『Beyond The Wire(ビヨンド ザ ワイヤー)』は2020年10月22日にOffworld Industriesより早期アクセス開始したSteam等で販売中の一人称視点シューティングゲーム。
第一次世界大戦を舞台に、砲撃や機関銃の音をリアルに再現。弾に当たると即死となる緊張感漂うハードコア系FPSで、50人対50人の大規模バトルを楽しもう。
リアルな戦場の雰囲気が出ているゲームが好きな人、第一次世界大戦で使われていた銃を使ったゲームをしたい人におすすめだ。
最大100人のプレイヤーが戦場で命を懸けて戦う新作FPS!
現在、早期アクセス版がリリースされている『Beyond The Wire』は、Redstone Interactiveが開発、「Squad」や「PostScriptum」などの戦争ゲームを得意とするOffworld Industriesが運営する第一次世界大戦を題材とした一人称視点シューティングゲーム(FPS)。
最大100人のプレイヤーが参加して戦う大規模なオンラインマルチプレイゲームで、広大なマップを舞台に最前線で戦う兵士として、実際に使われた銃や近接戦闘を駆使して敵を倒していく。
本作の大きな特徴として、銃弾が1発当たるとダウンしてしまう”ハードコアな難易度”であることだ。どこから撃たれたのか知る由もなく死んでしまう、まさにリアリティを追求したコアなファンに向けた設定となっている。だが操作方法等はとても遊びやすく設計されていて、他FPSやTPS作品に触れたことがあれば直ぐに理解できるであろう。
また第一次世界大戦時の歴史的な武器が数多く登場するが、本作は1発当たればアウトなハードコアな難易度ということもあり、基本的に武器の性能差に大きな違いはないので、好きな銃で思う存分遊ぶことができるぞ。
【おすすめポイント】 弾丸飛び交う厳しい戦場をリアルに再現した新作のPCシューティングゲーム。
美しいグラフィックで表現される戦場の数々
『Beyond The Wire』はゲームエンジン「Unreal Engine 4」を使用して制作したこともあり、キャラクターやフィールドの写実的な表現はもちろん、爆撃による光や煙の微細な部分まで本物さながらの表現がしっかりとされている。
特に本作においては広大なフィールドを的確に表現、戦闘中の爆撃による荒廃した街の情景、塩素ガスや白リン、流血の様子など戦いの最前線に立つ恐怖を正直に表現している。
さらに戦場に鳴り響く様々な音に関しても、しっかりと力を入れている。
同社が手掛ける「Squad」や「PostScriptum」でもプレイヤーから評価の高かった銃撃音のクオリティはそのままに、ぬかるみを走った時の嫌な感触やキャラクターの息遣いなど忠実に再現している。
【おすすめポイント】 競技向けのシューティングゲームとは正反対に位置する、リアル志向のハードコア系FPS!
ハードコアなプレイヤー向けFPS
本作は基本的に戦場の前線エリアで戦う歩兵として戦い、敵を倒しながら複数の拠点を占領していくゲームとなっている。また前述した通り、本作は基本的に一撃で死んでしまう体力設定となっているが、死んだ場合はリスポーン地点をマップから選んで再出撃が可能なので、ストレスを感じずにプレイができる。
また指揮、歩兵、重機関銃、砲兵など様々な兵科が用意されているが、それぞれ人数制限があるので全てのプレイヤーがスナイパーライフルを持つといった違和感のある偏りは生まれず、ゲームバランスの取れた戦いを楽しめる。
他にもゲーム情報を表示するUIは、とてもシンプルな作りになっている。
倒したプレイヤーの情報がわかるキルログや、攻撃命中時のヒット表示といったものは一切存在しない。表示されるのはラウンドタイマー、チーム情報、方位磁針、武器情報などの一部情報だけである。
余計な情報がないからこそ、映像や音声から戦況を把握する能力を試される。
根幹となる2つのゲームモードを紹介
▼フロントライン
このゲームモードは塹壕戦の押し引きを再現したモード。
2つの陣営に別れ、前線にある複数のエリアを占領していくことを目的に、複数のフェーズで敵と交戦し、一定時間経過時に多くのエリアを占領している陣営がフェーズの勝利となり、相手拠点へ近づいた状態で再スタートする。最終的に多くのエリアを占領するか、相手の本部を制圧した陣営が勝者となる。
勝つためには、エリアの支配状況など仲間とコミュニケーションを取って、状況を把握して戦っていこう。
▼アサルト
アサルトは、攻撃側と防御側に分かれて戦闘を開始する。
攻撃側は戦場を駆け抜けて敵陣営に攻撃を仕掛けて中継地点を占拠、ポジションを獲得して相手陣営を出来るだけ後退させていこう。防御陣営は制限時間内に、どれだけポジションをキープ出来るかで勝敗が決まる。
攻撃側はいかに相手の有利なポジションでの守りを崩していくか、戦略性が問われるモードとなっている。
【おすすめポイント】 白熱の最前線での戦いを楽しもう。
近接格闘で相手をねじ伏せろ!
『Beyond The Wire』は弾が一発当たればダウンしてしまうことが特徴的だが、もう一つ他のシューティングゲームには見られない特徴がユニークな”近接格闘”だ。
本作はシューティングゲームということもあり、本来は銃撃をメインとした作品ではあるが、狭いエリアである塹壕戦の戦いでは話が別だ。この塹壕とは、銃撃や砲撃から身を守るために作られた狭い穴や溝のことで、ここにいる敵兵をどのように倒すかが、当時の戦争中の課題でもあった。
本作ではそこに乗り込み、それぞれの兵士が持つ近接武器による格闘で、敵をなぎ倒していくことが可能だ。当然ライフルなどの射撃も可能だが、奇襲攻撃時は近接によるスピーディーな一撃の方が優れている。
近接攻撃は方向キーを入力することで、より自由度の高い攻撃を放つ。逆に相手プレイヤーから近接攻撃を受けそうになった場合、敵の攻撃を受け流す”パリィ”を行える。
これによって、敵の攻撃タイミングに合わせてパリィを狙うか、距離をとってライフルに持ち替えて狙撃するなどの心理的な駆け引きが生まれ、より第一次世界大戦中の緊張感ある前線の戦いを味わえる要因となっている。
他にもしゃがみによる移動やダッシュはもちろん、匍匐ダッシュなどの特殊アクションも用意されており、素早く相手の意表をついて戦いを有利にする手段がいくつも用意されているぞ。
【おすすめポイント】 他シューティングゲームにはない駆け引きのある近接戦闘を体験できる。
仲間と協力して勝利を目指せ!
本作はチームのコンビネーションを重視した作品であり、仲間の兵士といつでもチャットでコミュニケーションを取ることが可能だ。
チャットは3種類用意されていて、全ての味方に対する発信、分隊に対する発信、近くの仲間に向けての発信と使い分けよう。
軍事マニアには堪らない!リアルに再現された武器の数々
本作に登場する武器はいずれも、しっかりとリサーチを行った歴史的な正確さに重点を置いて作られている。
ハードコアなリアル系FPSということもあり、現在のところ武器バランスも非常に取れている。そのため好きな武器を持って戦いに参戦しよう。
第一次世界大戦の空気感をリアルに再現した本格派の新作FPS!
『Beyond The Wire』はこれまで紹介してきたように、第一次世界大戦の状況を出来る限りリアルに再現したグラフィックで楽しめるハードコア系シューティングゲーム。
1発の弾丸で運命が変わるリアル志向な設定だが、ゲームシステム自体は初心者でも遊びやすく設計されている。まだ狙って撃つのが苦手な初心者でも、戦況を読む立ち回りさえマスターすれば、上級者にも一発逆転を狙える遊びやすい難易度となっている。
第一次世界大戦の雰囲気が好きな人、近接格闘による殴り合いを行える泥臭さに魅力を感じる人におすすめだ。
Beyond The Wireスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K / AMD FX-8350 | Intel Core i7-4790K / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリー | 8 GB | 16 GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 770 / AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 1060 / AMD Radeon RX 580 |
VRAM | 2 GB | 4 GB |
HDD空き容量 | 40 GB | 40 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続が必要高フレームレートでのプレイにはSSD推奨 |
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