『ポスト・スクリプトゥム(Post Scriptum)』は2018/08/10に「STEAM」にてリリースされた、FPS(一人称視点)で展開する40対40のマルチプレイで行うPvPのFPSだ。
第二次世界大戦が舞台となっており、軍事記録や歴史的資料を基に史実を正確にトレースした大規模戦闘に焦点を当てて作られている。結束、コミュニケーションやチームワークがゲーム攻略の鍵となるのだ。
1:1のスケールで忠実に再現された広大な戦場で、車両を含めた40対40のPvP戦闘が繰り広げられる。砲撃や空撃の支援など、実在する戦闘に非常に近い感覚で殺し合いが続く。戦争をリアルに体験したいプレイヤーにオススメのゲームだ!
史実をリアルに再現したオンライン専用のFPS!
本作はパブリッシャーであるOffworld Industriesが2015年にリリースした『Squad』をベースに開発されたファーストパーソンシミュレーション シューターになっている。
歴史や戦場をリアルに再現するだけでなく、戦闘における過激さや砲塔速度や装甲厚など実在する現実的な数値が割り振られているのだ。かなりリアルに近い出来になっているので、柔らかそうに見えて堅いとか非現実的な物はほとんど存在しない。現実志向の強いゲームだ。
プレイヤーは連合国であるアメリカ軍、イギリス軍かドイツ国防軍のどちらかに分れ、オランダで実際に行われた戦争『マーケットガーデン作戦』を舞台に戦闘を繰り返すことになる。
ゲームはマルチプレイのオンラインのみで行われ、シングルプレイによる練習モードのようなものは存在しない。すべてがぶっつけ本番で他のプレイヤー相手に戦わなければならないのだ。練習をしたい人には厳しいかも知れないが、操作性はかなり高いので、序盤以外は操作に戸惑って殺されることは少ないだろう。
ポスト・スクリプトゥムには3つの区分の分隊が用意されている。前線に出てメインで戦闘を行う歩兵『Infantry Section』、FOB(前哨基地)や陣地構築、補給等などの後方支援部隊である『Logistics Section』、装甲車を操る部隊を率いる『Armor Section』だ。
『Infantry Section』
多くの役職が存在するので、どれを選べば良いのか悩む人も多いだろう。
モルヒネや救急パックを持ち、回復を担当するのが衛生兵『MEDIC』。主に味方の蘇生や治療が役割となるヒーラーだ。
ライフルを持ち敵と戦う標準的な兵士『RIFLEMAN』。
相手の陣地を占領したり、敵兵の排除するなど、基本的な兵士の役割を担う。
軽機関銃を持って戦う機関銃手『MG SUPPORT』。
敵を個別に倒すのではなく、まとめて制圧するような射撃ができる。混戦になりそうな場面で大活躍するだろう。
スコープ付きの遠距離ライフルを持つ狙撃兵『MARKSMAN』。
普通のライフルでは当てにくい距離の敵を片づけるのはもちろんのこと、機関銃手を排除するのも重要な役割となる。
収束手榴弾や対戦車ロケット弾、吸着地雷を持つ対戦車兵『LIGHT AT』。対人と言うよりも対戦車兵器となる。敵の主力を破壊して戦力低下を狙おう。
ライフルグレネードを持つ擲弾兵『GRENADIER』。
隠れた敵を見つけたり、排除するのが仕事となる。固定機関銃手の排除にも役立つ。
爆薬を自在に操る工兵『SAPPER』。
敵防衛拠点やFOBの破壊工作がメインとなる。爆破に成功すれば敵の戦力をまとめて削ぐことも可能だ。
軽迫撃砲を持つ支援兵『LIGHT MORTAR』。
砲撃を担当し、援護射撃を行い戦況を優位に進められるようになる。
『Logistics Section』
この分隊はサポートがメインとなるため、直接戦闘することは求められていない。補給や陣地設営などが主な役割となるだろう。ゲームシステムを理解して戦況が読める様にならなければ活躍するのは難しい。初心者は絶対に避けるべき分隊だ。
対人地雷『Rifleman AP』、対戦車地雷『Rifleman AT』、TNT爆薬『Rifleman HE』などの兵科が揃っており、拠点や建物、幹線道路の破壊が重要となる。敵軍のMSPやFOB、陣地を破壊出来れば、味方が大きく有利になるだろう。
『Armor Section』
この分隊は装甲車の運用が主な役割になるのだが、かなりの予備知識が必要となるので、1番難しいセクションかもしれない。砲弾は貫通力が重要なので、相手の装甲を貫けないと跳弾して無駄になってしまう。
戦車ならどの部分、どの角度からの攻撃が弱いかなど、対象の弱点を知っておかないと装甲を貫けないのだ。おまけに技術的な操作も要求されるので、弱点を覚えるだけでなく、ゲームに対する慣れも必要になる。歩兵との連携が出来なければ、敵の待ち伏せであっさりとやられてしまうなど、上級者向けになっているのだ。
初心者のうちはゲームの流れや操作を覚えるためにも歩兵分隊である『Infantry Section』に入ることをオススメする。
役割は個別に色々とあるが、特別な技術や知識はほとんど必要ないので、FPSガンシューティングをやったことがあるプレイヤーならすぐに操作に慣れるはずだ。
一般職以上の分隊長や司令官にもなれる!
慣れてきたらぜひチャレンジして欲しいのが、分隊長と司令官だ。分隊長は分隊員への指示、陣地の構築、他の分隊との連携などやるべきことが一気に増えるため、初心者にはオススメ出来ない。
しかし、その分やりがいも多く、非常に楽しいので、ポスト・スクリプトゥムのイメージが大きく変わるはずだ。
さらにSECTIONからPLATOON COMMANDERに入ることで『司令官』になることもできる。司令官は1名しかなれないので、よほどの自信がなければ他のプレイヤーに譲った方が良いだろう。司令官になれば、各分隊長への指示だけでなく、近接航空支援や機銃掃射、砲兵のサポートが要請できるようになる。機会があれば司令官にも挑戦してみよう。
全世界に向けて幅広く対応したインターフェイス!
インターフェイスは英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、イタリア語に対応しており、残念なコトに日本語の対応はない。ゲームの操作的に言葉がわからなくても問題が起こることは少ないので、安心して欲しい。
たくさんの言語に対応しているため、他のプレイヤーも簡単に見つかるので、マッチングの問題もなく快適だ。
現状は40対40のマルチプレイしか出来ないが、将来的には50対50のマルチプレイを想定して開発が進められている。80人でもかなり大規模な戦闘になるが、ここにさらに20人追加されたら、どれくらい過激になるか今から楽しみだ。
戦場の兵士として、様々な役割が与えられ、自分の仕事をきちんとこなした人数が多いチームが勝つという素晴らしいシステムで、非常に連携が重要なポスト・スクリプトゥム。チームで結託して、周りと支え合って戦いに望みたい人にオススメのゲームだ!
ポスト・スクリプトゥム(Post Scriptum)スペック/動作環境
動作環境 | 必須環境 | 推奨環境 |
---|---|---|
対応OS | Windows 7 (SP1), Windows 8.1, Windows 10 (64bit) | Windows 10 (64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500K | Intel Core i7-8700K |
メモリー | 8GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 770 / AMD Radeon HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
VRAM | 2GB | 8GB |
HDD空き容量 | 35GB | 35GB |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
備考 | インターネット接続が必要 |
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