カウチストーム:バトルロワイヤル(Couch Storm: Battle Royale)は、Olivier Grosset-Janinが開発し、Groliver7 Studiosより2019/6/13からSteamでリリースされた、完璧な画面分割機能を持つTPSバトルロワイヤルゲームだ。
使用する武器はバズーカが基本となっているため、最初から白熱するバトルが楽しめるようになっている。上空から降りてきて、地面についたら戦闘開始となるが、意外と自由に飛行できるので、相手の隙を突けるだろう。どうやって先制攻撃で倒すのか考えながら降りてくるのは楽しい。
画面分割による視界の共有で、今までは移動して見るしかなかった他の方向からの状態を、簡単に得られるようになった。多角的な戦い方が楽しめるようになり、協力プレイが複雑さと面白さを増している。新しいバトルロワイヤルで戦いたい人におすすめのガンシューティンゲームだ!
画面を分割したことで今までとは違った展開が発生する
本作は完璧な画面縦分割機能を持つ、初めてのバトルロワイヤルゲーム。オンライン上でランダムマッチングされた50人から100人のプレイヤーと生き残りを賭けて戦い、最後の1人になることが出来れば勝利となる。
画面が分割できることで、1台のパソコンだけで友人と一緒にプレイができるようになっており、相手の状況をダイレクトにつかめる点は大きい。同じチームに振り分けられるようになるので、居場所を特定しやすく、困ったときはすぐに駆けつけられる。
音声だけでは把握しづらかったことも画面縦分割のおかげでわかりやすくなるし、同時に攻撃なども楽に行えるところが素晴らしい。
画面が切れている分だけ横方向が見づらくなってしまうように感じてしまう人もいるかも知れないが、2人で並んで歩けば、1画面で見るのと同じ程度の範囲を確保出来る。チームワークが非常に強調され重要視される点も付け加えておこう。
バトルロワイヤルゲームで重要なコトはたった1つ、生き残ることだ。それ以外のルールはどうでもいいし、関係ない。裏切りだろうと不意打ちだろうと何でもありだ。
そして、生き残るため必要なコトは強くなることではない。賢くなることだ。敵を見かけてもすぐに撃破のではなく、他のプレイヤー同士で争わせてから残った方を安全に倒すなど、作戦はたくさんある。卑怯と呼ばれてもいいので、常に安全は確保しておきたい。
そもそも、敵を銃で倒すと銃声が響いてしまう。普通の人は銃声のする場所からは離れようとするが、好戦的な人はあえて銃声のする場所へやってくる。当然、見つけられたらそこで激しい撃ち合いは避けられない。無事に倒せたとしても銃弾を消耗してしまうし、違うプレイヤーたちを引き寄せる原因にもなるだろう。たった1人を倒すために1発発射しただけで大きな銃撃戦に発展することもある。発砲は非常に危険な行為なので、くれぐれも周りの状況を確認してから行うようにしよう。
本作はマルチプレイが基本となっており、ソロでもデュオでも遊べるようになっている。1人で遊んでいるなら、自分がやられても自己責任の言葉だけで終わってしまうが、他のプレイヤーとチームを組んでいるときはそうもいかない。自分の勝手な行動がチーム全体を危機にさらしてしまう。シビアなルールだからこそ、力を合わせて生き残れたときは本当に嬉しい。友だちとやれば仲が深まるのは間違いない。
多くのゲームで使われている基本的なシステムが使われている
プレイヤーの意志で好きなところから飛び降り、戦闘がすぐに始まるシステムはもちろんのこと、時間と共に安全なエリアが小さくなる点など、本作は多くのバトルロワイヤルゲームの基本となっている部分をそのままと使用し、様々な部分にオリジナル性を持たせるような努力が随所に盛り込まれている。
中でも面白いのが最初からバズーカを備えているところだろう。アサルトライフルが多くの基本となっているバトルロワイヤルゲームでありながら、本作は強烈なバズーカが標準装備だ。さらにもう1つ強力な武器であるスカイレーザーも用意されているので、強力な武器を撃ち合うのがメイン戦闘となる。
激しい銃撃ではなく、強力な威力を持つ武器による弾幕の嵐は、撃ち合いながらも、笑いをもたらすコトが多い。ちまちまとしているのではなく、一瞬で戦いが終わってしまうので、笑いが出てしまう。
銃声よりも遙かに大きな音が周りに木霊してしまうので、一発で多くのプレイヤーたちが動き始める。隠れていても無駄なくらい響くため、発射する際には通常の銃よりも遙かに気をつけておこう。
デュオであれば、仲間と交互にバズーカを発射することで、隙なく発射し続けることができる。前面を完全に掃討してしまえるので、非常に面白い。本作だけにしかない新しい戦い方もたくさんあるので、友だちと一緒に遊ぶときは色々と試しながら、戦略の幅を広げていこう。
1台のパソコンでネットワークを使ったデュオ対戦などができるのも非常に素晴らしい。たくさんのバトルロワイヤルゲームをやってきた人なら新しい機能の多さにきっと満足するに違いない。激しい爆撃戦がかなり楽しいぞ!
現在、未完成である早期アクセス期間中
本作Couch Storm: Battle Royaleは、ソロ、デュオを含めプレイモードはしっかりとしており、グラフィックも高い完成度になっているが、現状ではまだ早期アクセス期間中になっている。完成版となるフルアクセスバーションになるのは2020年1月が予定されており、それまでは多くのプレイヤーからのフィードバックを受けて、完成に近づけていく。
早期アクセスバージョンとの違いは、リーダーボード、新しいウェポン、ファーストパーソンモードなどの新しいコンテンツなど、いくつかの機能が追加される。さらにゲーム内でのキル数や勝利数などの成功条件に基づいて、ショップにスキンなどが追加されたり、新しいマップがアンロックされていく計画もある。
現状では、1つのシングルマップと2つの強力な武器が登場する。2つのモードでパブリックベータ版になっており、ソロとスプリット付きデュオで、ハードコアでミニマルなゲームプレイができるバトルロワイヤルゲームだ。
すでに恒久的なジェットパックなどが加えられているが、フルアクセスになると、ここにたくさんの機能の追加も期待できる。値段が上がってしまう可能性も示唆されているので、興味があれば値段が安い今のうちに購入しておこう。
対応言語は英語のみになっており、今後のローカライズなどの予定は公言されていない。しかし、バトルロワイヤルというゲーム内容である以上、言葉が壁になることは少ないだろう。何をすればいいのかは明確だし、連携も簡単なコミュニケーションだけで十分に行える。
画面縦分割機能によって、本作は今までのバトルロワイヤルゲームとはまったく違った形で銃撃戦ができるようになっている。となりの画面を見ることで自分の位置からは判断できないことも見えるなど、慣れてくれば反応も大きく変わっていく。
すぐ隣りにいる相手と力を合わせることが非常に楽しく、しかも同じ方向を見ていられるのは嬉しい。生き残りを賭けて戦うガンシューティングが好きな人におすすめしたい新しいゲームだ!
Couch Storm: Battle Royaleスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 760 | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
VRAM | 2GB | 6GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 12 |
備考 | インターネット接続必須高フレームレートでのプレイを推奨 |
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