2020/12/27からSTEAMで正式配信されているGreame Scott氏の購入型PCゲーム。3種類の猛禽類「ワシ」を操作して雄大な世界で鳥になった気分に浸れるバードシミュレーション。
本格的な操作方法でリアルな猛禽類の飛行シーンを再現する独特なゲームシステム、各種VRヘッドセットに対応してリアリティー満点の「空の旅」を楽しめる点が魅力で、鳥になり切って空の滑空や飛行を自由自在に楽しみたい人、一風変わった生物シミュレーションゲームをプレイしてみたい人におすすめ!
ワシになって羽ばたこう!
現在PCゲームのポータルサイト「STEAM」で正式配信中の『Aquila Bird Flight Simulator』は、巨大な猛禽類として知られる「ワシ」になって、イギリスの大空を自由に滑空できるおすすめの新作PCゲーム。長年の早期アクセス期間を抜け出し、ついに正式配信される運びとなったバードフライトシミュレーションだ。
ゲームはVRと非VRの両環境に対応。「HTC Vive」もしくは「Oculus Rift」いずれかのVRヘッドセットを所有している場合、リアリティー満点の空の旅を楽しむことができる。モーションコントーラーを使用して鳥の羽ばたきを真似しながら飛行する操作方法もあるため、運動やエクササイズにも向いている作品だぞ。
作品の舞台は、イギリスのスコットランド北西部、そしてコロンビア州の一部、さらにブリティッシュコロンビア州のグラハム島。衛星写真を元にデザインされた景色はリアルで、昼夜の天候変化要素も登場するため、没入感満点の飛行シーンを堪能できる。リアルな生物シミュレーションに興味がある人にもおすすめだ。
▲巨大な猛禽類「ワシ」になって大空の飛行と滑空を体験できるおすすめの新作PCゲームだ。
本作はあくまで「フライトシミュレーション」であり、敵を攻撃する、クエストを達成するなどのゲーム的要素は存在しない。ワシが飛び回るだけの作品と言われればそれまでだが、これまでに存在しなかった精度でバードシミュレーターを開発し切った手腕と着眼点が素晴らしく、唯一無二のフライトシムと言える。
ただし急降下して川を泳いでいる魚を捕獲したり、季節限定イベントで登場するサンタのソリを追いかけたりといった「遊び心」は用意されており、木のてっぺんに止まって羽を休めることもできるため、プレイヤーの気持ち次第では長く遊べる作品となるはず。何よりも「ワシになり切る」ことができる貴重な作品だ。
成鳥では翼を広げた長さが平均で約2.5メートル、体重が約8キロにも達する猛禽類のワシは、それだけで迫力満点。都市部に住んでいる場合には、まずお目にかかることがない特大サイズの鳥になって広大なフィールドを飛行できるというだけで、ジャンルやゲーム要素を超越した楽しさを堪能できるはずだ。
たった1人で作り上げた労作
本作を生み出したのは、イギリス人のアマチュアプログラマーであるGreame Scott氏。作品の開発は「Unityエンジン」と「OculusRift」を用いて進められ、独自のフライトエンジンを構築しながら形を成していった。2016年には初期バージョンが公開されているが、準備期間を含めた開発期間はそれよりも長い。
元々は「Oculus Rift」に最適化されて開発されていたという経緯もあり、現在作品は「Oculus」のストアと「STEAM」ストアの2サイトで配信されている。なお、本作には他のプレイヤーと一緒に飛び回れるマルチプレイモードがあるが、クロスプラットフォームプレイに対応しているので、幅広いユーザーと交流できるぞ。
▲マルチプレイにも対応。他のプレイヤーを見ながら優雅な飛行時間を楽しむこともできる。
STEAMでの販売価格は520円と安価。ワンコインで入手できる利便性が素晴らしく、売り上げの一部は猛禽類を保護するプロジェクトへの支援としてGreame Scott氏が寄付しているので、ゲームを購入することがワシたちを救うことにも繋がる一石二鳥な新作PCゲーム。猛禽類をこよなく愛する人が生み出した作品だ。
ちなみにSTEAMでは完全無料で遊べる「デモ版」も配信されており、13平方キロメートルの大きさで再現されたスコットランド北西部のマップを自由に飛行することができる。気になる人はまずデモ版をダウンロードし、プレイが気に入ったらその後製品版を改めて購入するという遊び方もできるぞ。
猛禽類への深い愛情から生まれた前代未聞のバードフライトシミュレーター『Aquila Bird Flight Simulator』は、現在好評配信中。たった1人のアマチュアプログラマーが精魂込めて作り上げたワシの世界を体験したい人は、今すぐSTEAMのストアページにアクセスしてゲームをダウンロードし、プレイを始めよう!
【おすすめポイント】 ワシになれる新作PCゲーム!
リアルなフライトシム要素が展開!
『Aquila Bird Flight Simulator』の魅力は、アーケードライクなゲーム作品とは異なる本格的なフライトシム要素。独自のフライトエンジンでリアルなワシの飛行を再現している本作では、優雅かつ自由な飛行を楽しむために「慣れ」が必要となる。オフィシャルでチュートリアル動画も出ているので、しっかりと学んでおこう。
作品に登場するワシは「ハクトウワシ」「イヌワシ」「オウギワシ」の3種類。見た目以外には操作に関して変化はないので、好きな外見のワシを選択して大空高く飛び上ろう。飛行機ともヘリコプターとも異なる「猛禽類」固有のスピードと滞空時間、滑空速度をリアリティー満点に体験できるようになっているぞ。
▲インターフェースの表示は必要に応じて調整が可能。独特な操作方法を体得して自由に飛び回ろう。
VR環境でプレイする場合には、前述の通りモーションコントローラーを用いることになるが、実はVR版と非VR版の両方でXbox360もしくはXbox Oneのコントローラーを利用できる。汎用コントローラーでの操作は現在サポート外なので、非VR環境でコントローラーを使用する場合には注意しておこう。
モーションコントローラーを利用してVR環境で操作する場合、コントローラーを持った両手を羽ばたかせる動作を行うことでワシが同じように羽を動かしてくれる。まさに「空を飛んでいる」環境がVRゴーグル内に展開していくので、VR環境での没入感は非常に高い。ただしそれなりに体力を消耗するので気を付けよう。
地表に降りて歩くこともできるワシの挙動はかなりリアル。猛禽類特有の動作や仕草を完璧に再現したグラフィックとモーションが素晴らしく、一度プレイすればそのリアリティーに感動すること請け合い。ワシのシミュレーションゲームを望んでいた、という人は少ないだろうが、関心が無い人の好奇心も掻き立ててくれる作品だ。
▲猛禽類になって自由なフライトを堪能できる素晴らしきシミュレーションゲーム。
作品には現在進行形でメスが入れられており、今後は天候変化要素や縄張りを防衛する生存シミュレーション要素などが実装されていく予定。近寄るとアラが見えてしまう航空写真由来のマップに関しても、地形の強化が行われる予定となっているため、時間を経るごとに洗練された作品へと進化していきそうだ。
猛禽類の気分をVRと非VR環境でたっぷりと体験できるオンリーワンなフライトシミュレーションゲーム『Aquila Bird Flight Simulator』は、STEAMで好評配信中。華麗に滑空を決めながら空の王者の気分を味わいたい人は、今すぐストアにアクセスしてプレイをスタートさせよう!
【おすすめポイント】 面白さ満点のフライトシム!
Aquila Bird Flight Simulatorスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows10(64bit) | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | Version 11 | Version 12 |
備考 | インターネット接続が必要SSD推奨 |
(C9 Greame Scott.
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