世界売り上げ300万本突破!2017年11月7日リリース、「シブサワ・コウ」が送るダーク戦国アクションゲーム。戦国時代末期を舞台に、ダークな世界観と金髪碧眼の侍「ウィリアム」を中心に繰り広げる深遠なストーリー。「戦国死にゲー」と呼ばれるほどの高難易度はあの「ダークソウル」を彷彿させる。緊迫した戦闘と勝利した時の達成感はやみつき必至。
武器、守護霊、陰陽術の組み合わせによるビルドと敵が落とした装備品のランダムオプションも多種多様、ハクスラゲームとしての完成度も高い。アクション好き、ハクスラ好きに絶対おすすめの名作。
史実をベースにした深遠なダーク戦国ストーリー
戦国時代末期、ロンドン塔に監禁されていた主人公「ウィリアム」は謎の錬金術師「ケリー」を追い、イギリスから日本へ渡来。しかし「ジパング」とも呼ばれたかの国は、強大な力を秘める霊石「アムリタ」の争いに巻き込まれ、長き戦いにより死と怪異が溢れていた。
史実にも存在していたイギリスの航海士「ウィリアム・アダムス」、彼はいかにして徳川家康に付き、後の「三浦按針」となったのか。錬金術師「ケリー」が日本に渡る目的は何か。関ヶ原の戦いの裏に隠された闇の戦いが今、始まろうとしていた...。
旅路で関わり合う個性豊かな登場人物
前述の通り本作のストーリーは戦国時代の史実をベースにしている、当然ながら登場人物もおなじみの戦国武将が多い。ハイクオリティなグラフィックで描かれる個性豊かな登場人物たちは、それぞれの思いを抱いて天下分け目の戦に身を投じる。
ウィリアム(CV:ベン・ピール)
本作の主人公。徳川家康に仕えたイギリスの航海士「三浦按針」(ウィリアム・アダムス)がモデル。
幼少時に命を落とし、守護霊「シアーシャ」の力により甦る以来、霊的な存在を認識できるようになった。しかしある事件で謎の錬金術師「ケリー」に守護霊を奪われ、ケリーを追うため長き航海の末、日本にたどり着く。
服部半蔵(CV:森川 智之)
徳川家康配下の忍者。流暢な英語を話し、日本に不慣れなウィリアムの旅を手引きする。しかしウィリアムに協力するのはなにやら理由があるようだが...。
守護霊に「猫又」を持つが、服部半蔵自身は霊感がないため気付いていない。
お勝(CV:武井 咲)
服部半蔵配下のくノ一。諸国の妖怪と噂を調査する諜報任務を中心に活動する。若くして戦闘、諜報の腕が立ち、忍術に関しては半蔵を凌ぐほとの才覚があると言われている。徳川家康と主従関係以外のなにかがあるようだが...。
守護霊は目にも止まらぬ速さを誇る「玉兎」。
エドワード・ケリー(CV:木下 浩之)
ウィリアムから守護霊を奪った錬金術師。強大な力を秘める霊石「アムリタ」を集めるため日本で暗躍し、戦乱を起こさせることを目論む。
守護霊はケリー自身の姿を変化させることができる赤き蛇「ウロボロス」。
一万通りの死に方と一万通りのクリア方法がある「戦国死にゲー」
本作は「戦国死にゲー」と呼ばれるほどの高難易度なアクションが最大の魅力。攻撃、回避、走りなどのアクションはすべて「気力」というゲージを消費する、気力が切れると一定時間行動できなくなる。これは敵にも同じく、うまく敵の気力を消費させれば、大ダメージを与えられる一撃のチャンスが生まれる。
しかし大半の敵はこちらより攻撃範囲も攻撃力も上回っており、通常のプレイでは少しの油断や初めて見る敵で死ぬことが多く、一つのステージを何度もリトライすることになるであろう。
▲最初に遭遇するボス「怨霊鬼」。初見では苦戦必至だが、慣れれば素手でも倒せるようになる。
とはいえ、プレイヤーの装備ビルドや立ち回り次第でいくらでもクリアする方法がある。実際高難易度とされているにも関わらず、ネット上では「裸プレイ」(装備なし)の動画も多数見られる。
刀、槍、斧、鎖鎌など7種類の武器とそれぞれ上段、中段、下段の構え、そして数々な装備と様々な特性を持った守護霊、敵も自キャラも多彩な動きを持つからこそ「一万通りの死に方と一万通りのクリア方法がある」とプロデューサーが豪語できるわけだ。極端な話、時間をかけて装備を限界まで鍛えて、ゴリ押しするのもまたクリア方法の一つである。
マルチプレイで魑魅魍魎に立ち向かえ!
「死にゲー」と聞いてつい身構えてしまう人もいるが、本作はオンラインで2人プレイを楽しめる「常世同行」と「一期一会」モードが用意されている。
本作は攻防のアクションとも「気力」ゲージを消費するため、一対多の戦いは例え上級者でも苦戦を強いられる。これは逆に言うと敵も同じ、強力なボス相手でも二対一となれば挟み撃ちや遠距離から弓と火縄銃の支援などで有利に戦える。
「常世同行」では、復活のゲージが用意されてあり、誰かがやられても復活ゲージを消費することで復活できる。ゲージがなくなってさらにやられるとゲームオーバーになる。やられた仲間を手動で復活させるとゲージの消費を抑えることができるので、なるべく駆けつけて手動で復活させよう。このモードでは苦労してクリアしたステージをより楽に周回できるようになるので、ハクスラ要素を含む本作での装備集めには最適といえよう。
▲復活ゲージと仲間の体力も表示される。戦闘が終わったら落命した仲間を助けよう。
友人と一緒に挑む場合、「片方はリーチに優れるが壁に弾かれる槍、片方は攻撃範囲が狭いが小回りが利く二刀」などといった武器種でカバーし合う作戦も事前に行える。敵の行動と地の利を見抜いて作戦を立てよう。
一方、「一期一会」では復活ゲージがなくなり、どちらかが死ぬとゲームオーバーとなる。難易度を下げずにマルチプレイを楽しみたいのであればこちらを選ぼう。
逆転の一手「九十九(つくも)武器」
「仁王」ではプレイヤーに様々な加護をもたらす「守護霊」が存在している。ストーリー上でも語られる存在だが、戦闘でも大いに助けてくれる。守護霊にもレベルがあり、上げると得られる恩恵も大きくなる。後半では副守護霊を付けることも可能で、特定の組み合わせでは追加効果も発生するなど、いわゆる「ビルド」の要素を楽しめるシステムだ。
守護霊を付けた状態で敵を倒すと、九十九(つくも)ゲージを貯めることができ、これが最大になると「九十九武器」を発動することができる。発動演出中は完全無敵の上、発動後は攻撃力と攻撃範囲が大幅に上昇し、気力と体力も九十九ゲージに統合されるため、受けるダメージも消費する気力もすべて九十九ゲージで肩代わりできる。
ゲージを貯める必要があるため、いきなり発動することはできないが、ある意味「無敵」となるこの状態は本作において無類の強さを誇る。強敵との死闘では逆転の一手となり得るであろう。
アクション好きにはマストな傑作!
本作は高難易度のアクション戦闘とプレイングスキル以外でも打開できる様々な救済措置が同居しており、アクションが苦手な人でも楽しくプレイできる絶妙なバランスを持っている。
製作陣が宣言している「戦国死にゲー」につい目がいきがちだが、ダークな戦国ストーリーや妖怪と守護霊をうまく落とし込んでいる世界観も見どころ。キャラクター、装備や守護霊の育成要素も満載で、DLCを含めて軽く100時間以上楽しめる。ハクスラゲームとして見ても高い完成度を誇り、アクション好き、ハクスラ好きにはおすすめな一本である。
仁王スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-6700K |
メモリー | 6GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 970 | NVIDIA GeForce GTX 1080 |
VRAM | 4GB | 8GB |
HDD空き容量 | 80GB | 80GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 |
©2017 コーエーテクモゲームス All rights reserved.
仁王の評価・レビュー・評判(0件)
このゲームの投稿レビューはまだありません。