2019/3/16にSTEAMにて早期アクセス版配信開始!Station 437が手がける購入型PCゲーム!中世をイメージしたオープンワールドに降り立ってサバイバルやPvPを楽しめる新作シミュレーションゲーム!
自由に探索できるオープンワールドとクラフト・建設要素、社会概念を取り入れたゲームシステムが魅力で、サバイバルゲーム全般が好きな人、これから開発されていくゲームに参加することが好きな人にオススメ!
中世でサバイバル!
マルチプレイ専用ゲームとしてSTEAMで販売が開始された『Medieval Towns』は、中世ヨーロッパ風の世界でサバイバルとクラフト、そしてプレイヤー同士の戦いを楽しめるように開発が進められているインディー系ゲーム作品。正式版の配信開始までには1~2年ほどの開発期間がかかる予定だ。
開発を手がけるStation 437は新進気鋭のゲームデベロッパーで、2018年にはSTEAM上でホラータッチのシングルプレイ専用オープンワールドゲーム『The Man with the Dog』の早期アクセス版を発表している。本作はStation 437の2作目にして初のマルチプレイ専用オープンワールドゲームだ。
▲広大な大自然の中でサバイバル生活を行っていく新作ゲーム『Medieval Towns』。
「町」単位の大規模戦を実装予定
正式版となるフルバージョンではサバイバルシステム、対人戦システム、トレーディングシステム、建設システム、クラフトシステム、大規模戦闘システムなどが完全な形で実装される予定。つまりオープンワールド上に暮らすプレイヤーが町単位に分かれて勢力争いを繰り広げるプレイもできるらしい。
現時点で実装されているのはオープンワールドの探索と資源収集、クラフトと建築、そして他プレイヤーとの対人戦要素。資源採取・クラフト・建設については限定的なアイテムに限られ、フルリリース版よりは少ない。ただし早期アクセス版の販売価格は1520円で、フルバージョンよりは安く入手できる。
リリース以降に細かなアップデートが施されているため、今後徐々に作品が楽しさを増していく可能性は高い。インディー系ゲーム開発会社の作品が好きで、購入価格を支払って作品をプレイし、様々な意見をフィードバックすることが好きだという人にはうってつけの新作ゲームと言えるだろう。
【オススメポイント】 中世を舞台としたサバイバルが登場!
雄大な自然を探索しよう!
現在フルリリースバージョン配信に向けて鋭意開発が進められている『Medieval Towns』では、限られた範囲でありながら広いオープンワールドを自由に探索できるようになっている。道中には収集可能なクラフト用アイテムが散りばめられているので、雄大な自然を楽しみつつ探索を続けてみよう。
フルバージョンでは4つのバイオームに区切られたエリアと4つのプレイ開始地点が選べる予定。完成版では4種類の勢力が登場し、プレイヤーは任意で開始場所を選べるという仕組みになるらしい。ただしスタート時に自分の身を守る文明が構築されていないため、まずは飢えと渇きを満たして生き残る必要がある。
▲最新ゲームのハイパーリアルなグラフィックには及ばないものの、自然の雰囲気を上手く再現した描写が光る。
緑豊かな平原を望むロケーションは開放感に溢れ、日常生活の喧騒を忘れてゆったりとした気分になれる。別世界の住人として行動できる「ゲーム」の利点を大いに感じられるオープンワールドは実に魅力的だ。何が待っているか分からない世界を進んで発見や収穫を存分に楽しんでみると良いだろう。
ちなみに現時点では「サバイバル機能」そのものが実装されておらず、食料や水を手に入れてその日を生き残るプレイはできない。今後のアップデートの進捗状況によっては実装される可能性もあるので、その点を了承できる人は散策プレイを楽しめるはずだ。やれることが少ない場合は「想像力」で遊ぼう。
本作は推奨スペックが中程度に抑えられている作品で、ミドルスペックの環境を持つPCであれば問題なくプレイすることが可能。最新ゲームのスペック要求についていけずに悔しい思いをしているユーザーにもオススメできる作品だ。ストレージ容量も5GBとかなり少ないので、容量マネジメントにも優しいぞ。
【オススメポイント】 探索好きな人にオススメの新作ゲーム!
資源を集めてクラフトを楽しもう!
『Medieval Towns』の世界では「木」や「石」などの資源を採取することが可能で、それらの資源は道具や武器、そして多くのプレイヤーが共存できる「町」の建設に利用できる。ゲームを続けて多くの資源を採取し、レシピを用いて多彩なアイテムや施設を生み出していくことが本作の醍醐味だ。
ゲーム世界に降り立ったプレイヤーは「原人」に近い状態。そのままの状態ではあまりにも脆い。広大な自然を探索し、生活に役立つ資源をどんどん採取しつつ、可能な限り長生きできるような「生活様式」を生み出していくプレイが求められる。「ゼロからの出発」から成り上がるプレイが捗るぞ。
▲早期アクセス版の時点ではクラフトできる物が限られている。何が作れるか確かめてみよう。
将来的には「鍛冶場」で武器の改良などを行うシステムも実装される予定となっており、非常に興味深い。単純に生きるだけの生活を脱し、コミュニティーに所属して勢力単位の攻防戦にまで文化を進めていくという本作の計画通り、プレイヤーはやがて武装して脅威に備える文化的なプレイを行えるようになるのだ。
【オススメポイント】 クラフトで「作る」プレイが好きな人にオススメ!
社会要素を盛り込んだ新作!
『Medieval Towns』の最終的な目標は同じ世界に降り立ったプレイヤーが勢力の中で自分の生活と役割を確立し、経済システムを利用しながら生きていく「社会要素」の実装。これが完璧な状態で実装されれば、不毛なPKプレイばかりが横行するサバイバルゲームに一定の秩序がもたらされるはずだ。
本作には勢力の象徴「タウンホール」が実装される予定で、プレイヤーが支払った税金やリソースがそこに保管される。予定されている勢力同士の大規模戦はこの貴重な資源を巡るバトルになり、敵対勢力を倒せば彼らの財産を奪えるという仕組みだ。この図式が加われば連帯感とモチベーションが確保できる。
▲現時点では「城壁」「門」「監視塔」の3種類が建設可能。来るべき勢力戦のバトルに備えよう。
なお町にはNPC傭兵を雇える「居酒屋」や、攻城戦向けの兵器を製造する「工場」などが実装される予定になっている。正式版ではプレイヤー同士がNPC傭兵を従えた舞台を率いて敵陣へ突入するプレイも実現する可能性があり、大変興味深い。本作は中世の時代に各地で行われていた戦争を疑似体験できる作品なのだ。
今後の開発次第では「化ける」作品
多くのサバイバルゲームが世に出回っている現状では、他社を出し抜いて成功を収めることは非常に難しい。ユーザーの多くは「サバイバル」というジャンルに食傷気味で、何か「新鮮な要素」か「目的」を探る段階に来ている。そんな中登場した本作は、サバイバルの世界に「秩序」を形成することで差別化を狙う。
経済システムを実装することでコミュニティーは活性化し、プレイヤーは単独行動よりも共存へ目を向ける。さらに大規模戦闘が発生することによって連帯感と戦略性が生まれ、その日を生き抜くサバイバルゲームのスパイラルからは完全に脱却できる。本作はサバイバルの新たな可能性を模索する新作ゲームなのだ。
【オススメポイント】 サバイバルゲームの「新たな形」を目指す新作!
Medieval Townsスペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-4460 または AMD Ryzen 3 1200 | Intel Core i7-9700K または AMD Ryzen 7 3700X |
メモリー | 8GB RAM | 16GB RAM |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 960 または AMD Radeon R7 370 | NVIDIA GeForce GTX 1070 または AMD Radeon RX Vega 56 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 50GB | 50GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
備考 | インターネット接続環境が必要SSD推奨 |
© Station 437
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