲームだ。興味が湧いた人は今すぐSTEAMストアをチェックしよう!
【おすすめポイント】 極限下でのバトルが最高に面白い新作!
Dread Hungerスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-3770 |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 970 |
VRAM | 2GB | 4GB |
HDD空き容量 | 15GB | 15GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要 |
(C) Digital Confectioners.
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